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カテゴリ:シリーズ・選抜への道(2011年秋)
-県勢12年連続センバツ出場の軌跡- 倉敷商の決勝進出でほぼ「センバツ」を決定付けた岡山県勢。 平成12年の関西・学芸館のアベック出場から今年の倉敷商まで12年間で延べ15校がセンバツの舞台へ! 脅威的なのは現行制度の各県3校・開催県4校の16校参加方式になった平成7年からセンバツを逃したのは1度だけと言う事だ。 唯一センバツを落とした年は、理大附が夏の選手権で準優勝した秋の平成11年秋。 1位・倉敷工、2位・商大附、3位・岡山城東で挑み、商大附、城東はベスト8に進出しながらも接戦で敗退。 特に南陽工ー城東は1-0で城東リードで迎えた土壇場にふわりとライト線に落ちる同点タイムリー・・。 谷野投手のスライダーは良かったなぁ・・・。 前年まで7年連続センバツ出場でこの20年間で19年「センバツ」出場は素晴らしいです。 この12年の間に関西は7度センバツ出場、広陵も6度と両校は「中国地区の雄」として君臨。 特に印象深かった年は平成17年。 関西ー広陵の準々決勝は力と力のぶつかりあいで左腕・吉川投手を攻略した関西は、広陵2番手・野村投手(当時1年)の代わりばなに関西・安井選手がレフト場外に放り込んだ打球は今でもあの球場に行くとその打球が飛んだ場所を見てしまいます。 そして、その年は、逆ゾーンから岡山東商が「古豪復活」で決勝進出! 同じく準々決勝で対戦した如水館戦は秋山投手が抑え、4番・星野捕手がHRを打ち2人の個人技で「これしかない」ような勝利でした。 関西同様に試合前は「やや如水館有利」の下馬評でしたが、秋山投手の鬼気迫る投球は気持ちが全面に出てました。 初回から飛ばして、「これ9回まで持つの?」と思いましたが気合で投げきった姿に精神的強さを感じました。 準決勝の開星戦も初回から飛ばし、最後の打者を打ち取った後、マウンドでぶっ倒れてましたね・・。 同じく古豪復活を印象付けたのは平成20年の倉敷工。 4位校で出場、夏は屈辱の初戦敗退・・・ しかし中国大会では山崎投手が堂々とした投球で好投し、攻守に「粘り」を発揮。 センバツでも伝統の「粘り」を発揮した試合は「倉工らしい」試合でした。 -新興勢力- センバツに初出場した高校は3校。 平成12年の学芸館、平成19年の興譲館、平成22年の創志学園。 いずれも春・夏通じて初の甲子園でした。 県内でも安定した実力を備えるチームだけに「混戦」の岡山大会が毎年白熱しています。
-東部の関西・西部の倉敷商- 平成20年から倉敷商が夏3連覇。 県史上初の「4連覇」を目指した今夏は関西に敗戦。 この秋は雪辱し(これで3季連続の対戦)、秋に弱いジンクスを破った。 関西・江浦監督と倉敷商・森光監督は年齢も近く(学年は江浦監督が一つ上)、今後の県球界を盛り上げる「ライバル」関係になれば、岡山県のレベルも上がるのでは・・と思います。 先ずは甲子園での苦い経験を糧に今夏「結果」を出した関西・江浦監督。 倉敷商も「伝統の守り」から走力を含めた「攻撃」に活路を見出した。 全国で勝つ野球を知るには「全国の舞台」を経験しないと分からないし、その答えが「新しい倉商」の攻撃野球ならば・・・。 有力校ひしめく岡山の高校野球界、今年も盛り上がりそうです!
-続く- P・S 中学の軟式野球、硬式野球とも熱心な指導者が基本を教え「高校野球」に適応できる選手を育成しているのも県内のレベルアップに貢献していると思います。中学時代に観戦した選手が高校でも活躍しているのを見ると嬉しいですね! このブログに掲載されている文章、画像の無断転載は禁止します。
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最終更新日
2011年11月21日 00時12分18秒
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