手賀沼沿岸のサシバとサギの観察記
手賀沼沿岸ではサシバが飛来している谷津田が複数あります。このうち、餌さがしで止まる場所が最も多いエリアを訪ねました。到着直後、すでに電柱のてっぺんに成鳥雄の姿があり、田んぼに視線を向けていました。草丈がまだ低いので、カエルや小動物の動きを目で追いかけてしました。小首をかしげる表情に愛らしさを感じます。最終的には田んぼに降り立ち餌を捕食し、巣のある林に移動していきました。しばらく待機していると、さっきとは違う電線にとまり、餌の動きをリサーチ。動きを察知すると素早く移動し捕獲。今度は、自分のための餌だったようで、電信柱の上に移動しパッと一飲み。これから草丈が高くなると、採食場所が谷津田から林縁部など変化していきます。また、斜面林に餌動物が登場し、捕獲する光景を目撃できるので楽しみです。帰り道、沿岸の水田地帯でダイサギ、チュウサギ、コサギの姿を発見。ダイサギは眼先が緑青色に対して、チュウサギは眼先は黄色。また、頸はチュウサギのほうが短いなどのポイントを楽しみました。(写真)2024年5月22日撮影