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カテゴリ:シリーズ・選抜への道(2011年秋)
センバツを懸けた大一番、2季連続中国制覇を狙う倉敷商が早鞆(山口)を退け、決勝に進出した。
倉敷商6-3早鞆 試合前から早鞆のエース・間津投手の緊張感いっぱいの表情が気になりました。 前2試合の試合前を見ているだけに、顕著に感じられました。 八頭戦、南陽工戦では貫禄十分で雰囲気ある(オーラ)間津投手でしたが、さすがに「甲子園」が懸かった大一番、場慣れしている倉敷商の方が落ち着いているように感じました。 この一週間、倉敷商がどんな打撃で攻略しにくるか?とても興味深く楽しみにしていましたが・・・。 初回、先頭の藤井選手の打撃を見て「さすが・・・」と思いました。 コンパクトで狙いすましたようにセンター前に弾き返す。 多分、この打撃を徹底して練習して来たのが伺えました。 ベンチもこの打球を見て、各選手の表情から「いける!」そんな覇気を感じましたし。 逆に、マウンド上の間津投手は緊張感プラス「動揺」しているのが分かりました。 今まで三振を奪っていた速球が狙われたように鋭く弾き返される・・・。 一気加勢の倉敷商は打者一巡、道下選手の犠飛や横田選手のタイムリーなどで計5点を奪い試合の主導権を握る。 3回裏に早鞆も1点返すが毎回のように攻撃の手を緩めない倉敷商は得点できないながらも「流れ」を相手に渡さなかった。 倉敷商・先発の西投手は多彩な変化球で的を絞らさず4安打3失点。 スライダー、シンカーにカットボール、100kを切るスローカーブなど球種が多く一冬越して球威が増し、制球も安定すればかなり攻略が難しい投手になりそうだ。 早鞆の間津投手も中盤から開き直ったような投球で無失点。 それでも、9安打中長打は6回の片山選手が放った2塁打だけで「コンパクト」に単打を連ねた倉敷商打線の意識の高さに個々の能力が伺えました。 春の中国大会決勝、試合前のラインナップを見て「あれ?」と思った(2年生を起用)のですが、この秋の大会を見越しての起用ならば・・・森光監督恐るべしですね。 ベンチから気合溢れる姿で選手に指示する光景は中日の監督をしていた星野監督を思い出しました。 これで県2位で出場ながら、他県の1位校を2つ叩いた倉敷商。 予選2位で通過ながら他県には脅威だったのでは?と思います。 初回、一気に攻めた倉敷商が5点奪う。 岡田選手は大当たりですね! 初回のレフト・片山選手がナイスプレー!
変幻自在な投球が持ち味。 球威が増せば、その変化球も威力が増しそうな、倉敷商・西投手。
中盤から間津投手も変化球が決まる。 2季連続へ王手! 間津投手の速球には振り負けなかった倉敷商打線。 スライダーをどう打つかだけに焦点を当てたような打撃でした。 県大会で130k後半の速球を投げる関西・栗原投手、芳泉・有馬投手、共生・松田投手らと対戦したのも大きいのでは。 また倉敷商は、山口の代表には強いジンクスも生きてました。(平成15年から今年まで秋・春の中国大会では負けた記憶がないのですが・・・)
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最終更新日
2011年11月06日 23時54分54秒
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