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つれづれなるままに―日本一学歴の高い掃除夫だった不具のブログ―

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2020.07.19
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カテゴリ:障害のことなど
​​実話だけれどドキュメンタリーじゃない。
再現ドラマ​だ。

本人の動画は残っているけれど、映画にした方がいい。
『八重子のハミング』​がそうだったように、実話と言いながら、映画製作上の都合によるフィクションも混じっているだろう。
主人公、大泉洋、じゃなかった、鹿野靖明。
十二歳の時に二十歳で死ぬと言われた​筋ジストロフィー患者​である。
現在、三十四歳。

身の回りのことが何ひとつできない彼は、ボランティアがいないと何もできない。
だから、開き直っている。
人使いが荒いように見えるけれども、こころの中では感謝しているのだ。
だから何でもないようにふるまう。ごく自然に。

何十人ものボランティアに囲まれた生活は、一見贅沢に見えるかもしれない。
ハーレムの王様のように見えるかもしれない。

人様に迷惑をかけるな。
正論である。
ならば、彼に石を投げるがいい。
自分は人様に迷惑を掛けずに生きていると思うならば。

もし彼が人様に迷惑を掛けずに生きていこうと思ったら、入院するしかない。
それだって病院関係者に「迷惑」をかけることになるのだけれど。

「人様に迷惑をかけるな! 入院しろ!」
「障害者のくせに健常者に迷惑をかけるな!」

そういう権利が、健常者にあるとでもいうのだろうか。

鹿野さんは、病院嫌いだ。
入院は彼の自由を奪うものだから。
人間は自由に生きる権利がある。
自宅で生活する権利がある。

みんなが彼の気持ちを分かっている。
みんなが、彼の家族である。

事件が二つあった。
「三角関係」事件と、「人工呼吸器」事件だ。
でも、彼はそれを持ち前の前向きさで乗り越えた。

あのパワーは凄いと思う。
ヒトに勇気を与えると思う。
だから映画になったのだと思う。

2002年。
鹿野さんは、42歳の若さで亡くなった。
映画は、その16年後にできた。

これもすごいことだと思う。
いつの間にか伝説になってゐた、というわけだ。

誤解のないように言っておくが、鹿野さんは自宅で生活していたけど、親の世話にはなっていなかった。
彼の家は、彼だけのものだった。
​「親には親の人生がある」​
それが鹿野さんのモットーだったから。

畜生、映画を観終わった今も涙が止まらない…
医学生の田中君役をやった三浦春馬さんが亡くなったせいじゃないぜ。


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Last updated  2021.01.06 21:56:42
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