見え方
先日、パソコンのモニターを高級な物にしたいと思って色々下調べをしていた。デジタル写真を趣味にしていると、撮影後の色の調整がひとつの楽しみである。それで高級なモニターに興味が湧くのだ。写真画像用モニターで有名なのは(株)ナナオ。EIZOブランドで良いモニターを提供している。ナナオの技術を調べていたら、素晴らしいものを製品化していた。http://www.eizo.co.jp/products/ce/uc/index.html色覚シミュレーションソフトウェアのUniColor Proは、色弱者の方の見え方を画面上で表現するソフトである。「一定の色が見えにくい」や「モノクロの視野」と認識されている色弱だが、正しくは「一定の色の違いが分りにくい」と理解すべきだろう。例えば上記のジャンプ ページの1枚目の画像、メッセージカードの文字が健常者にはFor you!と見えるが色弱者には文字が潰れてしまっている。2枚目のFRESH!も同様。見える文字と見えない文字に分かれているのが実感出来る。1,2型色覚と言われる軽い色弱は日本人男子では22人に1人で少ない数字ではない。僕の父も叔父さんのひとりもこれに属し、色の違いが分りにくい時がある。多くの人がパンフレットやホームページでセールスをしているが、先ほどのFor you!やFRESH!のような色使いをしてしまうと、場合に寄っては22人に1人が読めていないかもしれない。For you!やFRESH!の文字が価格やキャッチフレーズだったりしたら色弱者に伝わらない。他の色を選択するのが賢明だろう。こういうところに、マーケットは隠れているのだ。博学研究家 横尾けいすけ Yokoo Keisukemail to cayman450s@yahoo.co.jp