大型ビルの所有者が変わる。媒介は新型コロナ。売りも買いも今がチャンス

2021年09月14日

　首都圏にある大型ビルが、新型コロナウイルスにより業績の悪くなった企業から、資金力のある企業へと所有権がどんどん移っています。
いずれにしても資金力がある企業が勝つのは自由主義経済の法則です。

新型コロナウイルスにより業績の悪化に悩む大手企業が、保有する自社ビルをどんどん売却し資金繰りに充てています。

また、不動産価格が高いうちに買い手がつけば高く売って借入金を返済しようという動きもあり、不動産市場のうねりはバブル期を彷彿とさせています。

企業業績の悪化による自社ビルの売却物件を見ると、通常では欲しくても手に入らない1等地に建つ大型ビルが多いことも特徴的だ。

市街地では個人投資家や不動産会社による旺盛な購買意欲が、ビルの売買を加速させている。
売りと買いの思惑はどちらが勝者になるのか後の歴史が証明します。

力があれば優良な物件を買うチャンスが今だ。
自社物件を少しでも高く売るには熱狂している今が売りのチャンス。
このチャンスを逃がす手は無い。

日経不動産マ－ケット情報から転記

独アリアンツが日本の賃貸マンションを1290億円で取得へ
独Allianzの不動産運用会社、独Allianz Real Estateは、日本の賃貸マンション82棟を取得する。総投資額は11億ユーロ（約1290億円）だ。

メープルツリーの物流施設6物件
ブラックストーンは2019年7月、物流施設6棟をメープルツリーから取得した。6物件を取得した際、合計価格は1000億円を超えた。

900億円弱神宮前タワービルディング
神宮前タワービルを取得、ヒューリック
ヒューリックは、渋谷区神宮前1丁目の神宮前タワービルディングを取得した。賃貸ビルとして中長期的に運用していく。

【840億円】青山ビルヂング
香港ガウ・キャピタル、840億円で青山ビルを取得
香港の大手不動産ファンド、ガウ・キャピタル・パートナーズは、地下鉄青山一丁目駅に直結した大型オフィスビル、青山ビルヂングを取得した。価格は840億円。売り主は米グリーンオーク・リアル・エステートだ。

624億円ヒルトン東京お台場
ヒルトン東京お台場を624億円で取得、ジャパン・ホテル・リート
シンガポールSC Capital Partners系のジャパン・ホテル・リート投資法人は、東京湾岸の四つ星ホテル、ヒルトン東京お台場を取得する。売買価格は624億円に上り、国内REITが保有するホテルとしては最高額となる。

武田御堂筋ビルなど21物件
武田薬品の21拠点、グリーンオークが500億円超で取得
米グリーンオーク・リアル・エステートは、武田薬品工業と子会社の武田薬品不動産から大阪本社ビルなど21物件を取得する。価格は500億円超とみられる。

GLP草加など3物件
物流施設3物件をGLPから取得、フォートレス
米フォートレス・インベストメント・グループは、GLPから物流施設3物件を取得した。

アマゾン小田原フルフィルメントセンター
小田原のアマゾン物流施設、ケネディクスがブラックストーンから
ケネディクスのSPCとみられる特定目的会社は、神奈川県小田原市にある物流施設を取得した。売り主はブラックストーン・グループとみられる。SPCにはTIAA（全米教職員年金保険組合）の不動産投資部門であるNuveen Real Estateが、韓国の機関投資家とともに投資した。

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最終更新日 2021年09月14日 15時45分00秒
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