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テーマ:中東(61)
カテゴリ:オマーン
今日は暑かったですね~!日なたでとうとう50度行きました。 エアコンの効きが悪いと思ったら水漏れが・・・昨年ほどではないですが、夏はエアコンが必ず水漏れか冷却ガス切れを起こしますね 前の日記、オマーンの旅(王宮・博物館など)はこちら。 ガイドさんは背の高い、アフリカ系の面ざしをしたがっちりタイプの人でした。50歳くらいでしょうか。 運転している時も、モスクや博物館でもいろんな話をしてくれました。 オマーンで一番人気のスポーツは断トツでサッカーだけれど実はホッケーやバレーボールも好かれている、とか、今オマーンには大学が5つあるんだ、とか。
今の王様がどうやって実の父親から政権を奪取したか・・・ 現在のカブース国王のお父さん、サイード国王はかなりひどい為政者だったようです。 ガイドさんいわく: 1970年以前はとにかくひどかった。病院なんかなかったし、マスカットとサラーラに小学校が1つずつ、計2校しか学校ってものがなかったんだよ。それ以上の中学、高校、大学なんてとんでもない!教育そのものがなかった。 まるで今のサウジみたいに国が閉じてたし、宗教の縛りもきつくて、富は王様が独り占めしてたから経済的にもみんな苦しくて、どんどん人が国外に脱出して行ったね。 隣のサウジはもちろん、イエメン、UAE、イラク、遠くはアフリカのザンジバルまで、本当にたくさんのオマーン人が出て行った 現状を見かねた息子の現カブース国王が決起して、実の父親は肩に銃弾を受けて負傷、急きょロンドンの病院に運ばれたんだけど亡くなったんだ(無血クーデターじゃなかったのか)。 カブース国王は教育が大事だと考え、学校をたくさん建てて、病院も建てて、国もオープンにして、徐々に近代化を図ったんだ。それができたのは石油と天然ガスのおかげだね。
そして日本人についてはこんなことを: 観光シーズン中は日本からのお客さんもたくさん来るよ! でもどういうわけかお年寄りばかり。しかも女性が多くて。 あんた達くらいの若い人は見たことないねぇ(あの、我々そんなに若くはないんですが)。 70歳代が多くてびっくりさ。最高齢は80何歳かの女の人だったな。 確かに。私の親の世代は戦争をくぐりぬけて来ただけあってちょっとやそっとじゃーヘタらない・・・。 オマーンの今時の子供たちはひ弱でね。冬15度くらいでもう風邪をひいてすぐ寝込んで。日本人も同じじゃないか?若い連中の方がすぐ疲れたりするでしょ? 当たってます。母も義母も強い・・・祖母たちはもっと強い・・・でも私は長生きしない気がする・・・むろん頑張りたいですけど
サウジについては力が入ってました: あそこはグアンタナモだ(すごいたとえだねぇ)。 何度もサウジには行っているけれど、1度もいい印象を抱いたことはないね 空港での入国審査、ひどいじゃないかあの差別。インド人もパキスタン人も同じ人間だよ。 でっ、でも・・・サウジには聖地があるでしょう?メッカへ巡礼しには行くでしょう? ウムラ(小巡礼)だけは行ったよ。
さらにこんなニュースを話してくれました: 実はこの春にフィッシュスーク(魚市場)でサウジ人がらみの事件があってね。 魚を売っていた男性のところにサウジ人の若造が魚を買いに来たんだ。 「あれはいくら?これはいくら?」って聞くのはいいんだけど、足のつま先で魚を指し示したんだよ。 あんた達が知っているかどうかは知らんが、つま先で物を指さすなんて行儀が悪いもいいところ。 (たしか足の裏を見せるのはご法度だと聞いたことが・・・だからサウジ人は足の裏が見えないようにあぐらをかいたり正座をしています) 当然店主はムッとしてその若造に注意をした。その態度は良くないよってね。 ところが奴は態度を改めるどころか店主をバカにしたようにつま先を使い続けたんだ とうとう店のおやじさん怒ってしまってその若造につかみかかって、周りでこの様子を見ていた連中も加勢してその若造をボコボコにしちゃったんだよあれまー乱暴な 当然病院送りになって、2~3カ月入ってたらしい 騒ぎを聞きつけて警察が飛んできたけれど、スークの連中は「詳しいことは知らないね」ってみんなシラを切ってたそうだ。
だからサウジ人は国を出ると暴走するというか、狂っちゃうんだよ。ちょっとかわいそうだけどね。
しかしそのニュースは知りませんでした。春は日本にいて新聞どころじゃなかったですし。
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