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テーマ:映画ニュース(1429)
カテゴリ:映画・2000年代
★訃報:アンソニー・ミンゲラ監督 享年54歳 ご冥福をお祈りします★ イギリス出身の映画監督、アンソニー・ミンゲラ氏が3月18日に亡くなりました。 ラジオやテレビの脚本家を経て91年に「愛しい人が眠るまで」で監督デビュー。96年の「イングリッシュ・ペイシェント」や99年の「リプリー」、06年の「こわれゆく世界の中で」などの作品があります。 1954年生まれの54歳という事で、まだまだ若く、今後も活躍が期待されていただけに残念です。 ミンゲラ監督の作品で個人的に一番好きな映画は「コールド マウンテン」。 ジュード・ロウ、ニコール・キッドマン、レニー・ゼルウィガー、ドナルド・サザーランドなどの出演による文芸大作です。 ~STORY~ 1864年、アメリカの南北戦争は南軍の敗戦が濃厚になっていた。 南軍の兵士インマン(ジュード・ロウ)はヴァージニア州の戦場で瀕死の重傷を負い病院へ収容された。 過酷な戦場でインマンの唯一の心の支えとなったのは、3年前の出征直前に1度だけキスをした恋人のエイダ(ニコール・キッドマン)だった。 その頃エイダは…父親が急死し、お嬢様育ちで何もできない彼女は食べる物を手に入れることさえままならい状況の中、インマンの帰りをひたすら待っていた。 見かねた近所の人に流れ者の女ルビー(レニー・ゼルウィガー)を紹介され、彼女の手ほどきにより作物を育て、何とか生き延びる事ができる。 一方インマンは、戦場に届いたエイダの窮状が綴られた手紙を読み、彼女に会う為に死罪を覚悟で病院から脱走、500キロ離れた故郷コールドマウンテンへ向かって歩き出した…。 ストーリー的には「ラブストーリー」に属するお話です。しかも主演がジュード・ロウ&ニコール・キッドマンとくれば「美男美女の甘~いベタベタした話?」と思われそうですが…実際にはかなり骨太なドラマとなっています。映画の中で二人が直接絡むシーンというのは、さほど多くありません。 苦難の中故郷へ向けて歩くインマンに起きる数々の事件。ルビーに生きる術を教わり次第に逞しさを身につけていくエイダ。会えない二人がお互いを思いながら必死に生きてゆく姿は、或る意味恋人達が直接囁きあう話よりもロマンティックであり、観ている方にも二人の心が伝わってくる…そんなとても良い映画になっています。 そしてこの映画のキモは…何といってもルビー役のレニー・ゼルウィガーでしょう。 主演の二人も良いけれど、レニーの名演技でストーリーが引き立ってくる感じがします。 アンソニー・ミンゲラ監督を偲んで、久しぶりに鑑賞したいと思います。 にほんブログ村ランキング登録中! 宜しかったら ↓クリック↓ をお願いします♪ (ブログ村のサイトに接続されれば投票された事になります) ■コールド マウンテン COLD MOUNTAIN 2003年・アメリカ コールドマウンテン(DVD) ◆20%OFF! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.03.20 00:46:49
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