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カテゴリ:ワイン会・ホームパーティ
昨日の東京地方は、朝から強風を伴った雨降りのすっきりしないお天気でした。
それでも、午後からは時より日差しもでて、回復の兆しがありました。 昨日と今日の2日間、拙宅近所の西東京いこいの森公園で『第9回西東京市民まつり』が開かれています。 昨日、雨が上がった14時頃から、私たちもこの催しに出掛けてみました。 模擬店でフードを調達して、ランチ代わりにたべたり、市の各課が出している体験コーナーのブースを一通り見てまわりました。 野外ステージでの出し物も少し見ていましたが、間もなく閉場時刻の16時になったので、メガ盛り焼きそば(400円)をテイクアウトして帰宅しました。 この様子は、後日ブログの中で小さく紹介できると思います。 さてさて、今日のエントリーは11月7日の土曜日に開かれた個人開催の月例ワイン会に参加したときに飲んだワインを中心にアップします。 ワイン会を主宰しているMさんは、品川にある「ワールドシティタワーズ」という高層マンションに住んでいて、ワイン会は毎回その自宅か予約が取れた時はマンション住人のためのパーティルームで開かれています。 今回は西向きの自宅開催ということで、窓からは東京海洋大学、品川駅方面が見えていました。 ちょっとショボイ夜景ですが、眺めはこんな感じということで。 これまで何度か拙ブログでも紹介していますが、このワイン会は原則的に参加者が各自で飲みたいワインを持参することになっています。 レギュレーションは、購入価格で一応1本3000円以上という目安がありますが、3000円に合わせるのではなく、5000円でも1万円でもOKということになっています。 主宰するMさんは会費を集めてお料理を作ってくれていますが、最近は提供されるお料理のC/Pが悪かったり、赤ワインに合わせにくいものばかりだったりしています。 参加者もそれを察していて、サプライズに値する「良いワイン」を持ってくる人がいなくなりました。 また、品川に会場が移った頃からこのワイン会のコンセプトがブレてしまったこともあって、以前は常連だった参加者もいつしか会を離れていってしまっている現実もあります。 ↑コチラは相方が持ち込んだ「Schlumberger 2007 Brut」という珍しいオーストリア産のスパークリングワインです。 調達先は新宿伊勢丹のデパ地下ワイン売り場で、値段は3000円ほどで買えるものです。 このシュルンベルガー社はオーストリア最古のスパークリングメーカーだそうです。 創始者はシャンパーニュ・ランスの有名なメゾンのルイナール社のセラーマスターだった方で、創業当時から現在までシャンパーニュと同じ製法で作られているようです。 瓶内2次醗酵と動瓶によって、シャンパーニュと同じような微細な気泡と旨味を造り出します。 味わいも香りも、3000円で買えるモノだと考えれば、お得感がありました。 ↑コチラは主宰者さんが提供してくれた「Bernard Pertois Grand Cru Blanc de Blanc」という、ホンモノのシャンパーニュです。 ブランドブランということで、使用しているブドウ品種は「シャルドネ」100%ということになります。 しっかりとしたミネラルを感じて酸のバランスがよく、きめ細かいクリーミィな泡が口の中で止めどなく弾けていました。 まぁ、フツーに美味しくいただけるものでしたが、グランクリュという割には突出したものが無かったという印象を持ちました。 楽天市場で調べてみると4000円ほどのものだということが分かりましたので、この位の値段で買えるのであればC/Pは良いと言えるでしょう。 ↑コチラは2本写っていますが、左はFNさんが持ち込んだ「Ch?teau Gloria St.Julien 2002」、右は私が持ち込んだ「Ch?teau La Mission Haut-Brion 1994」という、いずれもボルドー産の赤ワインです。 シャトー・グロリアは、2002年ということで若いため力強さが残っていましたが、今飲んでも十分楽しめるものでした。 ブーケはハーブっぽさを強く感じましたが、やや香辛料がかった香りとダークチェリーのような果実を彷彿させました。 私が持ち込んだ「シャトー・ラ・ミッション・オーブリオン」は1994年のヴィンテージということで、既に15年近い歳月が経過しています。 しかし実際に飲んだこのワインは少しもヘタレておらず、エレガントでありながら、とても余韻が長くて、香りを嗅いでいるだけで幸せな気分になれます。 抜栓したコルクをビニール袋に入れて、その匂いを嗅ぐと、「コルク遊び」も楽しめます。 ネットで検索してみると、値段は15000円~20000円と結構幅がありましたが、私自身は数年前にワインショップが実施しているネットオークションで落としたものでした。 後ほど紹介するこの日のお料理では、このワインをやっつけるだけのチカラが無く、ワインとのマリアージュという面では残念な結果に終わりました。 せめて、肉料理の一つでもあれば違っていたと思いますが・・・。 ↑コチラはY先生と呼ばれている方が提供してくれた、ドメーヌ・デ・シェゾーという造り手の「Griotte Chambertin Grand Cru 1994」というブルゴーニュ産の赤ワインです。 この日はボルドー産の重々でしっかりした赤ワインが続いたので、しっかりとしたタンニンを持っていてもどことなく優しい口当たりでしたね。 こういうピノ・ノワールが最後にあったのは、ラッキーだったと思います。 ↑これはこの日に出されたワンプレートのお料理です。 主宰者の説明によると、このプレートの中で【前菜】は、生で食べれるサーモンをレアに焼いたハンバーグ(画像右下)だそうです。 サーモンはノルウェー産のスモークサーモンと国産とトラウト系サーモンの2種を使っているとのことですが、やはり独特の臭みがあって2本の白系スパークリングワインの良さを打ち消してしまうと思いました。 一方、メインディッシュは、ポテトを入れたパンケーキ(画像右奥)とのこと。 炭水化物がメインというのは、ちょっと???ですが、作った人がそのように主張しているわけですから、それに従うしかありません。 どう考えても、このパンケーキを赤ワインと一緒に食べるのはキビシイと思います。 事前に持ち込むワインを告知しなかった私にも非はありますが、誰も赤ワインを持ち込まず、1本も無かったというシチュエーションは今まで一度もありません。 こういう状況になることは想定していた私たちは、あくまでも"ボランティア"で、ご近所の「Ittoku Bakery」さんで買ったバターフィセル2本と新宿小田急百貨店のデパ地下で買ったプロシュートを持ち込んで、参加者の方々に食べてもらっています。 ワインとお料理のマリアージュを無視して、月一回のワイン会を何とか存続させることだけを考えているとしか思えません。 これでは純粋にワインを楽しもうと考えている参加者の期待を裏切ることになりますし、それ以上に折角持ち込んでもらったワインが台無しになってしまいます 何も、2000円の参加費で「一期一会」の最高のホスピタリティを求めているのではなく、ワインが美味しく飲める環境を提供してもらいたいだけなのですが・・・。 次回12月で100回目の開催となるこのワイン会ですけど、この点が改善されるまで(恐らく本人は気付いていないので難しいと思います)は出席しないことにしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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