カテゴリ:SF
諸事情で、またもや古いSF映画を観た(^o^)/
アリです、アリ。 それはこの映画(^-^)b 「フェイズIV 戦慄!昆虫パニック Phase IV」(1974 米) 劇場未公開 でもTVで何度も放映されたので、ご存知の方は多いはず。 レンタルはビデオだけなので、もう無いかも。 (^_^;) ご参考(TV放映時のタイトル) 「戦慄!昆虫パニック/砂漠の殺人生物大襲来」 「昆虫パニック」 「SF超頭脳アリの王国・砂漠の殺人生物」 監督:ソウル・バス 出演:ナイジェル・ダベンポート マイケル・マーフィー リン・フレデリック 「どんな話?」 天体の異常現象は一見地球には影響がなかったかに見えたが、実は思いもよらない結果を生んでいた。アリたちの闘争が極端に少なくなったことに気付いた生物学者はその調査に出かけ、軍の暗号専門家が研究助手を務めることになった。アリゾナの砂漠に施設を設置し、2人は近くの巨大な蟻塚を調査するが成果はなし。かえって蟻塚を破壊してしまう。その行為がアリを… なんたるへっぽこタイトル! 全然内容と違う! 全然全くこれっぽっちもモンスターパニック映画じゃない! o(`ω´*)o どちらかと言うと、ファーストコンタクトもの。 宇宙人との最初の接触に失敗して争いが始まってしまうのと同じ内容だ。 バグズと人類、バック・フランと地球人の物語のように、異文化、異文明衝突SFとしてみればなかなか楽しめるので、ファースト・コンタクトもののSFに興味のある人は観て損はないと思う。 監督のバスさんは、ヒッチコック監督の「サイコ」のタイトルバックで映画ファンには有名な世界的デザイナー。 本作も、ところどころ凝った映像が出て来るので音楽と併せてかなりセンスの良い印象的なシーンを見られる。そのあたりに興味がある人は必見かも。 (´ε`) 主要登場人物は3人だし、舞台はアリゾナの片田舎、相手はアリなので一見小さい話に思える。でも実は、「人類」と「他種族」との関係を扱った、人類の未来に関わるスケールの大きな大きな大きなお話だ。 と思う。 (o ̄▽ ̄o) 人類代表としての研究者とアリの攻防戦は面白い。 仮設だけど、当時最新の設備を揃えた未来的な研究施設をアリたちが攻める構図だ。 人間が殺虫剤を使えば、耐性を持つアリが登場。 アリたちが日光の反射で施設を熱攻めにすると、人間は音波の共振を利用して破壊する。 ここらの知能戦は見ごたえがあるので、少々テンポが悪いのが惜しいなぁ。 (>_<) 映画の冒頭が「フェイズI」。 天文現象によるアリたちの変化だ。 「フェイズII」でアリと人間の争いが始まり、エスカレートすることで「フェイズIII」に突入。 ラストで「フェイズIV」という新局面に入るって展開だ。 朝日と共に始まる新しい世界。 かなりカッコいいラストシーンだった。 フェイズVやらVIを見てみたいなぁ。 (´ε`) オススメできる○:SF映画ファン オススメしない×:モンスター映画ファン 押していただければ励みになります お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年01月15日 18時58分47秒
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