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テーマ:サウジアラビア生活(614)
カテゴリ:サウジアラビア
だいぶ前の事になってしまいますが、こんな英文記事がありました・・・ サウジの空港における入国審査のひどさは1度経験したら忘れられません。
パスポートを’ピッ’と読みとってもらってスイスイ通れます
同じくらいスイスイ通れます
なので、ダンナは必ず私を伴って旅行に行きます なぜなら女性連れの方が帰りのサウジ入国審査が格段に早いから 男性1人だと断然待ち時間が違うそうです。 ちなみに日本からの出張者の方で3時間以上待たされた男性がいました 私は待ったなーと思っても1時間以上並んだ事はなく・・・女性でよかったぁ~
出稼ぎ労働者の皆さん
我々が入国審査の場所にたどり着いたらパキスタン人男性達が渦を巻いてまして。 しまったーっ、パキスタンエアーの後に到着かこりゃー初の2時間以上待ちかも?! と、気が遠くなりました。
ところが: 係員は「ファミリーはこっち!」と、同じ飛行機に乗っていた西洋人やビジネスマンを、 (これがだいたい右から3列目なので、日本からの出張者はスーツを着てここに並ぶと良いでしょう) おかげさまで30分くらいで我々夫婦は入国審査を終えてしまったのですが・・・ 何列にもなって並んでいるパキスタン人男性達を観察していると ・係官が突然席をはずしてどこかに行ってしまって帰って来ない 目も当てられません 待っている列はたっくさんあるのに、係官がいたのはたった3ブース。
パキスタン人はあっちだ! 全員かよ?(←頑張って怒ってます) おお、全員だ!さっさと向こうの列に並べっ! まさに問答無用ここは監獄か?状態。下手に抗議したら拘留されそうな勢いです
ダンナがボソッと一言: まるで奴隷扱いだな。彼らがいなかったらサウジ人は生きて行けないくせに
入国審査も一筋縄ではいかないのがよく分かります。 たくさんの書類を前に押し問答、審査というより警察の取調べのよう。 同じイスラム教徒でしょうに? サウジに戻って来るたびに感じる、何ともやるせない、腹立たしくてむなしい光景です
いつだったか、英語が全然できないインド人から身ぶり手ぶりで入国カードと小さな書類の代筆を飛行機の中で頼まれた事がありました。 頼みやすそうなオーラ(?)が出ていたようです。 彼のパスポートを見ながら番号や有効期限を書いたのですが、頼まれた書類には奥さんの名前を書く欄が・・・ え、妻の名前?私この人の奥さんの名前知らないし。 言葉が全く通じないからどう聞いていいのかもわからないし。 どーしよー? と、パスポートをペラペラめくってみたら、なんと奥さんの名前も生年月日も宗教(ヒンズー)もありました。 しかもパスポートの発行場所が・・・サウジ。それも何度もサウジで更新された形跡が。 ええっ!このおじさんヘビーリピーターじゃない! でも英語もアラビア語も分からないのか。 まぁ分からなくてもサウジでは働けるけどさ・・・ 毎回誰かに代筆を頼んで、入国審査官と全く会話にならない会話(?)で切り抜けているのね。 ひたすら5、6時間待って、待って、待って、係官にののしられながら入国するのでしょう。
故郷にロクな職がなくて、生きていくためにやむにやまれずサウジに来てるんだろな・・・
週末(木曜&金曜日)、出稼ぎの皆さんは買物や仕送りのため下町のバトハに繰り出します。
でもそんな出稼ぎな皆様に少々ムッとする事も。 男女問わず手荷物多すぎ!それ全部機内に持ち込む気かいっ?! 第一ペンチとかドライバーとか、大工道具を機内持ち込みにしようなんて無理だよ 並ぶ時もぐいぐい押すし割り込むし。 それくらい遠慮のない態度じゃないと何もできやしないのは昔の中国で経験済みでしたが、心が貧困になっているようでいい気分ではありませんでしたね
で・・・ 冒頭に挙げた英文記事ですが、コメントの多さに驚きつつも、たくさんの人がサウジの入国審査に憤っているんだなと感じました。 少しは改善されるといいんだけど。
でも王族は王族専用ターミナルしか使わないから、やって来る外国人がどうなってるかなんて
蛇足:
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