流山市のケリ観察記
流山市と野田市の境界の水田地帯にケリの姿を探しに出かけました。物流団地の建設が進行中で隣接する水田地帯も売却されることとなり、二番穂が刈られることなく放置されています。いつもの年でしたら年明けのこの時期耕起され、田んぼにツグミ、カシラダカ、ホオジロ、アオジ、タヒバリ、サギ類、チョウゲンボウ、ノスリといった鳥たちの姿が目立つのですが、姿をまったく見かけません。今日、現地を探索した結果では、限られたツグミ、スズメ、ケリの姿、上空を飛翔するオオタカの姿を認めただけでした。かつて、1992年から1998年にかけては最大25羽、平均16羽ものケリが越冬し、1998年繁殖期に隣接する野田市の水田でケリが繁殖したフィールドはひっそりと姿を消そうとしています。(写真)2023年1月6日撮影