カテゴリ:音楽 [洋楽]
洋楽特集 第9回 残暑お見舞い申し上げます。 避暑地の音楽 をどうぞ・・・ 深夜に渡るオリンピック観戦に手に汗握る 熱い夏真っ盛りの今日この頃 皆さんいかがお過ごしでしょうか。 さて 夏の電力不足をみんなで乗り切ろう 【がんばれ日本!】 と題し 80年代を中心に、子供の頃、若かりし頃、耳にして来た音楽をご紹介する 洋楽特集 『~どうぞ』 シリーズ 今回は第9回 暦の上では立秋を迎えましたが いまだ残暑の厳しい毎日です 今回は 夏の日差しの中にも幾分涼しげな日陰をイメージする様な 避暑地に似合う音楽を選曲致しました 冷たいものでも片手に どうぞお聴きください。 それではスタート! 完全版レビューは>>コチラ △▼ △▼ △▼ Todd Rundgren - I Saw The Light (1972) トッド・ラングレン - アイ・ソウ・ザ・ライト 収録アルバム 『With A Twist』 Todd Rundgren (Wikimedia) アメリカのマルチミュージシャン 幅広い音楽層から日本でもカルト的人気が高い。 本曲は 自身の72年の作品を97年にボサノバ風にセルフカバーしたバージョンである。 プロデューサーとしても『ザ・バンド』『ホール&オーツ』日本の『高野寛』など 手がけたアーティストも非常に幅広い。 70年台から一人多重録音をこなすマルチ・ミュージシャンの走りとして ビーチ・ボーイズのグッド・バイブレイションを再現するなど 実験性に跳んだアルバムをリリースし話題となった。 稀代の変人と揶揄される事も多いが 自身の音楽性はR&Bベースの極めて正統派なポップ・ミュージックである。 その作品の完成度の高さから、鉄壁のミュージシャンとの賛辞の声も高い。 日本の 山下達朗 にタイプが似ているかもしれない。 △▼ △▼ △▼ America - A Horse With No Name (1972) アメリカ - 名前のない馬 収録アルバム 『名前の無い馬』 America (Wikimedia) 知る人ぞ知るイギリスのポップユニット。 シンプルな2コード進行が独特のサウンドの拡がりを見せていく。 デビュー後本曲の全米1位の大ヒットに合わせて急遽本曲をアルバムに収録 再発売した所ミリオンセラーにグラミー賞に輝くミラクルを引き起こす。 活動の拠点をアメリカ・ロサンゼルスに移した。 美しいハーモニーと良質のメロディーが特徴で、ヒット曲も多い。 日本では 『金色の髪の少女』 がおなじみ。 △▼ △▼ △▼ Neil Young - Only Love Can Break Your Heart (1970) ニール・ヤング - オンリー・ラヴ 収録アルバム 『アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ』 Neil Young (Wikimedia) カナダを代表するシンガー・ソング・ライター。 ブッシュ政権下で反戦をイメージするジョン・レノンの曲を敢えて唄うなど 戦うミュージシャンの側面もある。 基本はフォーク・シンガーなのだが、巨大なディストーション・サウンドの ヘビー・ロックをクレイジー・ホース名義で演る事が多く、 この 両極とも言える音楽的な2面性が大きな特徴と言える。 無骨にして繊細な唄とギターが人気で、 語り部のように歌いつづるフォーキーな楽曲から 唸りを上げるロック・サウンドでの激情にまかせたヘビーな楽曲まで 唯一無二の音楽性は時代を超えて支持を受け続けている。 ブログ主はなぜかジャズ・ギターの巨匠のパット・メセニーと ニール・ヤングがいつも重なって見えるのだが、 流麗で繊細なメセニーのギターの中に、無骨な程の激情を感じる事が ニール・ヤングと通じるものとして、音楽性と方法論は違っていても 二人の中身は同じなのではと思わせるものである。 △▼ △▼ △▼ Simon and Garfunkel - So Long Frank Lloyd Wright (1970) サイモンとガーファンクル - フランクロイドライトに捧げる歌 収録アルバム 『明日に架ける橋』 Simon and Garfunkel (Wikimedia) 世界的フォーク・デュオ。数多くのヒット曲があり、日本では特に映画 『卒業』の 『サウンド・オブ・サイレンス』 が有名。 デビュー時は全く話題にならなかったが、映画『卒業』でバンドアレンジでリミックスした バージョンが世界的ヒットとなる。 2人に無許可で発売したシングルの思わぬ大ヒットにTVの出演依頼が殺到、 アレンジに関わっていなかった事もあって、局が手配したバンドに指示が出来ず 当惑の中の出演だったが、 そのバンドのギタリストこそがリミックスバージョンに ギターで参加した人物で、 アーティストに無許可のアレンジである事を分かっていた ギタリストはその事実を隠し その事を知る由も無い二人は なぜかシングルと全く同じ音を出したギタリストに 感謝しつつその場の一切をおまかせしたという エピソードが残っている。 本曲は、ワールド・ミュージックに傾倒し始めたポール・サイモン作の ボサノバ風バラード。 歌詞のフランクロイドライトとは 20世紀を代表する建築家で 日本では帝国ホテルが有名。 △▼ △▼ △▼ James Taylor - You've Got a Friend (1971) ジェームス・テイラー - きみの友だち 収録アルバム 『マッド・スライド・スリム』 James Taylor (Wikimedia) アメリカのシンガー・ソング・ライター。 数多くのシンガーの中でも美声を誇る、グラミー賞アーティストでもある。 ジョニ・ミッチェル、キャロル・キングとの親交から、互いの作品に参加し 本曲はキャロル・キングが作曲した大ヒットシングル。 人生の光と影、悲哀を情感を込めた語り口で唄う独特の作風が特徴で、 それらの多くは実際の出来事に沿った内容を題材にした作品で占めている。 つらい現実を笑顔で唄うテイラーの人柄からは 「絶えられない程の悲しい出来事があった時、それで人生が終わるのならばともかく それでも人生は続いていくのだから、せめて顔だけでも笑顔で生きて行こう」 というメッセージが伝わって来る様である。 △▼ △▼ △▼ GODIEGO - Try To Wake Up To A Morning (1979) ゴダイゴ - トラィ・トゥ・ウェィク・アップ・トゥ・ア・モーニング 収録アルバム『OUR DECADE』 (Wikimedia) 洋楽では無いが、 日本で英詩の音楽を決定付けた 多くのヒット曲を持つ伝説的バンド。 本曲は毎年夏の終わりの恒例 『24時間テレビ愛は地球を救う』 の 第2回放送のテーマ曲になった両面シングルで発売された曲。 当時の日本の歌謡曲の中で、突出し垢抜けた楽曲を製作し続け 『ガンダーラ』 『銀河鉄道999』 などの大ヒット曲を世に送り出した。 本曲はブログ主がゴダイゴの作品中 最もメッセージ性の強い印象的な情感溢れるバラードとして 今回特別にご紹介した限りである。 △▼ △▼ △▼ という所で今回は終了です それでは本日も 素敵な一日をお過ごし下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[音楽 [洋楽]] カテゴリの最新記事
|
|