テーマ:おすすめ映画(4023)
カテゴリ:バカ
誠に申し訳ありません 私は「スター・トレック」(特にボイジャー)が大好きなので、チラっとパロディだというウワサを聞いたばかりに、「またバカにしてるんだろう、ケッ」と完全無視、全くスルーしてました。 でもブロガーさんの評判もいいし、友に薦められたこともあってようやく観ました。 … もっと早く観るべきだった~ 大 後 悔 !! 「ギャラクシー・クエスト Galaxy Quest」(1999 米) 『Never Giveup! Never Surrender!』 監督:ディーン・パリソット 出演:ティム・アレン シガニー・ウィーバー アラン・リックマン トニー・シャローブ サム・ロックウェル ダリル・ミッチェル 「スター・トレック」のパロディ満載のSFコメディ。(ではおさまらない映画) 「どんな話?」 放送終了から20年経ったSF・TVドラマ「ギャラクシー・クエスト」は今でも熱烈なファンが多く、今日もイベントが開かれているが出演する当時の役者たちはまったくやる気が無い。そこに宇宙からやって来たと言う妙な4人組が現れ、尊敬する艦長に助けて欲しいと艦長役のジェイソンに申し出る。始めは相手にしなかったのだが、実際に宇宙に連れ出されてしまった彼は一旦地球に戻り、クルー役の役者たちも強引に巻き込んでしまう。なんと宇宙人たちは進んだ科学力でTVのセットをそのままに本物の宇宙船・通信機等を作り上げていた。しかも"嘘"をしらない異星人たちはTVドラマを本物と信じており、役者たちに悪い異星人と戦って欲しいのだった。 どうする すご~く面白い 娯楽映画の見本にしてもいい。B・C級と言う表現を使うなら特A級の娯楽映画 宇宙船・異星人・「バカ」っぽい設定なのでいかにもB級という感じだが、ストーリーを含めていたって真剣に丁寧に作ってある。 宇宙船とそのセット、CG等にもかなりの制作費がかかっているようだ。 カルト的な人気の過去のSF・TVドラマのファンの集いにゲストとして出演するクルー役の役者たちはもう嫌気がさしている。唯一艦長だけがノリノリだがいずれにしても過去の栄光にしがみついているだけ。ファンもマニア・おたくばかり。 言うなれば「ダメ人間」大集合って感じ すごくテンションの低い始まり方だ。 出てくる異星人(サーミアン人)も、やけに腰が低いのが笑えるがホントに面白いのかと心配。 ところがその艦長のせいでサーミアン人の基地に全員集合してからが眼が離せなくなった。 テンションが低いところからどんどん上がっていくし、マイナスがあれよあれよという間にプラスに転じていくのはかなり爽快。好印象 テンポもいいし、勧善懲悪・自己発見・ダメ人間再生のストーリーが感動につながっているのかな? そう、ラストでは結構盛り上がって感動してしまった コメディ・タッチが功を奏して嫌味や押し付けがましさを全く感じないし、観終わった後すがすがしい気分になれる。思わず微笑んでしまう感じ。 ちょうど「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に似て、万人に愛されるべき映画だ。 久々にマニアだけでなく大勢の人に見てもらいたいと思った。 アレンさんは役柄通りノリノリの艦長、ウィーバーさんは若作りしたセクシーな大根役者(撮影時50歳!ホント、ビックリ!)、リックマンさんは「トカゲあたま」をそれぞれ見事に演じている。一人なじんでいる機関主任役のシャローブさん、自分でエンジン始動したくせにその音に驚くミッチェルさんにもニヤニヤしてしまった。 スター・トレックファンなら細かい所や、楽しめるシーンは多いが、全く知らなくても問題ない 「弱いものを助け、理不尽なことには断固立ち向かう正義」という普遍的なテーマを正攻法で描いた人間賛歌なので、素直に観れば必ず楽しめること間違いなし。 オススメします たまにこんな映画を作るから、やっぱりハリウッドはあなどれない もちろんマニアも満足できるくらい細部にも手を抜いていないよ。「おたくも」大活躍するし リックマンさんは最後まで「かぶりもの」を取らなかったなぁ オススメできる:忘れていた何かを思い出したい人、カップル、家族 オススメしない:ハッピーエンドが嫌いな人 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年01月03日 13時13分10秒
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