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カテゴリ:海外
今日はハロウィーンですねぇ、最近は日本でもグッズなど売っていて定着しつつあります。
我が家には小さい子がいないし、仮装してどうこうってことでもないのでイマイチ盛り上がりに欠けますが、近所のパン屋さんではパンプキン系の菓子パンが2~3種類ほど店頭にならんでいました。 さてさて、フランス珍道中もシリーズの10記事目になりました。 少々クドくなってきていますが、まだまだ続きますよ(笑)。 ラムロワーズをチェックアウトした朝、私達はシャニーの街から車で15~20分くらいのところにある「シェイイ・レ・マランジュ村」を訪れました。 コート・ド・ボーヌ地方の南端に位置するこの辺りではサントネ(Santenay)はワインで有名な村ですけど、マランジュ(Marange)はあまり聞いた事がないかも知れません。 もともと、Dezize-les-Maranges、Sampigny-les-Maranges、Cheilly-les-Marangesという村がそれぞれ独自のアペラシオンでワインを生産していたようですが、収穫されたブドウのほとんどはネゴシアン向けに出荷されていたそうです。 1989年5月にこれら3つが「ACマランジュ」として統合されたとのことです。 なぜこちらの村を訪れたかというと、この村にある「ドメーヌ シュブロ」を訪問したいと思ったからです。 リンクはフランス語ですが、日本語のページもあります。 早朝から深い霧に覆われていましたがシャニーからD974を通って、全く初めての場所ですが標識と地図を頼りに目的地になんとかたどり着きました。 こちらのドメーヌシュブロには、日本人のシュブロ・かおりさんがいらっしゃいます。 かおりさんは、元日本航空の国際線客室乗務員だった方で、在職中にシニアソムリエールの資格を取得し、その後渡仏してワインの勉強をされ、その時知り合ったパブロさん(ご主人)と結婚されて、彼の実家があるマランジュに嫁いでワイン造りをされています。 まるでTBS系の「情熱大陸」で取り上げられられそうなご経歴の持ち主でいらっしゃいます。 偶然にもこの春に「SAKURA」という名前のロゼワインが気になってネット検索したところ、ドメーヌシュブロの楽天ブログを見つけたことから、今回のフランス旅行で是非ドメーヌを訪問したいと思いました。 ダメもとで、かおりさんにメール連絡をしたところ、お忙しいところ私達の訪問を快諾してくれました。 最初にオフィスに入ると2代目のマダム、カトリーヌさんがいらっしゃいましたので、日本から来たことを告げると、かおりさんを呼んできてくれました。 初めてお会いするかおりさんに挨拶をしたのち、地下の貯蔵庫、醸造タンクなどの施設を案内してもらいました。 作業をしているご主人のパブロさんです。 本当はハンサムでイケメンのパブロさんですが、顔が隠れちゃっていますね。 残念ながら、彼が写っている画像はこれしかありませんでした。 地下カーヴには樽が所狭しと並べられていました。 それでも、どの樽に何がどういう具合で入っていて、どんな状態なのかということは全て把握しているとのことです。 当たり前と言えば、その通りですが・・。 お待ちかねのテイスティングタ~イム!、かおりさんの丁寧な説明を聞きながら、朝10時過ぎから試飲を開始しました。 私は車の運転があるので、口に少し含んで吐き出す(スピッティングと言います)ようにしていました・・・でもぶっちゃけ、ちょっと飲んじゃってたかなぁ。 テロワールを重要視し、農薬を使わないビオディナミも取り入れていること、更には一部で馬を使って畑を耕していることなどを解説してもらいました。 かおりさんのお話で興味深かったのは、こちらのドメーヌは白ワインの名醸地であるモンラッシェやムルソーに近いので、本来は白ワイン(シャルドネ)の方がテロワールを生かせるのではということ、今後は「アリゴテ」に力を入れたいということなどでした。 やはりこういうお話を生産者サイドから直接聞けるというのは貴重な体験だと思います。 一通り見学、テイスティングをさせてもらって外にでてみると、朝出ていた霧は取れていました。 画像で確認できる丘が「マランジュ」のワインを生み出す大地です。 最後にかおりさんとウチの愚妻で記念撮影しました。 かおりさん、カッコ良過ぎますねぇ。 ホントにお忙しいところ、全くの素人である私達を快く受け入れていただき、この場を借りて感謝の意を表します。 もちろん、こちらでドメーヌ・シュブロの白ワインを買って日本に持ち帰ってきています。 お正月に飲もうかなぁって考えています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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