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はりきっていこう(^o^)/

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2008年12月24日
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カテゴリ:SF


80年代はCGなんてものがないので、特殊撮影と言えば光学的なもの。

今ではCGも含めて総合的にVFX(視覚効果)と呼ばれているけれど、80年代はSFX(特殊効果)って言葉がようやく一般にも使われ出した程度だ。

ミニチュア、実物大モデル、アニマトロニクス等の物理的機械的なものと、ブルーバック、マットペインティング、スクリーン・プロセス、スリット・スキャン、ロト・スコープ等映像的なものの技術が完成したのが70年代後半。80年代はそういった光学的特撮が頂点を極めた時代だった。

私の好きなモデル・アニメ(=ストップモーション)も、モーション・コントロールカメラとの組み合わせで、S.W.では"ゴー・モーション"と呼ばれるまで進化した。

モデル・アニメは「アルゴ探検隊の大冒険」(1963)でピークに達した感があって、18年後でもほとんど変化なし。
「アルゴ」は以前記事にしたから、今回はモデル・アニメの有終の美を飾る映画。

それはこの映画(^-^)b


「タイタンの戦い Clash of The Titans」(1981 米)

今なら絶対「クラッシュ・オブ・タイタン」(定冠詞なし)ってタイトルだろうな。
(^_^;)

監督:デズモンド・デイビス
制作:レイ・ハリーハウゼン、他
特撮:レイ・ハリーハウゼン
出演:ハリー・ハムリン ローレンス・オリビエ バージェス・メレディス クレア・ブルーム マギー・スミス ウルスラ・アンドレス ジュディ・バウカー

エラい豪華キャストなことに、書いてて気づいた。


「どんな話?」
は長くなるからカット。

ギリシャ神話の英雄、ペルセウスの恋と冒険を描いたファンタジーだ。
(^_^)b

見所はもちろんハリーハウゼンさんのモデル・アニメ。
本作は彼の最終作でもある。

「S.W.」「未知との遭遇」「エイリアン」「スーパーマン」の公開後なのに、それらと比べると映像的には見劣りするし展開ものんびりしている。言わば、遅れてやってきた真打。

でも、なんとなく味があって私は大好きだ。
(^o^)/

TVで何度も放映してるのでほとんどの人が観たことがあると思うけど、あらためてキチンと観る価値はあるかもよ。
興味があればどうぞ。
(^-^)b


「アルゴ」や「シンドバッド」に比べると登場人物のキャラが弱いのは残念。
でもクリーチャーは秀逸だ。

巨大サソリ、ペガサス、双頭の狼、クラーケン。
中でもメデューサは怖い。
(>_<)

「ハムナプトラ」のロック様(現ドゥウェイン・ジョンソン)には笑ってしまうけど、メデューサの登場シーン、盾に映った顔はホントに怖い。子供なら泣いちゃうかも。
(`▽´)
見ごたえもあるし、モデルアニメの完成形だと思う。

残念ながらミニチュアがしょぼ過ぎてバランスが悪い。洪水シーンはTVレベルだなぁ。
(´ε`)


全能の神ゼウスを筆頭に、ヘラ、テティス、アテナ、アフロディーテたち、神様の身勝手さには爆笑&激怒。

確かにギリシャ、ローマ神話に限らず神様のおかげで世界中の人間はエラい迷惑をこうむってるのは確かだけど、あらためて映画で観るとさらに大笑いだ。
(o ̄▽ ̄o)

コスチュームと同じく下半身はユルいし、嫉妬深い。人間臭過ぎ。


主役のハムリンさんが私のタイプじゃないのが辛いけど、モデルアニメに興味がある人は必見の映画だと思う。



オススメできる○:モデル・アニメのファン、スローライフを目指している人
オススメしない×:小さい子供


ずいぶん前から何度もリメイクの噂を聞くけれど、そのたびに監督候補が代わってて笑ってしまった。
今は誰なんだろう。
(´ε`)


余談

当時の雑誌には自主制作のモデル・アニメも紹介されている。

撮影はともかくモデルの製作にはいろいろ苦労したみたいで、例えば骨組みのボールジョイントは高いから針金。何回か動かすと、ポキリ。
外皮はシリコンゴムがイイんだけど、それ用の塗料が手に入らない。普通の塗料を無理やり使うと、ちょっと動かしただけでポロポロ剥がれる。

で、どうするかと言うと、要は1コマが撮影できればイイんだから、1コマ撮っては塗る、撮っては塗るを繰り返したらしい。

とにかく映像が出来上がれば映画が出来るのだから、映っていないもの、フレームの外に何があろうとかまわないって割り切ってる。
その発想や工夫は読んでいて楽しいし嬉しくなってしまう。

CG全盛、撮りだめたデータさえあれば役者さんの死後でも新作ができそうな昨今、古い映画を観ながらそんなことを思ってしまった。


余談2

神様が全員白人なのに、何の疑問も感じないのは我ながらイカンよなぁ。
ものすごい「刷り込み」。
(「黒いアテナ」参照)

人種を超越できていない時代に考えられた神様だから仕方ないけど、なんだかなぁ。
(^_^;)





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最終更新日  2009年01月08日 02時27分19秒
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