|
テーマ:最近観た映画。(38972)
カテゴリ:フランス的なもろもろ
昨日行って来ました、日比谷シャンテまで。 ゴールデンウィーク中は都心は空いている、と思っていたのに映画館はほぼ満席。 ファッション専門の売れっ子カメラマン、ロマンは仕事中に倒れ、ガンが全身に転移していて手術ができない、余命は3ヶ月と医者から宣告されます。医者からは化学療法を勧められますが彼はそれを拒否、死に向かうことになるんですが…。 家族には一番大事なことを言えず(姉とはケンカしてしまうし)、恋人にも真実を打ち明けられずに一方的に別れを告げ、祖母にだけは本当のことを話す…偶然出会ったウェイトレスの不思議なお願いを聞いていったんは断ったのですが、後になって彼は…おっと、これ以上書いたらこれから見る人がつまらなくなっちゃいますね。 もうすぐ自分は死んでしまうという事にどう向き合っていいのか分からず、怒ったり絶望したりするうちに、残された時間を大事に生きていくようになる…ように私には見受けられました。 隣に座っていたおばさんが泣いてましたね。 フランス映画はアメリカ映画ほどは「分かりやすく」できていないように思います。スペクタクルもサスペンスもアクションもないし。どちらかと言うと一編の小説を読んでじんわり感動するタイプに入るような気がします。人生は複雑だから面白い、という感じでしょうか。幼いうちから詩や哲学を勉強するフランス人だからできた映画なのかも…。 そうそう、ロマンの祖母役を、ジャンヌ・モローが演じています。年取っても演技が上手い人だなぁと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年05月04日 13時18分25秒
コメント(0) | コメントを書く
[フランス的なもろもろ] カテゴリの最新記事
|