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2023年09月08日
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カテゴリ:企画 [特集]

​​​​☆TOPページARCHIVE☆
​​​『Wikiの写真で一言』
-第14回-
秋の夜長の特別企画
「コロナ禍の一言全部見せます」
■2020年5月~2021年3月掲載分■


-------------------------------------------------------------------

■もくじ■
​​​​​​
2020年5月掲載
『Wikiの写真で自粛中の一言』

■1.コロナ禍語「ソーシャルディスタンス」■​

2020年6月掲載
『Wikiの写真で緊急事態解除後の一言』

■2.密となる空間で「クラスター」発生■

2020年7月掲載
​​​​『wikiの写真で緊急事態解除後の一言』​​​

■3.往来リスクで大打撃を受ける外食産業■

2020年8月掲載
​​​​『wikiの写真でアラートな一言』​​​​​​

​■4.意味のない「東京アラート」■

2020年9月掲載
​​​​『wikiの写真で瑛人な一言』​​​​​​
​​​
​■5.コロナ禍のヒット曲「香水」の「クズ」の意味■
■6.自粛期間に観た「いだてん」を再評価する噺■


2020年10月掲載
​​​​『wikiの写真で映画記事予告な一言』​​​​​​

■7.逆行ミステリー「テネット」■

2020年11月掲載
​​​​『wikiの写真で戦◯な一言』​​​​​​

■8.「コロナ戦争」と呼ばれた4年間■

2020年12月掲載
​​​​『wikiの写真で未知への世界の一言』​​​

■9.コロナはどの様に生まれ どう収束するのか
「地産地消」が鍵■
​​​

2021年1月掲載
​​​​『wikiの写真で新年の一言』​​​​​​

■10.災害に遭った外食産業と喰い物にされた補助金■
なぜ冷凍餃子無人販売店が出現したのか


2021年2月掲載
​​​​『wikiの写真で2月の一言というか苦言』​​​​​​
​​​
■11.コロナ禍が促進するキャンセルカルチャーの蔓延■

2021年3月掲載
​​​​『wikiの写真で宣言解除前の一言』​​​​​​

■12.「終息」では無く「収束」へのフェーズ■

​​​​​-------------------------------------------------------------------



さて今回は、コロナ禍に入って更新した
トップページの纏めという事で

wikiの「動物」画像を選び、擬人化した動物に何かを言わせ
やんわりと世の風潮の歪みを浮かび上がらせてメスを入れる

当サイトの「鳥獣戯画」となった「動物シリーズ」を紹介しながら
今一度、コロナ禍に於いての世の中の動向を

お得意の妄想を交えながら

楽天ブログ名物
出版レベル6万文字突破っつ!!!
大量文章特盛っつ!!!


秋の夜長の深まる季節を感じつつ
振り返ってみたいと思います。w


という訳でまずはこの「小ネタ」を御覧ください・・・




▲目次へ▲
□■■■■■■■■■■
​■2020年5月掲載■
​​​​『wikiの写真で自粛中の一言』​​​
Adelie penguins in the South Shetland Islands
Adelie penguins in the South Shetland Islands (画像参照:wikimedia)

ペンギン 右上​よしっつ!!!​
​​​​​後は不要不急自粛すれば良い​​そうだ!


ペンギン 中​​​​​​それでコレ
3密避けるってヤツか
う~ん・・・どれもコレもピンとこない
分かりづらい言葉 だよなあ・・・​​​







ペンギン 左下・・・で


​いつまでこうしてるんだ?



(※よもやと思い、念の為に書いておきますが、
コレはフィクションのネタで
写真と、台詞と、PPPは一切関わりはありませんのでご注意を・・・w)



■1.コロナ禍語「ソーシャルディスタンス」■



コロナ禍を象徴するワードに
「ソーシャルディスタンス」という言葉がありました

これは、
人と人との間に一定の距離を置いて接しなければならなくなった
コロナ禍ならではの不自由さを最も端的に表した言葉で

親しい仲であっても家族であっても接する事が出来なくなり

日常的に肌と肌を接してきた欧米では
事実上の人間関係の「断絶」と言っても過言ではない

近代史上かつてない
コミュニケーションの危機的状況に陥る事になりました

それは同時にインターネットの発達に伴う
情報過多な多様性社会に於いての

他人への関心が持てなくなる個人主義の兆候が
より極まる事になって行く事でもあるのでした



全ての始まりは2019年11月22日
湖北省武漢市で発生した原因不明のウイルス性肺炎は

その後猛威を振るって中国全土へと感染を拡げ
保菌者の出国で感染を国外へ拡大させ

またたく間に世界の経済を麻痺させる
社会経済史上かつて無い『パンデミック』を引き起こしました。


「新型コロナウィルス感染症」と命名された
人を媒介して感染する この新型感染症は

ウイルスが付着した手で鼻や目や口を触る事による「接触」
咳やくしゃみによる「飛沫」

人同士の接触が「密」となる屋内施設での「空気感染」
「感染経路」になり得る事の他は


これまでのウィルス性感染症のタイプのどれとも異なり


「急性呼吸器疾患」と呼ばれる
重度の肺炎を引き起こしやがて死に至る極めて深刻度の高い疾患から
全くの無症状ものものまでと症状が幅広く

感染症特有の特異な症状というものが無い事でも異質でした。


それ故に当初は

楽観視した専門家が感染症に対して異なる見識を述べるなどの
情報が錯綜して広まった事で誤った認識が拡がり、

発生した当初は深刻な疾患症状が問題視されながらも

夏になれば死滅する一過性の類の
辺境地に於いての典型的疾患症に過ぎないという

現実味の無い「対岸の火事」の様な認識で捉えられていました。



しかし2020年2月に712人の患者が確認された
クルーズ船ダイヤモンドプリンセス号内での集団発生事例で

日本への感染症拡大が急に現実味を帯びて行き

横浜港で2週間にわたり乗船客を隔離したものの
初動の対応の不手際から新型コロナウイルスの封じ込めには至らず、

これによって日本での事実上のコロナ上陸となるのでした。



その後は「マスク」の常時着用や
人とは一定の間隔を取って接っする事を義務付けられ

「ソーシャルディスタンス」「3密」「人流」「ステイホーム」
などの新語の登場と共に

専門家の意見によって一週間おきに言うことが変わる
TVの情報番組や政府の方針に対しても

一体どの情報が本当でどの対応が好ましいのか
判断する術が無いまま

毎日の様に報道される疾患者の数によって
その猛威の様を確認する日常に追われる日々を送り

これらの災難を含めて コロナ禍 と呼ばれる様になるのでした




▲目次へ▲
□■■■■■■■■■
​■2020年6月掲載■
​​​​『wikiの写真で緊急事態解除後の一言』​​​
Polar bears near north pole
Polar bears near north pole (画像参照:wikimedia)

白熊A『お~~~~~いっつ!!!​
​​​いつものっつ開いてるてよっつw
行かないのかっつw!!?​​​

​​
どうせ行くのは俺ら位だからぁ~​wっつ​ww

​​絶対いてるw​しぃ~っつw
大丈夫だってwwっつ!!!​​




白熊B『​・・・コレが、​
​​第2波ってヤツか・・・​​


(※よもやと思い、念の為に書いておきますが、
コレはフィクションのネタで
​写真と、台詞と、白熊は一切関わりはありませんのでご注意を・・・w)



■2.密となる空間で「クラスター」発生■
​​​​​
​​


「事故」「事件」「災害」の検証などで使われ
危険な状況でも都合の悪い情報は無視し
過小評価して認知する特性を表す

「正常性バイアス」と言う言葉がありますが

この「自分だけは大丈夫だろう」という考えで行動した事でもたらした
コロナ禍での最たる災害が「クラスター」だと言えます



通勤電車でのラッシュや歩行者で混雑した歩道など
人との接触が日常的に行われる日本の狭い住宅事情に於いては

「クラスター」による集団感染拡大が
早い段階から指摘されていました

それによるマスクの着用は元より
2メートル以上の対人距離を取るソーシャルディスタンスの確保

特に「施設内」での

感染防止用 消毒液 の常駐、飛沫防止アクリル板 の導入
コロナによる発熱の動向を知る 検温器 の常設に加え
施設内での空気循環、車同乗での窓の換気、等

接触感染及び空気感染防止の取り組みを踏まえた
感染症予防対策の取られた社会づくりが

進められて行きます。


特に都心部繁華街で立ち並ぶ様に店舗を出店する
「飲食店」に於ける感染症予防対策の制限は厳しく

マスク着用の義務化は勿論の事、
3密を避ける為の入店制限や窓やドアの常時開放

隣り合う相席を避け向かい合う客との間にはパーテーションの設置

他にもシェア用の大皿での提供の禁止
TV上映を止めて来店客の滞在時短化をめざす など

飲食店経営者にとっては経済的な打撃を受ける事案というだけでは無く

消費者に取ってみても単に食事をするという
基本的な事に於いての制限が掛けられた事で

これまで当たり前に生活を行って来た
「日常」が奪われて行くという

これまで想像する事も無かった事態を
受け入れなければならない現実に

人々は只々震撼するしかありませんでした


社会からは 活気を生み出す「営み」が途絶え
日常からは 日々の糧となる「愉しみ」が奪われ
家庭からは 感染者とならない「在宅」が長期化し
生活からは 感染から守る「マスク」が不足する

様々な自粛を強いられる成約の中で生活を行い
次々と現れる想定外な問題に対面する

その様な先の見えない社会の時流の中で

感染対策を万全を期す
持続可能な社会であり続ける為に


これまで社会で生活を送る上で保証されてきた
『自由な考えに基づく行動』『思い描いた計画通りの活動』
奪われた状態

溜まり続ける社会的 ストレス に対して
私達が今後これらに どう向き合って行くか
問われる事でもありました。




▲目次へ▲
■■□■■■■■■■■
​■2020年7月掲載■
​​​​『wikiの写真で緊急事態解除後の一言』​​​
Zebras Ngorongoro Crater
Grant's Zebras in the Ngorongoro Crater, Tanzania. (画像参照:wikimedia)

・・・​​​​​往来リスク
外食づらくなったなぁ・・・​​​​​​​




(※よもやと思い、念の為に書いておきますが、
コレはフィクションのネタで
写真と、台詞と、縞馬と、コロナ禍は一切関わりはありませんのでご注意を・・・w)



■3.往来リスクで大打撃を受ける外食産業■


家族への感染の他、社内感染や学校内感染の原因となった

出張や外食で感染を持ち帰った人物が社内や家族を感染させて
そうして感染した子供が自覚のないまま登校して学校で更に感染を広げる

「往来リスク」が叫ばれる様になり


不要な外出を避け、やむを得ない理由以外の出張を止める
外出機会そのものを縮減する取り組みが行われます

そうした中で、
飲食店で飲食をする事そのものを「リスク化」する社会的傾向から
人が居ない飲食店で食事をして目立ちたく無い事を気にする層が

人が入っている飲食店に入店しがちになり
結果的に感染リスクを高めるという

「往来リスク」の中でも極めて日本的価値観に於けるこれらは
コロナ禍に置いて浮かび上がった

日本ならではの隠れた社会問題の一つとなります



感染リスク削減として
まず日常に於いての三密化の防止対策としては

通勤で使われる電車、バス内の三密化対策には
通勤時間をずらす事では抜本的解決には至らないとして

業種によっては可能な限り在宅勤務を要請し

ネット回線を利用した
「テレワーク」での業務を主流とさせるなどの

これまでに無い、社会を挙げての
通勤そのものを無くす

大掛かりな 働き方改革 の取り組みが行われます。


また、教育機関では長期に渡る休校の措置が取られ
再開後も音楽合唱、密になる運動などの
感染リスクの高い授業は行わず、

窓を開けるなどの空気環境の可視化での感染対策を行い

学習内容活動に合わせた工夫をそれぞれ取りながら
教育活動を継続し、生徒達の健やかな学びを保証する

学校での新しい生活様式の実施が行われました。


娯楽
に於いては、

「カラオケ」の様な閉鎖空間を作る施設や
「スポーツジム」「ボーリング場」の様な大型施設、

「音楽コンサート」「スポーツ観戦」「映画鑑賞」の様な
自然と三密となるのが必須なイベントに於いては

中止や延期の対応が取られる様になります。


​​
一方で、これらの弊害として

学生として一生の想い出となる筈の
「文化祭」「修学旅行」などの行事が制限され

マスク着用義務から、中学、高校で三年間共にした同級生
本当の「顔」を知らないまま卒業するというケースや

マスク姿で一目惚れされた女性が
初めての食事の時マスクを外すのが怖かったという話や

カラオケやスポーツでストレスを発散して来た層が
車の中で唄い室内で運動して何とかしのいでいるなど

コロナ禍はこの様な
誰もが当たり前に享受してきた人としての生活
奪う事になるのでした


その様な中で、
生活の三大要素の中の「食」を司る事でも重要な
人と接触する営業が常となる 外食業界 に於いては


日常的に三密空間を作り容易に「クラスター」を引き起こし得る
日本における最大級の警戒を要する業種として認識され

行政からの時短営業や休業要請に応じながらの営業を
強いられる事になります。


これによって外食産業を取り巻く状況は悪化し

いち早くテイクアウトで対応する店舗や、
コロナ禍の中で需要を伸ばし急成長を遂げた
欧米発のデリバリーサービス
Uber Eats などの宅配を利用可能な一部都市の他は

薄利多売で商いを行っていた
多くの小規模経営な飲食店などは

経営が立ち行かなくなる店舗を続出させる事となり


先の見えない中で一方的な時短要請と
行き届かない救済措置に加えて

交通ルールを守らず事故を起こしたり
中身が散剤して食べられる状態では無いものを平気で渡そうとする
問題を起こした配達員の責任を負わないUber Eatsの業務体質
社会問題化して大きく取り上げられるなど

ある意味外食産業は
コロナ禍に於いての元凶のレッテルを貼られたも同然の

「スケープゴート」の様な不名誉な立場となった事を含めて
なぜ外食産業だけがという、業界からの疑問と不満が噴出し

それがしいては 全てが後手後手と回る
政府の対応への不満へと繋がって行く事になります。




​​▲目次へ▲
■■■□■■■■■■■
​■2020年8月掲載■
​​​​『wikiの写真でアラートな一言』​​​
Equus quagga (Namutoni, 2012)
Plains zebra walking at Klein Namutoni with a storm
and rainbow in the background, Etosha National Park.
(画像参照:wikimedia)


​​あの​アラート​って
何か意味あったのかなぁ~w​​




(※よもやと思い、念の為に書いておきますが、
コレはフィクションのネタで
写真と、台詞と、縞馬と、
真っ赤なレインボーブリッジ は一切関わりはありませんのでご注意を・・・w)




■4.意味のない「東京アラート」■
​​


それは後に「何の意味があったのか」と批判された
「東京アラート」なる

都内の感染状況を都民に的確に知らせ
警戒を呼びかけるものとして2020年6月に東京都に発令された


何かとてつもない事が起こった事を錯覚させ
それでいて自粛を要請するわけでもない

都庁とレインボーブリッジを赤くライトアップさせるというだけの
それを見物しに出かける都民すら居たという

都の単なるパフォーマンスだった事ひとつ取ってみても


夜に実施された「火の用心」呼びかけが
市民の暮らしの一部となっていた昭和の時代とは異なり


突如実施される「東京アラート」が
「三密を警戒して欲しい」という指標と捉えにくいものがあったのは


無闇矢鱈に新基準を示して都民の不安を煽るよりも
赤いライトアップをする事で
警戒は怠らずに穏やかに夜を過ごして欲しいという
都民への用心の呼びかけのサインだった都庁の配慮

近代社会史上未曾有のパンデミックの状況下で
新たな基準も無しに新しい事を始める事で

不安を駆り立てるものとなり

当時は都知事選に忙しくしながら
都民に全く寄り添っていない行政の姿勢が明るみとなった


混迷の時代を反映させた出来事だと言えました




▲目次へ▲
■■■■□■■■■■■

​■2020年9月掲載■
​​​​『wikiの写真で瑛人な一言』​​​
Jubilee and Munin, Ravens, Tower of London 2016-04-30
Jubilee and Munin, Tower of London ravens (画像参照:wikimedia)

カラス左『​​​​だからぁ~
Tic Toc​バズって
​​香水​​売れたのっつ​





カラス右『​​​​・・・~~?~何?・・・!チクっつス​

​・・・ダメだっつ
全然分からんっつ​
​​​​​​




(※よもやと思い、念の為に書いておきますが、
コレはフィクションのネタで
写真と、台詞と、カラスと、
Tik T◯k は一切関わりはありませんのでご注意を・・・w)




■5.コロナ禍のヒット曲
「香水」の「クズ」の意味■



コロナ禍の中でヒットした楽曲の中でも瑛人「香水」はある意味
コロナ禍で生活の自粛を強いられるストレスからの
閉鎖感を象徴する様な楽調への共感からのヒットだったと言えます

特にPVの、
黒背景で​​行き場の無いストレスを表現する様なダンスと
ギターの機械的ループ的バッキングをバックに
単調な中にR&Bを感じる揺れる歌唱で
言い様のない「怒り」を唄った所に

「Tic Toc」で若い世代に刺さった理由があったと思われます

又この曲のキラーワードとなった「ドルチェ&ガッバーナ」
後に流行語となり社会現象化した事も
この楽曲のブレイクへと繋がりました


最近は表舞台から消えた印象のある瑛人ですが
良く言われる「一発屋」だったどうかはさて置き・・・w

「コロナ禍」という特別な風潮がこの楽曲をヒットさせた要因であるのは

日本の歌謡史に於いても前例のない風潮下での
興味深いヒット曲となった事は間違い無いと言えます


さて、
この曲にはもう一つのキラーワード「クズ」というのがありますが
これが「ドルチェ&ガッバーナ」というワードをなぜ際立たせるのかは

知る限り語られていない様なので
今更ですがこの機会に少し解説してみようと思います・・・


この曲で描かれている事は瑛人の実体験を元にしたものだそうですが

この楽曲で描かれる人物がどの様な「クズ」なのかは
「♪人を傷つけて泣かせても何も感じ取れなくてさ」

で分かるのですが

歌詞はこの人物がこの様な「性質」であるから
「クズ」であるとはして居ても

実は具体的に何をやって傷つかせて泣かせたのかは
何も語っておりません

それは
この楽曲を聴いた鑑賞者自身が自分の経験を投影して
共感する所に本曲のヒットの要因があった事からも

どんな事にも当てはまる様な事だけ書き
真相は「はぐらかしている」事が分かります


しかしサビでは
「♪君のドルチェ&ガッバーナのその香水のせいだよ」

具体的な「アイテム」を示しているので
これが「クズ」の理由だと言えます


であるならば「香水」とは何かのメタファーというよりは
具体的なものからはぐらかす為に使った

「香水」では無く
「香水」を付けている人物の「身体」が忘れられない
という事を

遠回しに語っている事が分かります


つまりこの人物が「クズ」なのは「人の痛みが分からない」様な
「人の心が分からない」故に

女性と付き合っても「心」では無く「身体」しか求めないという
本当の理由が見えてきます


ただ
日本の歌謡史において男女の恋愛関係を唄った曲で

「心よりも身体を求めてしまう」とか
「人の身体の温もりしか信じられない」という様な表現は

昔から良く使われる割りと使い古された表現なので

この曲に置いての
「女の身体しか興味のない男」だから「クズ」という描き方は

当たり前過ぎて目新しさは全くないと言えます


しかしこの曲が「身体を忘れられない」という表現を
「香水」に置き換え

人の心が分からずに
人の身体の温もりだけしか信じられずに
身体しか求めない自分に怒り

結局それを繰り返す自分が居て

昔付き合った女性の身体から発する香りが引き金となって
それが又再び誘発される自分が居るという

自分の行動の理由が分からない苛立ちと心の「闇」
「香水のせい」とオシャレなアイテムで表現したギャップ

どうしてこうなったのか何のせいなのか分からない
コロナ禍の閉鎖空間でのストレス社会ハマった所に

大ヒットの真の要因があったと言えます


ただ作者が現在メインストリームから消えた感じになっているのは
これらを狙って作ったのでは無く

分析したらその様な意味が浮かび上がったというだけ

コロナ禍も含めておそらく全てが偶発的に生まれたという所に
「一発屋」と語られる理由がある様な


そんな印象のあるコロナ禍を代表する楽曲でしたw


■■■■■□


■6.自粛期間に観た「いだてん」を再評価する噺■

もうひとつw

この自粛期間を利用して、録り溜めたTV番組を消化したり
動画サービスに加入して映画鑑賞する方も多い事と思いますが

ウチは「いだてん~東京オリムピック噺~」にハマりましたW

このドラマは
「あまちゃん」の脚本家、宮藤官九郎の大河ドラマという事で
鳴り物入りで作られ

本作終了後の次の年2020年に東京オリンピック開催予定だった事で
大ヒット間違いなしの手応えに鼻息荒い某国営放送の思惑とは裏腹に

蓋を開けてみれば

お金をかけた割には地味なストーリー展開になった事と
「あまちゃん」の時のグイグイ来る様なクドカンワールド無く
勝負に負けて仕事を取られるネガティブな内容で占められ
大河らしく無いリアリティーにも重厚感にも欠ける内容になった事で

「あまちゃん」テイストを期待した視聴者層と
従来の大河ドラマファン層の期待を裏切る

視聴者層帯を見誤った某国営放送の失敗で

低視聴率に喘ぎながら
最終回は大河史上最低の8.3%という

大河史上最低の烙印を押される形でゴールとなった
いわゆる「失敗作」として語られたドラマでした


このドラマは当時は全話録画しながら毎週観てはいましたが
金栗四三がマラソン競技を体調不調で棄権した後の
第10話辺で当初の勢いが無くなり物語のトーンが落ちた為

重苦しい視聴感が耐えられずにリタイアしました

その後も視聴率が冴えないという話が毎日の様に入って来た為に
まして観る事は無かった訳です

しかしコロナ禍に入った後の秋頃に
47話ものボリュームでHDDの容量を圧迫している
このドラマを削除しようとした時

酔狂で再び第1話から鑑賞し始めた所
何の先入観無く物語に入りやすくなったからなのか

良いテンポで「金栗四三編」24話を鑑賞し
その後、阿部サダヲ演じるオリンピック委員長
「田畑政治編」の

どの様な試練や困難が立ち塞がろうとも
エネルギッシュな人柄と図々しい持ち前で全てを打ち破りながら
只々東京オリンピック開催一つにこだわり続けた

この人物の動向から目が離せなくなり

世間一般が下した「最低ドラマ」の烙印とは
アレは一体何だったのか?という位

ドラマに引き込まれて行きました

特に第39話『懐かしの満州』
古今亭志ん生の体験談を元にした渾身の脚本で描かれた

正に「神回」

かつて「落語がジャマ」と叩かれた本作の
この回の視聴率が番組最低の3.7%という
ありえない低評価に驚きを禁じえませんでした

考えてみれば大ヒットと言われた「木更津キャッツアイ」
視聴率は 8% 9%台だったのに対して
後のDVD販売、レンタルでブレイクした作品でした

つまりはクドカン作品とは
話題のドラマが情報番組などで取り上げられる事で
それまで観ていなかった視聴者が見始めて
途中から視聴率がどんどん上がってくる様な
ものとは異なり

第一話からしっかり観たいと思わせる作品なのであり

後に失敗の原因も

主人公が有名人ではない とか
レースに負けたり仕事を政治家に横取りされたり
主人公が偉業を成し遂げるカタルシスが無い とか
結局朝ドラみたいじゃん とか

散々言われてきましたが
どれも的外れだと言えます


まず主人公が「有名人ではない」という指摘ですが
そもそも殆どのドラマの主人公は「架空」です
ドラマとは「作品」であり
その中心的存在が「主人公」なのであって
キャラクターの有名無名は関係ありません

「偉業を成し遂げるなどのカタルシスがない」という指摘ですが​

そういう 実話 です

又「偉業を成し遂げる」というのも
物語においての カタルシスの形の一つだと
言えるので

「水戸黄門」ではないので
印籠の様な秘密兵器を持つわけありませんし
「半沢直樹」ではないので
ご都合主義よろしく毎回倍返しされませんから

そういう意味においてのカタルシスは
期待するのが無理だと言えます

クドカン作品は「あまちゃん」でも見られた様に
「成功」する事だけが「成功ではない」
怒涛の人生を描く所に魅力があり
物語内に緻密に張られた伏線が最後に見事に回収される
そういう「カタルシス」が
しっかりとあるわけです

「結局朝ドラみたいじゃん」という指摘に付いては
結局視聴者はそれを期待していた筈です
特に制作した某国営放送に至っては
低視聴率にあえいだ事でトップが
「長い一年だった」とため息を漏らしたと聞きますが
「朝ドラ」と「大河」の視聴層はまるで違うので
それは想定するべき事だったと言えます

故に真の失敗を招いたのは

これは私もそうでしたが、連日の様に
「いだてん低視聴率で草W」みたいな記事が流れる事で

「失敗作の典型」の様に印象付けられた所にあり

トドメは最大の理解者であるはずの某国営放送ですら
トップが「長い一年だった」とため息を漏らすという

どの様なタイプの作品なのかをしっかりと伝える事を怠り
天下のクドカンドラマの失速にコレは使えると色めき立ち
サルもクドカンも木から落ちる的な報道を一年に渡り続ければ
某NHKのトップもため息を漏らすし(NHKと言ってるっつ!!!)
視聴率ありきでしか未だ作品を語らないばかりか
世間は「失敗報道」を喜ぶ、その程度のモノだと思い込んでいる
TVマスメディアの旧体質に問題があったと思われます


全く視聴者もマスコミもどこに目を付けていたのかっつブツブツ・・・
​「節穴」​​と言う他ありませんっつ!!! (・・・!オレだWWW​)​​

というわけでこの自粛期間が無ければ
今頃「いだてん」はウチのHDから削除されていました


このドラマは長丁場ながら機会があれば繰り返し観ております

ドラマを繰り返し観るのは、同じゲームを繰り返しやるのと同じで
「あの世界にあの人達に又逢いたい」からというのが理由です

いつも言っている様に、良い映画良いドラマとは
繰り返し見れるものであり
「いだてん」は現在で3回転目ですw

というコロナ禍での自粛なお噺でしたw




​​
​​​▲目次へ▲
■■■■■■□■■■■■
​■2020年10月掲載■
​​​​『wikiの写真で映画予告な一言』​​​
Biandintz eta zaldiak - modified2
Horses on Bianditz mountain in Navarre, Spain (画像参照:wikimedia)

馬左『​​​​おいっつ!!!
​テネット​もう一回
行くぞっつ!!!​​​​





(※よもやと思い、念の為に書いておきますが、
コレはフィクションのネタで
写真と、台詞と、馬と、
TENET/テネット は一切関わりはありませんのでご注意を・・・w)




■7.逆行ミステリー「テネット」■


ハリウッド大手映画会社がこぞって自社作品の公開を延期する中
鬼才 クリストファー・ノーラン監督作

時間を逆行させる技術を使い人類に攻撃を仕掛ける
未来との壮大な戦いを描いたSFアクション超大作『テネット』

2020年9月のコロナ禍の中公開された
巨額な制作費を掛けたハリウッド映画として

大きな話題となりました

この映画の核となる「時間逆行」
既存の価値観では鑑賞できない難解な描写となった事で

鑑賞後様々な議論を呼び、物議を醸し出した事でも知られ


ネット上にはありとあらゆる角度で解釈を試みる
様々な解説サイトが立ち上がり

鑑賞後も知的好奇心が付きない数多くの映画ファン達が
コロナ禍の自粛生活を強いられる中で

解釈の為にもう一度鑑賞しに映画館へ足を運ぶ人も見られ
謎は付きない映画の魅力に魅了されました



当初はウチも解説記事を書くつもりでしたが
既に多くの解説サイトによって映画の殆どの謎は解き明かされた後で

その様な中で記事を書いた所で
他サイトと重複する様な内容になるのは目に見えていたので

更新は諦めたという経緯がありました

それでも、未だどのサイトも気付いていないポイント
多くのサイトが思い違いをしている所が
数点程ありましたので


ソコだけ、チャチャっと解説してみたいと思います

それは・・・ 次回の更新でW



▲目次へ▲
■■■■■■■□■■■■
​■2020年11月掲載■
​​​​『wikiの写真で戦◯な一言』​​​
Warriors of Lapland
Warriors of Lapland (画像参照:wikimedia)

兵士『​​​​・・・無いバレたら
どうしよう 相棒​。。。​​​


トナカイ『いいから・・・
堂々としてろっつ!!!



(※よもやと思い、念の為に書いておきますが、
コレはフィクションのネタで
写真と、台詞と、兵士と、
トナカイ は一切関わりはありませんのでご注意を・・・w)




■8.「コロナ戦争」と呼ばれた数年間■


感染予防の生活が長期化し
日々のウイルス疾患の予防行為にもだんだんと慣れて行き

コロナ禍の中なりに生活を営みながらも

これまでの生活とは全く異なる
「命を守る為の警戒」を怠ら無いというかつて無い日常

そんな時流に身を投じなければならない未知の事態への不安から

それらがやがて「感染予防」の域を越えて
いつの間にか目に見えない敵と闘う

「戦争」の様な体へと変貌して行っている事を認知しながら

社会はこれまでに無かった不安と
ストレスに晒される事になります



コロナ禍は戦争に例えられて「コロナ戦争」とも呼ばれましたが

これは社会学の括りで
日清戦争の戦死者となった17282人を上回る
死亡者数を出す状況、事態を称した言葉として

「交通戦争」の様に名称される事に倣って付けられたものと言うよりは

「第二次世界大戦」などの様に
生命が脅かされる危機的状況が「約4年間」続く状態を
「戦争状態」の「長さ」と定義付けて

他社からの攻撃で長期に渡る経営の危機的状況に陥る
企業などにも適用させて「企業戦争」と捉える様に

長期に渡る生命の危機的状況が続く「コロナ禍」を総じて
「コロナ戦争」と呼んでいるのだと言えます


従って約4年間の危機的状況が続いたコロナ禍の場合は
終結に向けて(収束では無く)コロナを風土病として受け入れて
「講和」状態としたものが

現在の「ウィズコロナ」の取り組みの状況と捉える事が出来ます



「コロナ禍」では毎日世界で何千人もの人々が命を落とす中
早期の実用化を目指した感染症ワクチンの開発が
通常の何倍ものペースで進められ

そうして完成した感染症ワクチン接種が実施され
コロナ蔓延の抑え込みが実現したと思った時に

新たに変異した新型コロナウィルスが再び蔓延し
それに向けてのワクチン開発が急ピッチに進められるという

変異株の蔓延する度に急ピッチで進められる抑え込みワクチン開発という
この、終わりの見えない負のサイクル

正に「戦争」と呼ばれる所以だと思います


そうしてその様な「コロナ戦争」の最中の世の中の動向も

情報に対しての社会的影響を考慮しない
視聴者の興味にのみ焦点を合わせただけの
日々いたずらに不安を煽る報道や

正しい捉え方や道理で考える事を怠り
都会から訪れる人々を潜在的な保菌者と決めつけたり
保菌者を特定したりする「脅迫めいた問題行為」を多発させた
感染リスクにのみ過敏に反応する一部市民達の
新たな「暴力」を生み出す温床となった
「差別心」が宿る誤った「自警」意識


品薄となったマスクを求める声の対応に追われ
無意味なタイミングでマスク無料配布を行った
対面のみを整える政府の対応や


かつて地震の様な災害時にでも秩序を重んじて冷静に対処する
世界中の称賛を集めた日本人の集団行動の強さに対して

善意のマスク配布があるとなりふり構わず人が押し寄せ
無料のマスク欲しさに我先へと群がり
最後尾では暴動が勃発する浅ましさが顔を出すといった


日本人の個人行動の弱さを露呈させる騒動が
後を絶たなかった事からも

国と世間と人との意識の分断
危機的なまでに顕著となったという印象があり

こちらは「戦争」というよりも「終末」の体すら感じさせるものが
ありました

それ程までに社会は「限界」を越えていたと言えました



▲目次へ▲
■■■■■■■■□■■■
​■2020年12月掲載■
​​​​『wikiの写真で未知への世界の一言』​​​
Münster, LVM, Skulptur -Körper und Seele- -- 2016 -- 5920-6
Sculpture “Body and Soul” (Duk-Kyu Ryang, 2015)
in front of the office building of the LVM,
Münster, North Rhine-Westphalia, Germany (2016)
(画像参照:wikimedia)



​​・・・クリスマスモニュメント
したかった・・・​​


という話は 分かった、それより・・・​
​​​​​​​​​​​



で、作る前
調べなかったんだっつ!!?



​スポックっつ!!!​​​​​





(※よもやと思い、念の為に書いておきますが、
コレはフィクションのネタで
写真と、台詞と、スター・ト○ックと、
Mr.スポ○ク は一切関わりはありませんのでご注意を・・・w)




■9.コロナはどの様に生まれどう収束するのか
地産地消が鍵■



スタートレック未知の世界へ挑む未来を描いたSF作品でしたが

ここでは未知のものを出現させる要因となるとも言われる
生物多様性の問題を

すこしばかり発想を飛ばしながらお得意の妄想を交えて
語ってみたいと思います


さて、以前から「地産地消」という言葉を良く耳にしてきましたが
対して最近は「地消地産」という言葉を聞く様になりました

どちらも良く似た言葉であり
どちらも食に対しての問題意識から唱えられた言葉であり
どちらも地元で生産して地元で消費する事を意味する言葉でありながら

「地産地消」の方は
自分達の地域で作ったものは地域の消費者が消費せよという
消費者に消費意識を呼びかけて地元のリサイクルと
消費者と生産者を繋げる試みを指す言葉で

道の駅の様な直売所や地元スーパでの販売コーナーの設置に加えて
学校給食への提供や地元ならではの料理の研究に役立てるなど

地元の「消費者」のニーズに応えたものを地元で生産する為の
「消費者」の消費に向けた取り組みだと言えます

しかし元々「地産」は
例えば東北地方は米生産などの農作物の一大産地である事から
「地消」に対してニーズのバランスに過不足がある
などの課題がありました


それに対して「地消地産」
自分達の地域で消費するものは自分達で生産せよという

おいしい米を食べたいという消費者のニーズは
稲を優しく育てる為の新技術を生産者に開発させ
それにより新たな生産農業者や新たな市場を生み
その米を使った新たな外食産業が誕生し新たな雇用を生む

「生産者」への産業拡大に向けた取り組みだと言えます

この似た様で全く異なった意味を持つ言葉が
実はコロナ禍の「収束」に大きく関わっているという所に

最後は着地するという そんなお話です・・・




コロナの様な未知の感染症ウィルスは

国土の多くが未開発な自然を有した経済国が近代化を目指し
急激な地域開発を推し進めて自然破壊を繰り返して
環境を激変させた事で生み出されるとされ、

それは正に世の中が近代化を遂げ
「便利」になって行く事による産物である事を意味し

逆に考えると、それは、
行き過ぎた開発を行う 現代人 が生み出したもの
という事になります。

これがどういう事なのか理解するには
「生物多様性」の見地から捉える必要があります


これに付いては
国立環境研究所 生態リスク評価・対策研究室 室長を務める
「ダニ博士」こと五箇公一氏が
非常に興味深い見解を述べているので

詳しくは下に張った「動画」を参照いただくとして・・・


因みに「ダニ博士」の動画は早口なのでw
チャチャっと観ることは出来ますが
ひとっつも頭の中に入って来ないかもしれないので

ザックリまとめますと・・・w


”コロナ禍を始めとする新興感染症の発生の要因は
土地利用の変化等に伴う「生物多様性」の損失にある”

という事を動画で言っている訳です


説明しますと・・・

まずこの「生物多様性」とは1985年アメリカの生物学者が提唱した
現在も世界中で支持され使用されている造語で

全ての生物の間には違いがあり互いに繋がりを持つ事を表し

それぞれの「種」にはそれぞれの異なる「環境」が存在し
それらの異なる「環境」には独自の「生態系」が存在し
それらの異なる「生態系」が「連鎖」する様に繋がる事で
地球全体の「生態系」が機能して

それら生物「種」の様々な多様性によって
地球は恩恵を受けているという

生物学的見地から環境問題を捉える考え方を指します

これによると、
それぞれの「種」は自分の生存の為に「利己的」に行動し
互いに「奪い合う」のであり

決して「調和」を求めたり、互いを支え合って「発展」させる
様なものでは無いらしく

この「奪い合い」が足りなければ

個体が増え過ぎて「天敵」の格好の餌食となり
「天敵」を繁殖させる結果を生み

「奪い合い」が過ぎて個体が減り出したら「絶滅」し
それに取って変わる新たな「種」がその生態系で「進化」して
代わりにその環境の恩恵を得る という様な

それらの「せめぎ合い」から最も望まれる形が自然と導き出され
「バランス」を取るのが

「種の生存システム」という事だそうです


一見して絶妙な「調和」によって成り立っている様な
自然界のバランスですが

この様な、
それぞれの「種」同士の生存を懸けた「せめぎ合い」によって
結果として「調和」が生み出されている事が分かります

つまり生物多様性という観点に於いて
「せめぎ合い」を行う事で淘汰としての「調和」が生まれるという

自然界の「種」が「利己的」な理由で
せめぎ合いながら存在する事に対して

「協調」「調和」によって「社会」を営む事で
生存している私達「人間」

災難に遭えば他人同士が助け合い思いやる
相互互恵的、相互補完的連携で世界が繋がりながら
「文化」「経済」を発展させ「文明」を進化させるという、

地球上での唯一の「利他的」な行動で発展し存在する「種」であり

「文化」と「文明」の利器無しで丸腰でジャングルに放り出されたら
瞬く間に猛獣たちの餌食になり、

食べ物や水は小動物や鳥達に奪われ
爬虫類や昆虫の毒にやられて、
細菌によって病気にかかり、
ウィルスで命を奪われる

地球上での最弱な「種」でもあるという訳です


ここで、「蟻 は踏み潰せるだろうになぜ最弱?」 と言う
「種の生存システム」の話の意味をまだ良く分かっておられない方は

今は人間と蟻を「大きさ」で査定しているのでは無く

システムの中の「機能」を司る「種」としての
「ポテンシャル」の面から捉える
「相対的評価」の話である所に

注目して頂き

現在人類が持ち挙げる事が出来る「重量」
東京オリンピック世界記録保持者ラシャ・タラハゼが持つ
「105kg超級」の265kgが最高で

自分の体の約2.5倍の物を2秒間持ち上げる事に対して


は自分の体重の70倍の物を巣まで運ぶ事が出来るので
ラシャなら73トンの物を自宅まで運ぶ事になる訳です

故に、人間は身体能力のポテンシャルに於いて蟻にも劣る事が
これで分かります


只、板垣退助の人気格闘コミック「範馬刃牙」第2巻
刃牙が「蟻」よりも強い「100キロ級のカマキリ」との勝負を
想像力を駆使し「シャドーファイト」する回では

イメージで熾烈な勝負をした末に
カマキリの天敵のの動きを入れた像形拳で勝利し

「そして、とうとうバキさんは異種の世界から一周まわって
同種格闘技への世界へ踏み込んだ」という名言を生みました

又、現実世界では 昭和の大スターでプロレスラーの「力道山」
素手でヒグマに勝ってますので

「ヒエラルキー」という見地からだと
一概には言えません(漫画ですがw)


只人間は、

教育の知識によって思考の幅を広げ、
道具によって行動の幅を広げ
衣服によって身体を保護し、
料理によって様々な食材を加工し食し
家屋によって雨風をしのぎ、
船舶によって大海原を渡って他国へ旅し、
火によって生活様式が深夜まで及び、
経済社会によって活動の範囲を広げ
武器によって身体能力を補完し、
書籍によってこれまでの歴史を刻む

「文明」「文化」の力によって、
ジャングル地帯へも重装備で挑む事が可能となり
自然界に対して「対等」な立場を得て来た「歴史」があるので

「拳闘」を「文化」と捉えれば
「拳闘」の技術なしにカマキリに「素手」で勝負を挑んでも
「シャドーファイト」で負けは決定的だと言えますので (漫画ですがW)

人間はやはり自然界の「頂点捕食者」には
なり得ないという事が分かりますが

「文明」「文化」を持ち得て「対等」な関係で居続けていた事で
自然界は人間社会と「調和」を保って居たと言えます


しかし人間は20世紀以降、
化石燃料をエネルギーとした社会システムを構築すると
巨大重機による都市開発、工業による大量生産、
巨大船舶、車社会による大量輸送
を実現し

ポテンシャル以上の発展を急激に遂げ
これによって自然界とは対等の関係では無くなるだけでは無く

暮らし向きを向上させる為に未開発地域の更なる開発によって
自然界を破壊するにまで及ぶ様になって

絶妙なバランスで保ってきた自然界の生態系システムに於ける「調和」を
人間が「利己的」な理由で「破壊」する事になります

21世紀に入った所で 生態系システムの「狂い」
石油燃料多用による二酸化炭素率が上昇して温暖化現象が起こり

各地で異常気象を発生させ 気温上昇で南極、北極の氷が溶け水位が上昇し
汚染、資源の枯渇などの環境問題を引き起こすのも

生態系を含んだ生物の多様性が急速に劣化して
人間社会にも影響を及ぼしているのも

これら「破壊行為」をしているのは
「人間」の社会活動によるものであり

全ては豊かな暮らしを求めて自然を破壊して来た
「人間」のせいだと言う訳です


そうなると今度は、
これまで人里離れたジャングルの奥深くで動物に感染しながら
感染した動物の中でひっそりと進化して生息してきた未知のウィルス

本来の生息地だったジャングルの奥地の生態系を人間に破壊された事で
新興感染症として出現させる事となり

自然を破壊して動物の棲家を奪いながら活動範囲を広げて
生物の多様性を急速に劣化せながら
森の奥深くに足を踏み入れて来た人間

ウィルスが「宿主」を変えて

自然のジャングルから都会のジャングルに生息地を変更し
感染した人間の中で進化して

コロナウィルスの様な未知の感染症が生まれる事に
繋がって行く訳です


このコロナウィルスはこれまでの歴史上類を見ない程の感染力があり
南極以外全ての地域で感染が確認されて、それが数日で広がった事でも
人類の歴史上始まって以来で

その理由が正に「人間活動」によって行われている所に
コロナ拡大の真の理由があると言えます

説明しますと・・・


化石燃料で発展した「文明」「文化」が
未開拓地方の都市化を進行させ

それら地方がやがて世界と繋がり「グローバル化」が進み
開拓された地は「巨大な街」となり 都市の機能で守られる様になって

各地で自然界の様々な脅威が次々と取り去られて行く事になります


そうした「安心」と引き換えに

特に他人に頼らなくても自分ひとりで生きて行けると確信させる
都市のシステムに守られた「新たな環境」での生活の影響によって

人間本来の特徴だった集団生活を維持する中で生まれる
「他人を思いやる」気持ちが徐々に薄れていき

話した事も話す気も無い赤の他人の事より
今の自分が大事という「利己主義」が優先される様になり


それが 今の世の中を作っている と言えます



コロナの最も恐れるべき点は、
エボラの時の様な、感染者本人のみが死に直面する恐怖では無く

膨大な不顕性感染者が居る事で、

相手に感染させて殺してしまうかもしれないという
「不安と恐怖」をもたらし

同時に現代人の
「自分さえ良ければ良い」「自分さえ感染しなければ他人はどうでも良い」
という

自然界が内包する原初的な「利己性」を呼び起こす所にある

と五箇氏は語ります

つまり、国を上げて抑え込みを実施しなければならない時期でも
自分勝手に行動して感染を受けやすくしながら
そうして感染した不顕性感染者が知らない内に感染を広げる

「コロナ」の振るう猛威人間活動がリンクする様な関係性を生んで
コロナの感染の広がる様がそのまま人間活動そのものとなった事が

コロナのかつて無い感染拡大の要因に繋がったと
言うことになる訳です


つまりコロナは、「不顕性感染」という形で「姿を消す」事により
現代人が活発に経済活動をすればするほど人の中で生息し続け

永久的に人間社会で巡回し進化し続ける事が出来るという

人間の利己的な「欲望」という「性」に巧みに潜んで生き続ける
実にしたたかなウイルスだと言える と

五箇氏は この様に語っている訳です


従って、コロナを人の中から排除させ収束させる為には
現代の社会コロナの生息に適した生態系になっている事を

自覚
して

その様な社会からの離脱を目指し
本来の人間社会の「核」となる人を思いやる気持ち

「利他的」な考えに立ち返って

他の種からの取り分を取り過ぎない様にし
他の種の生態系となる生存環境を荒らさず
人間らしく他の種を慈しみ、時には対峙し

自然に対して「利他性」を持って向き合い
そうして生物多様性に於ける「対等」な関係を作りあげて行くことが

重要な課題であり

そんな自然共生が持続可能な社会の実現に向けて

グローバリゼーションから脱却し
ローカリゼーションとサスティナブルな社会への
パラダイムシフトを図るべき

・・・と、最後何言ってるのか良く分からなかったですがW
この様に語っていた訳です

なので
最後の大事な所だけ噛み砕いて説明しますと・・・


バブルが弾けた後の90年代
80年代の円高経済の受けた打撃のツケを払う様に

日本の輸出産業が世界を席巻して
日本経済の「国際化」が急速に発展し

海外との貿易や商取引が盛んになり日本は潤うのですが
必要なものは作るよりも買えば良いという思考が蔓延

経済が「製造業」から「サービス産業」主体となって行き

それに連れて雇用もサービス産業へと流れて行き
いわゆる「サービス経済化」と呼ばれる現象が起きて

日本の産業構造が大きく変化します

それが昂じて高学歴社会となり
低学歴、高年齢者が製造業で冷遇され

それが後に「失われた10年」と言われる所以となって行きます

それに伴い、国際交流へと国外へ向かった精神が
国内へ向けての取り組みへ向かう様になり

これまでに無い程の地域との文化的な共存共有を目指し
マイノリティーの保護、寛容の精神の熟成など

「内なる国際化」
も同時に活発化して行きます

しかし以降日本の経済は、他国から、他県から、他地方からの
輸入、移入に頼る体質が付く様になり

結果として
自分達のものは自分達で生産し消費する
「地産地消」の精神が失われる事に繋がる訳です


その様な「依存」を主体とした「交流」体質の「国際化」が

コロナ禍でのウイルスの蔓延を活発化させ
「往来リスク」による「クラスター」によって蔓延させる

温床となったと 言う事を言っている訳です


全然噛み砕いてませんがW




故にコロナ収束の「鍵」となるのは

「自然」と「人間社会」とのある種の「境界線」を意識しつつ

「里山イニシアチブ」を概念として
日本の伝統的田園風景に基づいた
地方分散型社会、自立循環社会へ向けた取り組みを進めて
​​​

個人として出来る事を考え、
太陽光発電、自然再生エネルギーを組み合わせながら
都市を隔てて地方でも有意義に過ごせる
人間的ライフスタイルを確立する

​​​​​​​
人を必要とし必要とされる人を目指す
依存しない自立する社会作りが不可欠であり


その様な個々で経済社会を進める自立型社会では

人に依存して勢力を広げる
現時点の経済社会の人間に似ているコロナは孤立して行き
徐々に封印され居場所を無くして行き
終焉を迎える事になるので

そうなるのが「地産地消」の精神にある
という訳でした


という訳でようやく繋がりましたW


ココで「ダニ博士」も語らない様な「妄想」を語りますと・・・

発症したら呼吸器症状を悪化させ咳や発熱を伴い重症化したら死にも至る
「人間」に感染しながら適応し変異する事で生き残り続け様とするのが
「コロナウィルス」です

一方で

自然を破壊し環境を激変させCO2排出で気温を上昇させ
異常気象が発生したら地表は壊滅的な被害に至る
「地球」に広範囲に居住しながら適応し
社会を変化させる事で生存し続けているのは
「私達」ですが

こうして並べてみると
2つはなぜか酷く「性質」が似ている様な気がするのは

コロナは我々現代人が生み出したものだからなのか
私の妄想が過ぎるのか・・・クワバラクワバラ・・・




▲目次へ▲
■■■■■■■■■□■■
​■2021年1月掲載■
​​​​『wikiの写真で新年の一言』​​​
Steve Hogarth i Pete Trewavas (8255345042)
Steve Hogarth i Pete Trewavas (画像参照:wikimedia)


​今年、ワクチン接種出来そうだからって​
​​気が緩んで飲食店で

ホッケ
ひとつで朝まで
どんちゃん騒ぎするのは止めて


​ソーシャルディスタンスは
守れよっつ!!!​






(※よもやと思い、念の為に書いておきますが、
コレはフィクションのネタで
写真と、台詞と、Marillionは
一切関わりはありませんのでご注意を・・・w)



■10.災害に遭った外食産業と
喰い物にされた補助金■



コロナ禍の報道の中で、よく使われたワードに
「飲食店」というのがありました

これはコロナ感染者数を報告するニュースに
「飲食店」というワードが日常的に連なった事で

「三密」「クラスター」「感染源」などのコロナワードが
「飲食店」と紐付けられ連想され

「なぜ外食産業だけが」と、行政の厳しい要請にも応じながら
何の保証も無ければバタバタと潰れていくしか無い状況の中で

あたかもコロナ禍の主たる感染源かの様な印象すら与えられて

コロナ禍最大の風評被害を受ける事になった
飲食店業界の苦難を印象づけたものでもあります


ランチタイムでは行列が出来る人気の飲食店が
コロナ禍の煽りを受けて閉店の憂き目に遭い

低価格が売りの薄利多売で営業するタイプの飲食店が
経営難に陥るケースが全国的に多発した事も

コロナ禍ならではの出来事のひとつとなり
その様な光景がだんだんと珍しくなくなると感じる位

私達の感覚も日常も大きく歪められてしまったと言えます

しかし全てがコロナ被害に遭っての経営難なのかと言われると
実はそうでも無いという話があります。



コロナ禍の世の中になる事など全く寝耳に水の想定外の出来事で
万が一そういう危機敵事態が起こる事を想定せず
経営難に陥って行った店舗に対して

結局は資本主義の摂理淘汰された結果と説き
「珍しくない」「良くある話」と切り捨てる意見を
少なからず耳にしたりしますが

経営不振が店主自らの不得に依るものだったり
そもそも「想定外」とは考え抜かれた中でそれでも起こる事を指し
それに対して備える事など不可能な中で
リーマンショックの様な金融危機の煽りを食うといった
「時流」の中での事象であれば

ともかく

お客の喜ぶ姿を糧に何処よりも美味しいものを安く提供する
オンリーワンな店を目指して

価格設定を低くしても手厚いサービスを心掛け
苦労を厭わず営業を続けて薄利多売で利益を上げ
尚且メディアが取材に来る程の話題性もある
行列ができる人気店だった場合は

店主の経営手腕は確かなものがあったと言えます。


何よりもこれは世の中が大きく変化する中での「時流」での出来事とは
全く異なり

地震、津波と同じで「災害」と呼べるものと同様で
「淘汰」と説くには違和感がある様に感じられます。


尚且、様々な施設で
不特定多数の人が持続的に集まりクラスターを発生させる事象は
数多く存在した にも関わらず

「飲食業」のみが行政から強制的な営業自粛休業や時短を要求され
日本中がそれに同意し同調した事に於いても

コロナ以外「人的な時流」の存在が汲み取れますので

これを「淘汰」と切り捨てる根拠は
むしろ無い様に思えます。



外食産業は社会を構成する三大要素の「衣食住」の中の
人の命の維持に欠かせない「食」を担う重要な産業で

人の口の中に入るものを扱うという性質から
「安全」の維持が必須という点に於いても

社会的責任は最も大きい業種と言えます。

その外食産業を支えるのは
大手企業フランチャイズチェーン店
世界的にも名高い三ツ星店舗、業界で評価の高い有名店、などの他

全国の様々な街に点在し
それぞれの地元に根ざした飲食店を個人経営する店主達の

「食」が「文化」である事を背負って立つ
「気概」に依る所が大きく

それ故料理を「魂」で語る所以があり
それだけにコロナ禍に於いて

外食産業の真価が問われる訳があると言えます


その様なコロナ禍による閉店の危機に瀕した飲食店への
必要な救済には

宣言地域とそうでない地域との明らかな「格差」があった事は
余り知られていません



コロナによる緊急事態宣言が発令された地域の飲食店には
時短営業酒類提供自粛などの要請が発令されるのですが

これを要請通り守っていたら
個人経営の店舗は間違いなく潰れてしまう事から

要請をしっかりと守った店舗には「協力金」が下りる
助成金制度が作られ

これにより店舗が休業や時短営業をしても
赤字経営は免れる様になりました


しかしこの制度は「休業要請」などが出る事で
初めて「協力金」が下りるという仕組みから

感染を抑え込んで「休業要請」が出ない地域では
「協力金」が出ないという問題がありました

従って、

感染が拡大している地域の飲食店では
休業をしても「協力金」によって
「黒字経営」となっている事に対して


感染を抑え込んでいる地域の飲食店では
この「協力金」が無い為休業する事も出来ず
尚且営業しても時短営業、酒類提供無しで
「赤字経営」に陥るという

経済格差を生む事に繋がりました


なぜ冷凍餃子無人販売店が出現したのか

他にもコロナ禍の救済金制度に
経済産業省が支援する「事業再構築補助金」というのがあって

これはコロナ禍によって売上が下がった中小経営者や個人事業主などを対象に
コロナ禍の損失を補おうとする企業や事業主の新たな試みを支援する為に

2020年は1兆円の予算が組まれ最大一億円を補助する制度なのですが

これが本来とは異なる目的で制度が利用されている事が
大きな問題となっています


コロナ禍の中でなぜか突如街のあちこちに
「冷凍餃子無人販売店」が出現する現象が起きましたが

これはセミナーも開かれる程の人気を博した「無人販売店」事業で

これらの殆どは
本当に困っている中小企業の業態転換や意欲的な新規事業とは
全く異なる事情で「事業再構築補助金」を利用し開業したものとして

全国各地で増加している事で問題になっている訳です


なぜ「冷凍餃子」なのかは、おそらく以前
堀江(ホリエモン)貴文氏が 広島の人気餃子店に来店した時に
ノーマスクの同行者に対して入店拒否した事で店の対応に憤慨した事を
SNSで発信した所フォロワーに店を特定され店にいたずら電話が相次ぎ
「休業」に追い込まれるという騒動があって

当時、週刊プレイボーイの連載でホリエモンの相方を努めていた事でも知られる
西村(ひろゆき)博之氏がこの件に付いて、

この様な個人事業主の店舗が世間の逆風に遭うと弱いという事を知らずに
信念を貫く余り断罪してしまったホリエモンに対して

連載中ホリエモンの意見に
お得意の「論破」 (※無責任なツッコミとも言う)で返し
人気を博してきたいつもの「スタンス」でこの騒動に割って入り

クラウドファンディングで店を支援して店舗を救済した事が
博之氏をネットの有名人から人気を全国区へと広め

ホリエモンはその騒動で悪者になってしまい
コンビ解散となるという・・・のはどーでも良い話としてw

この時1500万円の支援金が集まって始めたのが
当時地方で流行っていた「無人販売店」事業で

この騒動によって
この「ビジネスモデル」がテレビやネットで取り上げられて
全国へと広まった事が

「冷凍餃子無人販売店」急増となった
大きな理由の一つなのではと思います



本来「事業再構築補助金」は先程も言った様に
コロナ禍で従来の経営での売上が下がった事業主の
「新事業」を支援する目的で支給されるものなのですが

この「新事業」というのは
全く新しい思い切った発想で行う独自性のある製品によって
新たな市場に乗り出す様な事業であって

この新事業で新しい仕組みを生み出す事を応援する為に
補助金を支給する制度である所を

単にこの補助金を得る事を目的に制度を利用して
「無人販売店」を始めて儲けようとする業者が居て
それが増えているという実態がある訳です

この背景には、

本当に補助金を必要とする企業や事業主が利用できる様に
助成金支給側の審査基準

しっかりとした企業で無ければ無理と思われる様な
かなりの知識と経験が必要になる
詳細な事業計画書を添えた書類記載を求める事で

不正な目的での悪用が出来ない様に
厳格な書類作成基準を設けた筈のものが

全くの「裏目」に出て

逆に取れば
厳しい書類審査にも通る様な記載さえすれば
この補助金は容易に手に入る事から

こじつけでコロナで売り上げが減少した事を詳細に記載した後
新事業にチャレンジする姿勢をアピールさえすれば
採択される傾向にある所に付け込まれるという

審査基準に大きな「穴」があった為に

事業計画書そのものも「コピー」されたものが何社から提出されても
採択された事例があり

中には 非公認コンサルタント業者と結託して
過大な見積もりを経費に加算して
そうして下りた補助金の余剰分を懐に入れて
儲けにする悪辣なケースもあるなど

この様な事例は中小企業庁の公式サイトで観覧できる事からも

実態を全く把握していないずさんな運営が明らかとなり

補助金を本当に必要としていても
難しい申請書類の数と内容から
書類作成をする技術がない事業主などは

結局コンサル業者に委託するか
申請そのものを諦めて事業を止める方を選ばせてしまうという


経済産業省の正に絵に書いたような
有象無象な虚礼虚文の本末転倒な竜頭蛇尾ぶりで・・・


「持続化給付金」の時と同様に
制度そのものに問題があると言わざる負えないものがありました


加えてこの補助金制度には明らかな「欠陥」があり

この補助金は新事業にかかる経費分を使った後
「後払い」で支給されるため

元々この「経費」が出せない企業は申請すらできないという

本来救わなければならない筈の
コロナ禍で売上が落ちた中小企業が救えないという問題がありました


確かに制度を悪用している者こそが一番の「悪」なのは
勿論の事ですが


これらの理由で国民の血税
この様な不当な使われ方をしているのであれば


来店してくれる客の為に利益を度外視して薄利多売で営む店舗や
高齢者が経営する無くてはならない街の顔となっている様な
個人店舗の飲食店などにこそ

自治体が援助として手を差し伸べる方が
余程有益であり

計画書を書く手段を持たず、日々を生きる事だけに必死の人達が
同じ様に税金を収めながら、国の援助が来る事が無い事に絶望

他方では制度を巧みに利用して不当に補助金を得
私益を貪り弱者餌食にしている様な現状を

​​​​行政​​認識​すべきだと思います​​​




「持続化給付金」の時の「過ち」から行政が学んだ事は言わば
審査をより厳しくさえすれば全てが大丈夫という「安全策」であり

この様な「全てかゼロか」的発想は

ノーマスクはダメで、マスクさえすれば、全てが大丈夫という
コロナ禍の本質を理解していないで対応する事と同じであり

その様な対応にホリエモンは激怒し
その様な国をひろゆきは見限ってフランスに移住するという・・・w


「コロナ禍」の様な未曾有のパンデミックによって
食に於ける「文化の火」が消し去られ無い為にも

「文化」を守る視点からの外食産業に対する取り組みが
必要に迫られたコロナ禍であったと言えるでしょう



▲目次へ▲
■■■■■■■■■■□■
​■2021年2月掲載■
​​​​『wikiの写真で2月の一言というか苦言』​​​
MountFuji
Photographed from the morning JAL flight from Haneda to Itami.
(画像参照:wikimedia)



​​​震災を彷彿とさせる
​「日本沈没」​のドラマ化に​苦言​を呈するのは​​​

心情として理解できるとして・・・



​明らかに現在進行中の​コロナ禍​を彷彿とさせる​
​​​「キミセカ」​​ゾンビドラマ​化には​​



​​​何苦言集まらない​​​のは​
なぜ?なんでしょう』​

大規模な災害に遭い震撼する震災とは違い
「パンデミック」の震撼が
眼で見えない様なものだから

としたら・・・

多くの日本人が

人命が失われる「パンデミック」よりも
生活が失われる「震災」の方が

恐ろしいと感じている・・・

という事になるのだが




(※よもやと思い、念の為に書いておきますが、
コレはフィクションのネタで
写真と、台詞と、『日本沈没』と、『君と世界が終わる日には』は
一切関わりはありませんのでご注意を・・・w)




■11.コロナ禍が促進する
キャンセルカルチャーの蔓延■



コロナウィルス感染症5種移動によって
現在はマスク無しの外出が可能になりましたが

飲食店などでは未だパーテーション設置を続けている所もあり

人と人との触れ合いという
ごく当たり前なコミュニケーションに於いて

人と触れてはいけないという
一枚の障壁が入る事になったコロナ禍での暮らしは

アクリル板一枚で隔たれた人間関係が当たり前になるに連れ

普段は巨大な時流の中で息を潜めながら、世の中がストレスに達すると
突如人々に「自警」意識を目覚めさせ形振り構わず炎上させる

「時限爆弾」を常に抱えているという様な、

コロナ禍の世は気付かない内に私達に
思わぬ形の「分断」の意識を芽生えさせているのかもしれません。



近年、浮気をしたタレントが世の中に叩かれ
まるで犯罪者のような扱いを受けるという時流の問題に付いて

「影響力のきい人物は社会的責任がくの人に迷惑を掛ける」
事を理由に問題視されている方がおられましたら

まずは こちら>>​​ の記事を御観覧の後
再度来訪頂くとして・・・w

近年この様な炎上する形態を「キャンセルカルチャー」と呼び
特にコロナ禍で極まった時流として蔓延しました

映画『竜とそばかすの姫』のレビューの中でも
書いたことがありますが

この「キャンセルカルチャー」が蔓延するのは
色んな文献を調べた所

気軽に参加出来て危険もない上に
大勢で行う「お祭り」気分を味わいながら
皆に社会悪と「認定」されたという「根拠」を元に
皆がやっている事で安心して「弾劾」しながら
「正義」を行える「快感」が得られるという背景から
それが集団化する所に理由があるらしく

「リアリティーショー女子プロレスラー自殺事件」の様な
後に警察が動き犯人が特定され
刑事責任が課せられるという様な

それによって問題が発生した時に負う「社会的責任」というリスクを
分かって無い 層が起こしているという事の様です


それとは別に

社会的責任の意味を理解する多くの常識ある人の中にも
浮気をするタレントを社会悪に感じる意識はあり

それは
「弾劾」する「快感」を得る「手軽」さにある訳では無い
別の根ざした理由
があると言えるので

そこにカルチャー化する真の背景がある様に思われます


恐らくこの意識に根ざしているのは
「浮気」は「良くない」だから「許せない」

では無く

「浮気」は「清潔では無い」
だから「防御」するべき「悪」

という

「清潔では無い」イメージを持つものには

​飛沫感染を危惧​する感覚で
​漫然と「悪」と決めつける​様な

これらにはコロナ禍で生まれた防衛意識
しいては対人関係の分断へと悪化した

時流が生んだ現代人の新たな感覚が芽生えた現れではないかと
感じさせるものがあります


その様な感覚が生まれたという是非を問う事よりも
問題なのはそれが講じると

「汚い格好」「醜い姿」の様な
「普通では無い事」が嫉まれる様になり

更には 普通の人とは違う「弱い事」までが
​​「悪」​​となる・・・その様な兆候がある事への危惧です。


コロナ禍で開催された東京五輪では

五輪エンブレム盗作疑惑で採用を取り消されたデザイナーや
女性蔑視発言で五輪委員会会長を事実上の更迭をされた政治家や

「マウント文化」発言が非難され、過去の「イジメ行為」が発覚し
音楽担当をクビになって 表舞台から姿を消した
某ミュージシャンなど

不祥事や過去の悪行に対して罪を逃れても
必ず報いを受ける時が来るという因果応報の現れと捉えるならば

「キャンセルカルチャー」が昂じて
清潔感しか許されない社会になるのは

むしろあり得ないと考えたくなります


それでも、
なぜか「ゾンビ」をやっつける作品が人気があったり

最近は「美形」役者が悪役を演じ
脂っこい 個性派は脇役に回るようになったり

先の項では「戦争」の話が出ましたが
「第二次大戦」以前の世界では

「大きくなったら軍隊の大将になる」と言う子供が
当たり前の世の中だったのに対して
終戦後は、そんな事を言う子供は消滅した様に

今起こっている時流
後の社会の「コロナ禍後」の世界の主流となり始めて

今私達が過ごしている「コロナ禍」とは
感染の危機が去った開放に満ち溢れた「コロナ禍後」への希望を抱く時
では無くなり

コロナ禍によって生まれた新たな感覚に根ざした「視点」で捉えて

これまでは当たり前の様に行動していた
「素手」で何かをする事に違和感を感じたり
「素顔」を見せる事に抵抗を持つ様になった事などに根ざした

世の中を見る目が変わってしまっている自分に気付いて
どう捉えるべきか考え倦ねるという

「真実」を知ってしまった後のもう戻れない過去を受け入れる
時計の針を進める為の「待機の時」の様なものなのかも

しれません。



しかし、人は、社会は、やり直す事が出来る事を信じるならば、
過去の過ちはどこかであがなってこその

「今」
があるのだと言えます

先程の東京五輪でクビになった某ミュージシャンにしても

加害者は被害者に対して
謝罪し賠償行為をする「義務」がありますが

謝罪の証として被害者を「救済」する意思があったとしても

通常なら加害者などには金輪際関わり合いたくないのが
被害者の心情なので

本来 加害者に被害者を「救済」をする「資格」は無い訳です

従って、イジメの加害者となった某ミュージシャンの場合
これまでに贖わなければならなかった行動とは

「反省」の現れとして「イジメ問題」の取り組みに尽力する為の
例えば・・・現在のイジメ被害者救済の加害者側からのアプローチです

考えられる方法として、ひとつは・・・

実現には数々の障害はあるとして
イジメ行為を行っている「加害者」の方を集める機会を作り

それがどれだけ許されない行為なのか
今すぐ止める様に説得する場を設け

過去、イジメた被害者に対しては「救済」はもう手遅れではあっても
今、被害に遭っている人を「救済」して行く

その様な
過去の「罪」に向き合う様な取り組みを続ける事で

世の中の多くの人は「反省」した証と納得し

何よりも、その某ミュージシャンの被害者となった人物も
そうしてイジメの被害者が救われている事が耳に入れば

自分も何か救われる様な思いをする事が出来たのかも
しれません


「キャンセルカルチャー」を通して見える事は

寛容のない社会が辿る柔軟性の欠如による
著しい発想の極論化に於ける排斥に至る顛末の是非

にあると言えますが

それに対して寛容のある社会を目指したとしても
社会の寛容さも決して「無尽蔵」ではありません

故に、
一方が一方的に受け入れ様とした容量を越え
ストレスが発生する現れが「キャンセルカルチャー」であれば

過ちは許される事は無くても

​​​​​過ちを許される事に尽力しながら

社会が寛容を持ち得る関わり方配慮できる心ある人物を目指し
そうして再び社会に関われば

そんな社会も寛容を持って受け入れる

その様な相互関係による
ストレス軽減を実現させる労力惜しまない事で
世の中に「寛容」を導く手助けとなる

その様な、誰もが互いを慈しみ合う利他的な社会を目指す事は

コロナ禍後の先の未来が開く為の
一つの大きな「理想」だと言えます



▲目次へ▲
■■■■■■■■■■■□
​■2021年3月掲載■
​​​​『wikiの写真で宣言解除前の一言』​​​

Jukung Pasar Terapung
Floating market in the village of Lok Baintan near the city
of Banjarmasin in the province of South Borneo, Indonesia.
(画像参照:wikimedia)


船頭A​​​​​​『​​お前らっつ!!!
​数日​​ 位 ​​待てないのかっつ?!!​​​​​​​​


なぜいつも
​​宣言解除​​ 決定 ​​直前​​​ になると
こうなるんだっつ!!!
​』









船頭B『お前もだろっつ!!!





(※よもやと思い、念の為に書いておきますが、
コレはフィクションのネタで
写真と、台詞と、『コロナ禍』と『緊急事態宣言』とは
一切関わりはありませんのでご注意を・・・w)




■12.「終息」では無く「収束」へのフェーズ■


あれから4年の月日が経とうとしています

現在も感染は「終息」に至りませんが
コロナを完全に封じ込めることは不可能な風土病として受け入れ

コロナ禍以前の生活への復帰
を目指す事を目標に
新たなライフスタイルを取り入れる時期に来ているという捉え方から

「脱マスク」「外国人観光客の受け入れ」を視野に入れた
コロナを受け入れる生活に切り替えながら

完全に終わらせる「終息」では無く
一定の状態まで落ち着かせる「収束」を見据えたフェーズに移行する

「ウィズコロナ」へ向けた取り組みが始まりました

これにより「コロナ戦争」とまで言われ先の見えなかった日々の暮らしも
ようやく見通しが立つ様になったと言えるでしょう



そこで誰もが「ようやくこれで以前の暮らしに戻る事が出来る」
と考える所だと思います。



しかし、たとえコロナが完全に収束したとしても
ひょっとしたら私達が考える「コロナ禍以前」の世界には

もう戻ることは出来なくなっているのかもしれません


もちろん、依然コロナへの警戒は必要ではあっても
不自由な生活からは開放されるので以前の暮らしには戻ったと言えます


しかしそれは、コロナ禍を通して身に付いた
新たな価値観で世の中が動いて行く

コロナ禍後 社会 となった上での事で


それはこれまでお話してきた
ここ数年の時流の中での様々な「兆候」
物語っているのではないかと

思うのです



さて、これまでのお話は
いつもの私のお得意の「妄想」の産物に過ぎません


人は良く、今の世の中を称して
寛容の無い世知辛い世の中になったと口にしますが

本当は世の中がその様に
何かの問題を起こす事を許さないのでは無く、

その後にするべき事をしていない事に
世の中の時流が許さないのだと

その様に捉えて

「コロナ禍後」に元の日常が戻る世界を望む一人として
その様な世の時流の「良心」

信じるばかりです☆


という所で終了です。
次回は何が更新されるでしょうかw

それでは良い一日をお過ごしください☆



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最終更新日  2023年10月03日 03時18分30秒
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