DVD鑑賞- インド映画「MY NAME IS KHAN」
今晩は今日のマドゥライは朝から しかし、旦那は、「夜には 降るらしいよ」と…昨日、タミル・ナドゥ州の南部では激しい雨が降り、幾つかの村が洪水になったそうです 困ったもんだそして、もっと困った話なのが、日本で報道されているか分かりませんが、一昨日7日、ヒンドゥー教の聖地バラナシで起きたテロ攻撃 詳細はこちらで → ヒンドゥー教の聖地バラナシで爆弾テロ、内務大臣の会見このテロに関し、「インディアン・ムジャヒディン」を名乗る国内のイスラム系テロ組織が犯行を認める声明を電子メールで送ってきたとか同じインド人が、インド国内において、宗教観で争うことが理解できない今日紹介したい映画は、ムスリム、テロ がキーワードです以前、一回だけインド映画を見たことがあり、残酷&話しが長すぎ&インド人俳優の顔が好きじゃない という理由でインド映画を避けてきたのですが、面白そうな映画のCMを見ているせいもあり、トライしてみました ↑インドで2010年2月に公開された MY NAME IS KHAN です 洋画より安い Rs.25 (約45円) 今回は日本語字幕が無いため、英語字幕を追っていましたしかも、途中、英語音声なのにヒンディー語に吹きかえられていたりして、余計に分かりにくかったのが難点インドで超有名な シャー・ルク・カーン 主演内容は、アスペルガー症候群を患っているリズヴァーン・カーンは、ムンバイのイスラムの中流家庭に生まれた 彼が大人になり、彼を大切に育ててくれた母親が亡くなると、アメリカで仕事をしていた弟を頼ってサンフランシスコへ そして、シスコで出会ったヒンドゥー教の女性マンデラと結婚 彼女の連れ子であるサムと3人で幸せな生活を始めるところが、2001年9月11日にアメリカで起きた同時多発テロにより、アメリカ国内におけるムスリム教徒への偏見が始まり、サムも学校でいじめられ…マンデラはカーンに、「あなたと結婚したから、こんなに辛い目に遭っている あなたがムスリムだから…あなたの名前が“カーン”だから…」そして、カーンはアメリカ大統領に「私の名前は“カーン”です。テロリストではありません」 と告げるために、一人で旅を始めます*カーンの父親は父親は最初から出てきてないです*アスペルガー症候群は、Wikipediaによると、「知的障害がない自閉症」らしいですこの映画の上映に関し、インド国内で色々揉めていて、上映が危ぶまれたり、主役を演じたシャー・ルク・カーン が毎日インタビューに答えたり、CMに出ていて、私的には好きな顔でも無いので、「しつこいっ 見飽きたっ」なんて思っていたのですがこの映画は、前半の舞台が私の大好きなサンフランシスコ、後半はアメリカを移動していたので、見慣れた景色もあり、とっかかりはただ、上映時間が2時間41分と長い 日曜の夕方から見始めた私たちは、3日くらいに分けて、ようやく見終えた感じですそして、見終わった後は、ちょっとウルッときます「そんなに上手く行くかぁ」ということも多いですし、「アメリカ人に対し主人公がヒンディー語を話しているのは変」と思う場面もあったりしますですが、アメリカ同時多発テロ後に実際に起きていたムスリムへの偏見、それによっておきていたであろう悲劇など、インドに住んでムスリムやテロがより身近になった私には、いろいろ感じることが多い映画でした「カーン」はムスリムに多い名前で、逆に言えば、「カーン」と言えば「ムスリム」と分かるそうです ちなみに、インド首相マンモハン・シン(Manmohan Singh)氏はシク教徒ですが、彼の名字シン(Singh:正確には“スィン”)は、シク教徒に多い名前だそうです皮肉なことに、この映画を撮り終えた後だと思うのですが、主役を演じたシャー・ルク・カーンは、2009年8月にアメリカのニュージャージー州のニューアーク空港にて、名前が「カーン」と言う理由で2時間ちょっと拘束され、素っ裸にされ、身体検査もされたそうですなぜアメリカへ来たかも説明し、必要書類なども見せたのに、2時間近くも米国内のコーディネーターへ連絡させてくれなかったとかここでこそ、「私の名前は“カーン”です。テロリストではありません」 と、ぜひ主張して欲しいこの映画は、アメリカやオーストラリア、イギリスでも公開され、好成績を収めたらしいですちょっと長すぎる上映時間ですし、日本人からしたら馴染みの俳優さんも出ないですけど、できれば、多くの日本人に見てもらいたいと思う映画でしたこれ、日本でのレンタルはしていないと思ったら、邦題は「 マイネーム・イズ・ハーン」で、今年の9月下旬よりレンタル開始したそうですしかし、「ハーン」は…確かに、Khanの「Kh」は、「カ」と「ハ」の間らしいですけど、「ハーン」とこちらで言っても絶対に通じない気がするし、実際、プロモーション中は本人も、「カーン」と発音していたらしいし、私には「カーン」としか聞こえないし旦那に、「邦題では“ハーン”になってるよ」と教えたら、「Wrong(間違い)じゃん」って…ということで、TSUTAYAなどで「 マイネーム・イズ・ハーン」でレンタルできるらしいので、興味のある方はどうぞちなみに、インド映画特有の歌&ダンスはありません ← ちょっとビックリ最後に、私がニュース・ブログで書いた、この映画の騒動に関する記事です*ボリウッド俳優シャー・ルク・カーン ← 空港で拘束された記事*俳優「パキスタン選手も採用を」クリケット発言、映画妨害に発展*シャー・ルク・カーンの映画のその後ではこちらのランキングに参加していますクリック↑宜しくお願いしま~す