カテゴリ:SF
ご存知の通り、ハリウッドではリメイクが大流行りだ。
それなのに、とんと噂をきかないのがこの映画(^o^)/ 「世界が燃えつきる日 Survival Run」(1977 米) 『核戦争は地球と大気圏を完全に破壊した!』 『驚異の新サウンドと衝撃の色彩で見せる恐怖のSFアドベンチャー巨編!』 監督:ジャック・スマイト 原作:ロジャー・ゼラズニイ 音楽:ジェリー・ゴールドスミス 出演:ジャン・マイケル・ヴィンセント ジョージ・ペパード ドミニク・サンダ もし77年5月公開の「S.W.」がヒットしなかったら、恐ろしいことに20世紀FOXは本作をSF超大作として77年の目玉にするつもりだったらしい。(´ε`)(本作は9月公開) 邦題はカッコイイ(^-^)b 「どんな話?」 第3次世界大戦が勃発し、放射能汚染と地軸のずれにより全世界が廃墟と化した。アリゾナの空軍ミサイル基地の隊員たちは生き残っていたが、基地が焼失。唯一電波を発しているオールバニーに向かうことになる。特殊装甲車「ランドマスター」2台に分乗した4人だったが、出発早々砂嵐のため1台大破、1名が死亡してしまう。果たして彼らはオールバニーにたどりつけるのか?そして待ち受けるのは? ちゃちなCGを多用した空と異様な色彩の映像のせいで観ていて非常に疲れる映画( -.-) =з 原作は終末SFの古典「地獄のハイウェイ」。核戦争後の北米大陸でかろうじて生存者が確認されているのがカリフォルニアとボストン。ボストンにペストが流行し、そのままでは全滅してしまうのでカリフォルニアから特殊装甲車で薬を届けるという話。主人公のキャラも良くて、スゴく面白いSFだ(^_^)b ところが、その映画化なのに目的から変えてしまっている。 当時の終末SF映画らしく巨大サソリや人喰いゴキブリに襲われるけれど、その特撮がものスゴくちゃちい。実物との合成丸分かり(わはははは(≧∇≦)) 役者さんが可哀想なくらいだ(T_T) 制作費30万ドルの「ランドマスター」は確かにデカイし迫力はある。でも良く分からないけど、あんな三角形に並んだ車輪が凸凹の荒野に有効なの? 1台は早々に壊れるし(わはははは(≧∇≦)) いくらSFといえど地軸があっちこっちへは行かないよ(うははははは(≧∇≦)) クライマックスの大津波が子供の水遊びみたいなのは何とかならなかったのかなぁ(わははははは(≧∇≦)) ストーリーは大した盛り上がりも無く、平坦な(!)道をひたすらランドマスターが走るシーンだけが印象に残った。 おっ、なぜか最後の木々の緑がやたら眼に染みる。ひょっとしてこれを狙っての極彩色な映像だったのか!?マジで?Σ( ̄□ ̄ まぁ、スタッフにSFマインド(センス・オブ・ワンダー)が無いとこうなってしまう見本のような映画だった。 オススメできる○:「ランドマスター」ファン、70年代のチープな特撮に興味がある人 オススメしない×:最近のCGによるVFXを当然と思っている人、SF小説ファン それにしても放射能ってホントに巨大化するのか?(^_^;) しかもなぜ昆虫ばかり? (サンダとガイラは除く(`▽´)) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年01月09日 12時25分07秒
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