【煙事】 美味しい酒と食事で更けてく夜
銀座の煙事にて、ささやかな祝杯を。いつものごとく目一杯飲んで、食べてます。あー、すばらしい。【飲んだの】・店長オリジナル・カクテル Marismeno fino / Sanchez Romate Hnos,S.A Noilly Plat Dry Orangebitter / Underberg アペリティフに久しぶりにお任せでオーダー。 シェリーベースにドライベルモットとオレンジビターをあわせたロック・スタイル。 この手のカクテル、ウォッカ・ベースではよく飲んでるけれど、シェリーベースは初めて。 スイスイ飲めてしまい、危ないったらありゃしない。・Vve Fourny Blanc de Blancs 1erCru 煙事定番のシャンパーニュ。 今日は「クープ・スタイルのグラス」で。これ、出来たばかりのオリジナルグラスらしい。 大きさだけで言うなら、リーデルのソムリエ・シリーズも真っ青。本来はどうみてもカクテル用。 何故にクープかと言うと一応、お祝いだからね。・カクテル CHATEAU TERTRE DE SAINT-MAYME 1998(Monbajillac) La Sacristia de ROMATE PEDRO XIMENEZ 35years / Sanchez Romate Hnos,S.A 鶏レバーのパテにあわせて、オマカセで。「フォアグラとソーテルヌのご~るでんコンビ」の亜流ですな。 貴腐ワインだけでは、ちょっと甘味が強いのでペドロ・ヒメネスで締めてみたと。 単調な若い貴腐ワインの余韻に複雑さが加わり、かなり使い勝手はいいと思う。・上喜元 雄町40 吊下げ 純米大吟醸「秋刀魚のなめろう」にあわせて。 日本酒を注文したらコレだった。前回の印象と変わらず。 ああ、愛しのたわごとは何処へいってしまったの。・GLEN NEVIS 12Yeras Old「塩鴨サラダ」にあわせてオマカセで。 鴨肉にモルト?普通はワインじゃない?と思ったのだが、いや、これ素晴らしい。 こういう出会いがあるから、やめられん。・CHATEAU HAUT-BAGES AVEROUS 2001 これまた、煙事の定番ワイン。 私の好みを熟知してる店長さんですから、カリフォルニアとかは出てこない。 しかし、グラスに注ぎたては、珍しく何だかカリフォルニアのような果実味たっぷりの味わい。 これはグラスがエクストリームのようなフォルムだったからかもしれないが。 しばらくして、ようやくランシュらしいタイトさが出てきた。 悪くはないけどスタイリッシュな1996とは程遠い造り。 コレは早めに飲んだ方がシアワセかもしれない。【でぃじぇすてぃふ】・SpringBank 10 Years Old CERAMIC DECANTER(Link先は21YO) 今となっては珍しい10年モノの陶器ボトル。日本国内で最近手に入れたそうな。 探せばあるもんだねぇ。・Glenfiddich 21Years Old Wedgwood Jasper Decanter フィディックも「やればできるじゃん!」 伊達にウェッジウッドの陶器に入ってないし、一度は飲んでおくべきでしょう。 【食べたの】・先付 蒸し鶏の胡麻和え・鶏レバーのパテと茄子、蛸、アスパラの和えもの レバーのねっとりとした旨さがたまんない。・秋刀魚のなめろう 北海道産の秋刀魚。程よいノリの脂の旨さと味噌の味わいが絶妙。 プリプリと詰まった身の歯応えが何とも。・仙台牛のにぎり 直ぐに手を付けないお客さんが多く、苦肉の策として、かなり低めの温度で出されるようになってしまった。 という訳で、脂の温度が上がるのを待ってから食す。 こうしないと折角、舌の上で脂が旨みと一緒に融ける絶妙な食感を味わえないし。・塩鴨サラダ この鴨、煙で燻せば燻製になるそうだ。 しっとりした歯応えと柔らかさのバランス。口中に広がるコクのある旨みの豊かさ。 放っていても笑いがこみ上げてくる。・仙台牛のタルタルステーキ 完璧に見透かされていた。何も言わずに出て来たのでビックリ。 お店に来る前から、今日はタルタルステーキが食べたいなぁっと思っていたわけさ。暑いし。・味噌カツ丼 煙事初メニューだそうな。旨みたっぷりのあっさりめのカツ。 本音を言えば、塩だけで食べたい!! 味噌はまだまだ研究が必要。ちょっとだけヒントを伝えましたので、次回は素晴らしく変貌していることでしょう。【デザート】・フォンダンショコラ・桃のシャーベット シャーベットはシャーベットですが!! 冷凍した果肉をかる~くすり潰してるのみ。