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水彩画紀行  スペイン巡礼路 ポルトガル 上海、蘇州   カスピ海沿岸からアンデスの国々まで

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水彩画人 俊介

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カテゴリ:絵日記三昧
朝から雨が降ってるようだった。

のんびり朝寝していた。

ところが、ベランダに出たら・・・快晴!

スケッチブックをあわててリュックに詰め込みながら考える。

さて、どこへ行こうか。

日光霧降高原は、草原も紅葉が美しい。

しかし、泊まりたいペンションがどこも満員。


那須の山峡のランプの宿、三斗温泉に行こうか。

紅葉の山の傾斜面に広大な露天風呂がある。

しかし、今からだと着くのは日暮れ時。




今日は、とりあえず近くの秩父にと西武線に飛び乗った。


高麗の里でひとまず降り立つ。

昔、帰化人が住み着いた里は、丘陵が美しい。

絶えず、隣国から襲われた大陸の民は、

島国の民が住みやすいという平野には住まず、

一望のもとに見渡せぬ丘陵を選んだ。

だから、帰化人阿智の臣が住んだ、

飛鳥や奈良の丘陵の多い風景とどこか似ている。


巾着田は、彼岸花も過ぎ、コスモスも終わり、

秋の菊が人気ない里に揺れていた。


高麗巾着田


帰りに、不思議な居心地のよいカフェに立ち寄った。


名は阿里山。英国人の主人とタイ人の奥さんが経営とか。

無能な建築家まかせの画一的な日本人の家と違って、

外国人の家には、主人の個性がすみずみに感じられる。

高い天井、木目のベランダのカフェテラスが感じが良い。

二階では、ネパール支援団体の円座を囲んでのアットホームな団欒会。


月収5千円ほどの貧しいネパールでは、燃料などに木々を切ったり、

マラリア退治に森を伐採した結果、

いまや国土のほとんどの森林が消失したそう。

地道な国土緑化運動を行っているNGOの人々が話をした。

海外の国土を心配して、こんな活動を行う人がいる一方、

日本の自然林のすでに60%を死の植林で破壊した

林野庁と言う犯罪者集団に抗議する人はいない。


展示はネパールの羊毛や麻を草木染で染めたザックやセーター。

化繊と違う肌合いと柔らかい色彩があった。



ネパール料理を売っている瞳の美しいネパール娘を描いた。

名前はANU、ネパール語の教師。

緊張している風なので描きながら話しする。

「ヒンズー教では、主人が死ぬと、若い何人もの奥さんは、

一緒に生きたまま焼かれたり埋葬されたそうだけど。ほんと?」

「昔はインドではあったそう、でも今はないわ。」



ネパールの少女

描いた絵が気に入ったらしく、

「これは私を描いたのだから私のもの。」と言う。

「えっ、ピカソの描いた絵は、モデルのもの?」

と言ってもなかなか引き下がらない。

ふくれっつらの表情すら可愛かった。

結局、彼女のディジカメで撮って納得。

絵のお礼にと「ネパールのビーンズ料理」をくれた。



今、これを書きながらワインのつまみにしたら・・

けっこう美味しい!!


でも、ANUさん。

あまり売れなかった理由知ってる?

日本人は、料理の外観に凝る民族なんです。


僕も口に入れるのに勇気がいったけど、

湿った褐色のネパールのビーンズの粒は、

秋の野でときおり見かける、

獣のふんにそっくりだったんだよ!






















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Last updated  2005/11/13 12:25:39 AM
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