アルザス ゲヴェルツトラミネール・ヴィエイユ・ヴィーニュ2013 ルールマン
アルザス ゲヴェルツトラミネール・ヴィエイユ・ヴィーニュ2013 Gewurztraminer VV ルールマン Ruhlmann ゲヴェルツトラミネール100% ヴァット樽熟成 アルコール分13% 輸入:コストコホールセールジャパン株式会社 購入価格:1180円色は薄い金色。香りはライチ、シロップ、沈丁花、オレンジ、オリーブオイル?ビスケット?味は甘味と苦味。余韻に薄い苦味と薄く酸味を伴う甘味。おお、これはまさしくゲヴェルツの香り。味も甘味をメインに据え、苦味が底を控えめに支える。オレンジの香りと余韻で酸味の雰囲気も出す。ライチと白系花の香りがハッキリと出ており、味の甘味も明快。味自体は厚みに欠けるが、そこは飲み易さを軽快な甘味に乗せた万人向けのワインと思える。香りの内容が品種の特徴どストレートで、その意味では面白さが有った。間違ってもシャルドネやソーヴィニヨンとは言わないだろうけど、間違えたらヴィオニエって言っちゃうかもw。甘味の感覚は目立ってるが、酸味の感覚が弱く、どうしても薄さと安っぽさが出る。特に温度が上がってくると徐々に苦味の出方がしつこくなり、バランスが崩れてくる。酸の弱い白ワインには共通の弱点だな。底も天井もすぐ見える感じ。冷温キープ推奨。正直、甘味も苦味も張りがユル過ぎて、ヌベっとだらしなく拡がり易い傾向は有るのだが、ガブ飲みワインとしては冷えた状態でサッと飲めば大した問題にならない。コップに氷入れて飲んでもそれなりの美味さと思う。とにかくガッチリ冷やして一気に飲む、味よりも 楽しみ処はまず香り。厚みに欠けるワインなので、旨味が豊富な食材と合わせたい。香りと甘味感だけは強いので、シーフードの塩レモン炒めや、チーズ多めのトマトピザやラザニア等。濃い味の食材を用いつつ、酸味の補填が出来れば理想。値段相応。「白ワイン」よりも、「アルザス」の「ゲヴェルツトラミネールワイン」が飲みたい(と目的を持った)人向け。それならば、1200円弱で充分納得いく。