|
テーマ:映画館で観た映画(8352)
カテゴリ:邦画(05・06)
さて、盆休みだ。
仕事のことは忘れて、携帯が鳴らない事を祈りつつ、 一日中涼しいところにいた。 子供だましという説と、 傑作だ、という説が入り乱れている 『妖怪大戦争』をやはりチェックすることにした。 カップルやら、子供連れやら、熟年夫婦やら、 いろんなタイプが見に来ているが、 中年ひとりというのは私だけか(^^;) 愉しめた~(^^) 神木隆之介君はかわいいし、 大人も楽しめるパンチラサービスはあるし(^^;) 何より妖怪が人間に擦り寄ってはいない、 さすが妖怪の大御所たちが関わっているだけあり、 妖怪に対する愛が感じられた。 以下ネタバレモード。(反転してね) 加藤保憲の目的ならある程度は達したのかもしれない。 あれなら、ほぼ帝都は消滅したのだから。 妖怪たちは『勝った、勝った』『祭りは終わった』 といって帰っていったのだけど、 実際はいったい何十万人の人間たちが死んだのだろうか。 それは見事に省略する。 いろんなところに おごる人間たちに対する警告がちりばめられていて、 私などは大変面白かった。 曰く 『過去を知らなければ未来はない』 『復讐するのは人間だから、私は人間ほど落ちぶれたくはない』 そして最後の水木しげる御大将の含蓄ある言葉 『戦争は……』 良く分からなかったのは、 加藤はどうして アギを拒んだのだろう。 台詞がよく聞き取れなかった。 アギとはどういう妖怪なのだろう。 傑作です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[邦画(05・06)] カテゴリの最新記事
TBどうもでごあす!
ちなみに荒俣センセイの設定によるとアギは 1/日本ができたときに移住民だった人たちが 一つのシステムに組み入れられた時の 一群の職や技能をもった女性。 大和の民族ではなく、フリーな存在なので 妖怪は<仲間じゃないか>と言っていた 2/アギはもともとは巫女だった <鳥刺し>というのは<飛んでいる魂>、 そんな霊的なパワーがあるので 大天狗とっつかまえるコトもできた ということだそうで、、 3/加藤がアギをスカウトしたのでなく、 アギが加藤を選んだ、、 そうで、 加藤がアギを拒んだのは 「愛するという感情は不純なので 邪魔である」 だそうです、、 <仕事>と<恋愛>は別! ってコトですね、、 のこと。 (2005年08月13日 14時11分11秒)
どうもこんばんは~^^
なかなか面白い映画でしたよね。妖怪への愛、感じましたよ~w ばってん荒川さんの解説でアギのことも良くわかりました。どうもありがとうございます。 (2005年08月13日 22時51分06秒)
ぱってん荒川@CINEMADさん
>ちなみに荒俣センセイの設定によるとアギは ありがとうございますっ!! 特に二番目の『巫女』という説明に 『なるほど』と思いました。 考古学で弥生時代まで良く出てくるのが、 鳥を形とった『依代』です。 奈良・平安の政権はそれらの巫女を 捨てるか殺したかしたのでしょう。 だからそれ以降鳥の遺物は出ることはない。 その人たちの成れの果てなら、 加藤に同調するのも分かるし、 大天狗より強いのも分かります。 >加藤がアギを拒んだのは >「愛するという感情は不純なので > 邪魔である」 >だそうです、、 ><仕事>と<恋愛>は別! >ってコトですね、、 なるほど~永遠の課題ですね。 ただ、加藤の場合はいったん結婚の約束しながら 直前妻の元に戻る不倫夫のようなやつ。 男としては『ちゃんと責任取れよ』とは言いたい。 >kaoritalyさん ご訪問ありがとうございます。 「大戦争」といいながら「戦争をしない」 意外感が私としてはツボでした。 (2005年08月13日 23時33分19秒)
たんたんざくらさん
>ご訪問&TBありがとうございました。 >なるほど、奥が深いんですね…。 >勉強になりました。(*^_^*) ----- こんにちは。 親としてはやっぱり主人公が大活躍して、 悪を倒す勧善懲悪が分かりやすくていいかもしれませんが、 子供はもっと自由に見るんですね。 それこそ、「妖怪」の世界です。 変な妖怪ではなかったら、 「お友達」としてつき合わせてやってもいいのでは。 (2005年08月14日 01時52分51秒)
初めまして、みずさわ慶希と申します。
私はこの映画…妖怪映画としては大・大・大不満!! です。 理由は「妖怪がメインじゃない」から。これでは妖怪映画ではなく、単なる“妖怪も出てくる冒険映画”です。 妖怪に思い入れのない方々はさほど気にならないかもしれませんが、水木しげるの妖怪本を20冊以上持ってる私には、フラストレーションの溜まる映画でした。 もっと次から次へといろんな妖怪が立て続けに画面に出てきて、好き勝手やって好き勝手にしゃべって…という場面を期待してましたが、ほとんどなかったですねえ。 私的には、 〈捕らえられた百目と小鬼が抱き合って泣いている隣で、スネコスリと一本ダタラが会話(?)するシーン〉 〈機怪軍団に対し、山童・青坊主・瀬戸大将らが吹っ飛ばされたり走ってコケたり突撃してコナゴナに割られたりするシーン〉 この2つのシーンに一番“妖怪映画らしさ”を感じました。この2シーンが一番“妖怪がメイン”になってたように思えました。 次回作があるなら、人間は脇に置いて、妖怪を主人公にして欲しいです。 (2005年08月14日 21時17分23秒)
みずさわ慶希さん
こんにちは。ようこそいらっしゃいました。 >私はこの映画…妖怪映画としては大・大・大不満!! です。 >理由は「妖怪がメインじゃない」から。これでは妖怪映画ではなく、単なる“妖怪も出てくる冒険映画”です。 >妖怪に思い入れのない方々はさほど気にならないかもしれませんが、水木しげるの妖怪本を20冊以上持ってる私には、フラストレーションの溜まる映画でした。 なるほど~ よく考えたらわたし妖怪本一冊ももっていないんですね。 京極夏彦の小説が一冊あるだけ(^^;) 真の妖怪フリークから見たら物足りないのかもしれませんね。 > >〈機怪軍団に対し、山童・青坊主・瀬戸大将らが吹っ飛ばされたり走ってコケたり突撃してコナゴナに割られたりするシーン〉 瀬戸大将、あれ面白かったですね。 なぜか可哀そうには思えないんですよね。 >次回作があるなら、人間は脇に置いて、妖怪を主人公にして欲しいです。 今回は第一部なので、 あまりにも妖怪世界に入ると客が入らないと感じたのでしょう。今回の映画でも、至る所で主人公の剣が決着つけなかったことに不満が出ているくらいですから。 ある程度妖怪の身勝手さはこれで認知されたのだから、 次回はもっと自由に脚本が作れるかもしれない。 今度は美少女を主人公にするというのはどうでしょう(^^;) (2005年08月15日 13時26分35秒)
確かに私は、他の観客とは違う所で「うわー!」だの「おおー!」だの(心の中で)言ってた気がします。
普通だったら、タダシと機怪とのバトルシーンや、スネコスリの可愛らしさに目を奪われるのでしょうが、私の場合は、 「回転する輪入道」 「目の付いた手のひらをこちらに向けている手の目」(ああいうのも「カメラ目線」と言うのか?) 「捕らえられた妖怪たちを映し出す雲外鏡」 「手紙を読む見越し入道と姑獲鳥」 「機怪に殴り飛ばされる山童」 「機怪に勇ましく挑みかかる瀬戸大将」 等々、妖怪図鑑に載っていたわりとマイナーな妖怪が、図鑑そのままの姿で画面に大写しにされる様に目が釘付けにされました。 なので、序盤で泥田坊が腕を切り落とされるシーンでも、惨たらしさよりも「おおっ、泥田坊だ!」という喜びの方が勝っていたように思えます。 本作では、100体以上に上る凄まじい数の妖怪の着ぐるみが作られ、壮観な百鬼夜行(というかほとんど民族大移動)が披露されましたが、いかんせん映し方がもったいなさすぎ!! あれじゃあただの背景です。『平成狸合戦ぽんぽこ』の百鬼夜行シーンの方が数倍見応えがありました。 「出し惜しみ」は全くしてなかったけど、「見せ惜しみ」は感じました。というか、三池監督自身がそういうのに関心がなかったのか? 昔の『妖怪大戦争』のスタッフが今作ほどの環境を与えられたら、きっと百鬼夜行のシーンだけでも20分は取っていたでしょう。 ああー、返す返すも残念!! (2005年08月16日 00時39分40秒)
は結構好き嫌いで評価分かれちゃう部分もありますよネ。
「ゼブラーマン」もそうでした。 こっちゃんは「ゼブラ~」も「妖怪~」も面白かったなぁ~♪ 楽しめればOK!って映画だったように思うんですけど。 スネコスリ可愛かった♡ こっちゃん(^o^)/ (2005年08月16日 08時57分36秒)
>みずさわ慶希さん
確かにあれだけ一体一体豪華メンバーで妖怪を出したのなら、 もっと一人ひとりスポットライトを当てさせてもよかった気はします。 でも今回ヒットしているみたいですから、 必ず次回作が作られますよ。 >こっちゃんさん 「ゼブラーマン」私も好きでした。 クドカン脚本の映画は「GO」以外は好きでなかったのですが、これは例外です。 (2005年08月17日 00時08分22秒) |
|