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カテゴリ:星新一
星新一のショートショートはほとんど読んだ。
しかしこうしてあらためて編纂されたものをみると、ううむと唸ってしまう。 お洒落で、ドタバタで、ブラックで、ニヤリとさせられ、シニカルで、ペーソスがあり、エスプリがあり、ユーモアがあり、アイロニーがあり。「殿さまの日」なんかはいかにもお勉強しましたという感じの「時代小説」だが、星新一にしか書けないルポでもある。 「ボッコちゃん」はじめ星新一の代表作が載っていて、入門書としては大部ながら結構いいのではないか。何より編者の新井素子さんのエッセイと、「星くずのかご」が読めるのがお薦め。もっとも「ある夜の物語」など大好きな話が載っていないのは少々不満だが、致し方なかろう。そんなら自分でアンソロジーを組めばいいのだ。 宿題。 『星新一 1001話をつくった人』最相葉月 『気まぐれ指数』 『声の網』 『夢魔の標的』 『人民は弱し 官吏は強し』 『祖父・小金井良精の記』 『明治・父・アメリカ』 『天国からの道』 『ふしぎな夢』 『きまぐれ星のメモ』 『きまぐれ博物誌』 『きまぐれ体験紀行』 【中古】 ほしのはじまり 決定版 星新一ショートショート /星新一【著】,新井素子【編】 【中古】afb お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.07.09 00:35:05
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