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臼井不動産.横須賀不動産コンサルティング

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2014年11月13日
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カテゴリ:住まい
臼井不動産の社員旅行は岩手、宮城三陸の旅と銘打って、世界遺産の平泉を中心に見学することとなりました。
1日目は新幹線で角館に向かい、武家屋敷を見学しました。ちょうど見学した時間帯に武将踊りがあって一緒に写真撮影をしてさい先の良いスタ-トを切った。



020.JPG
事故を起こしたバス。ミラーは全部壊れてしまいました。事故前の状態です



社員旅行も遊びではなく「日本史を学ぶ旅に」と言うのが弊社の旅の目的です。
「百聞は一見にしかず」の通り、日本中にある史跡を訪ねる旅はとても勉強になります。


2日目は旅のメーンであった中尊寺を見学した。
2時間にわたり紅葉で綺麗になった庭園と、金色堂を見てそのすばらしさに全員が感激を覚えました。
そのあと、あいにく雨が降ってきて視界が悪くなったが猊鼻渓(ゲイビケイ)へ行って川下りをした。
貸し切りの船も景色を綺麗に見ることが出来ず残念だった。


川下りが終わると三陸で被害を受けた現地を視察し、我々の災害に対する知識を深めようと、一路バスは三陸海岸に向かった。霧がどんどん深くなり10メートル先はもう見通しがつかない。嫌な予感がしました。


バスはベテランのドライバ-で、地元のバス会社を3日間チャーターしたから安心して乗車していた。
ところが、バスが三陸目指して走っていく道はどんどん細くなり林道のような道に迷い込んでいく。
道が狭くて、クネクネしていてバックで戻る事も出来ない。ただ前進あるのみだ。


S字カーブやクランクカーブ、ヘヤピンカーブを曲がるときは冷や汗をかき、社内は異様な緊張ムードとなっていった。山道なので灯りは全く無い真っ暗闇。雨が降って霧が深い。そこにバスが進んでいくのだ。

最悪の事態にならなければいいがと社員はひそひそ話を始めた。
すると案の定、ドカーンという音とともにバスはガードレールと岩肌に挟まれて動くことが出来なくなってしまった。
社内は女性社員のキヤーと言う声でパニックになりました。


左は切り立った絶壁、右は深い谷底だから怖がるのは無理もない。谷底に落ちたら最悪の事態になる。

バスは岩とガードレールに挟まれて身動きが出来なくなってしまいました。
急遽ホテルやバスの本社、旅を手配した近畿日本ツーリストに救援を求める電話を掛けまわったが、途中でハタと気がついた。

車1台がやっと通れる林道に対向車も来ることが出来ないし、後続車が来ても助けられない事に気がついたのだ。


そこで取るべき方法はただ一つ。バスが傷ついたり凹んだりしたので、もっと車体が傷つく事を気にせず無理に前進と後退を少しずつやって脱出を計ることに話はまとまった。


ところが、女性たちは全員、「バスが崖下に落ちたら怖い」と言って全員が墨のように真っ暗な、しかも雨が降る寒空の中をバスを降りて歩き出しました。

これには弱りました。熊が出るかもしれない山林だからガード役に男性社員を半分ほど加わらせたのです。


私と幹事役の社員は携帯電話の明かりを頼りに約1キロメートルばかり先まで道路調査に歩き、2カ所ばかりの難所を何とかクリア出来れば脱出できると確信してドライバ-に連絡した。


そのあとは4人の男性社員がバスの前と後ろについて携帯電話で灯りを照らし運転の誘導です。
車体を岩やガードレールに何度もこすりながら、ようやくバスを抜け出させることに成功した。
サイドミラーは飛んで無くなるし、自動ドアも壊れて開かなくなりドライバーは頭を抱えていました。


それからも難所を社員の誘導でようやく抜け出すことが出来、ゆっくりとバスは走り出すと寒い中を歩いている女子社員のグループと出会い乗せました。


女性社員は翌日、ドライバ-やバス会社を取り替えてもらっても、乗ることにとても恐怖感を抱いていた。
今回のアクシデントを通じて活躍したのはGPS機能がついたタブレット端末4台と、全員が持つ携帯電話の灯りでした。文明の利器はたいしたものです。


せっかくの楽しい旅行がバスのクラッシュというトラブルで台無しとなってしまった。
でも運転手さんにはねぎらいの言葉をかけても、恨み言葉は一切言いませんでした。
逆にチップを差し上げたのですが、ショックは弊社の女性社員以上でしょうね。


それにしても元請けである近畿日本ツーリストからしっかりした詫びの挨拶がない。
お客様対応が悪い会社です。

旅行の手配フイーだけ受け取ってしまえば、「後は野となれ山となれ」が近畿日本ツーリスト社のスタンスでしょうか。





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最終更新日  2014年11月14日 19時06分23秒
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