おはようツミ2024年観察記(22)幼鳥が連携してセミを追い詰め捕獲
幼鳥4羽が誕生し52日が経過しました。23日に林を訪ねた折、幼鳥4羽が営巣木を離れアブラゼミの捕獲をスタート。親鳥が餌を運搬してくる回数が減り、自分たちで狩りをせざるを得なくなりました。観察していると、4羽のフォーメーションが見事です。体の大きい2羽が上空を飛翔してきたセミを林の中に追い詰め、体の小さな幼鳥2羽が捕獲しています。捕獲した光景を見ていると、とったぞと木の幹に止まり誇らしげな表情を見せた後、セミの羽部分を解体し、胴体を食べるという段取りです。たまに失敗して頭だけ食べて地面に落下させてしまうことがあったり、いろいろな光景に遭遇します。アブラゼミはどんな栄養があるのかを調べてみると、脂質量、ミネラル分が多く、ナトリウム、マグネシウム、ケイ素、リン、カリウム、カルシウム、鉄分などを含むことがわかりました。栄養価で一番近いのが桜エビ(脂質4.0%)ですが、脂質は9.05%あるそうで、スナック菓子程度と思っていた私の不勉強さを反省。(写真)一枚目、二枚目2024年7月27日撮影セミを捕獲した光景、三枚目:2020年8月9日、四枚目・五枚目2010年7月25日、六枚目:2022年8月4日いずれも柏市内で撮影、セミの食痕、七枚目2022年7月20日、八枚目2023年7月25日柏市内で撮影