ブラック校則? 見直し? 24
校則以外にも近年は様々なルールの見直しが必要と言われている。なんでもかんでも無くせばいいという軽率な考えは危険だ。ルールや決まりが無い方が自由だと思って勘違いしている人間も多い。自由というのは限定された範囲内にしか存在しないということを知るべきだ。西欧文化が急激に日本に入ってきたとき・・・今後国際語として主流になりそうな英語を日本語に訳す作業をしていた人物がいた。福沢諭吉その人だ。中でもかなりの時間をかけて悩んだ語があった。【Freedom】だ。何事も自分の好き勝手に無秩序に行動していいと思われてはいけないと悩んだのだ。考え抜いて悩みぬいてひねり出した言葉が『自由』であった。意味は「自らをもって由となす」=「自らを行動の油する」=「自らの意志や考えを行動の理由とせよ」である。もっと簡単にいうと、「自分の考えをもとにして自分の行動を律せよ」ということになる。それができるのならルールはある程度必要ないだろう。しかしそれも知らないで「ルールは不要」だとか「自由」だとか言わせてはいけない。それをも知らない大人が多い昨今である。子供たちにそれをどう知らしめていくのかが大きな問題になっている。