オーメドック・クリュ・ブルジョワ シャトー・ペイル・ルバート2008《2本目》 ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト(ラフィット)
ボルドー オーメドック・クリュ・ブルジョワ シャトー・ペイル・ルバート2008《2本目》 Chateau Peyre-Lebade ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト(ラフィット) Domaine Barons de Rothschild (Lafite) メルロー65~75%、カベルネソーヴィニヨン15~25%、カベルネフラン10% 樽熟成12~16ヶ月 アルコール分12.5% 輸入:株式会社ファインズ 購入価格:1990円(アウトレット品)色はやや濃い赤紫。香りはカカオ、杉、ブラックベリー、インク、チョコレート、革、炭?味は酸味と薄い渋味。余韻に薄い酸味と薄い苦味。2012年時と比べて 順調に熟成の方向に向かってるが、弱体化してるとも言える。基本的には綺麗な流れで、渋味は落ち着き、酸味が主張する。渋味が落ちた分だけ果実感が伸びてて、面白さはそれなりに。余韻の酸味が思った以上に味の酸味を強調。サラっと口内を流れる中で、渋味の代わりに酸が伸びる。60分以上の時間経過でも味と香りは変化無し。欠点を特に言うなら、濃さや重さが頼りなく、勢いに欠ける。自分の経験的には、経年熟成というよりも完全にヴィンテージの特徴。余韻の酸味と苦味がややしつこく感じられ、ボリューム感の欠片と思うが、熟成感を削ってるかな!?総合的には、割と普通の(半端に経年した)オーメドックワイン。渋味と香りの厚みに因る長所が分かるが、酸味の浅さの短所も同じ位伸びてる。これは寿命が読めないな。良年だとすごくしっかりした骨格を持ったワインになるのだが、普通年だとどうしても並以下のワインになる。甘味と苦味が同時に味わえる料理が望ましい。アブラは必要ではなく、酸味を活かせる方向のものを。強めに焼いたハンバーグとか。値段相応。約2000円前後のオーメドックとしては、程々に向上が見られる。ただ、年を経たからと言って、特に注目する様なワインではない。400ml強残しで次の日。(抜栓20時間経過)香りは初日と大差無し。味は薄い酸味と甘味。余韻に薄い苦味と甘味を伴う薄い酸味。お、初日に目立ってた酸味が落ち着き、甘味が出る様になった。渋味らしい渋味はもうほとんど出ず、落ち着いた酸と薄い甘味が綺麗に出る。これなら結構好印象を感じられる。この味ならボリューム感は要らない。静かにゆっくり飲んでればいい。2日目のメドックによくあるコーヒーっぽい感覚も少なく、きちんとワインの雰囲気を持ったまま。香り出力は落ちたが、初日の香りが立派だったわけでも強かったわけでもないし、これは問題無い。強い味が出ないのなら、無理をせず大人しい味の良さを送り出し、味構成を上手く整えている。2日目を飲むと、初日はバランスがおかしかった事、このボトルの本来の扱い方 を理解出来た感じ。2日目も値段相応。だが初日よりも確実に良くなった。良年と平年とでは毛色が変わるから、楽しみ方が違ってくるのだろう。今回の件で、このワインとの付き合い方wが少し分かった気分。そもそも前回(2012年に)飲んだ時も2日目の味を好評価していたので、これがこのワインの特徴だな。前日抜栓推奨。★楽天検索 シャトー ペイル ルバート★楽天扱い約5件 2408円~2700円 平均2600円前後値上がり幅はまだ大人しい部類かな。2300円が一つの壁と思うが、バックヴィンテージでもなければ2500円を超えるとちょっと手を伸ばしにくくなる。ボルドーでも最メジャーwの作り手による品質保証代も込みだろう。