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2011.03.01
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カテゴリ:奈良
2009年3月2日の「おたいまつ」

3月に入りました。修二会の「本行」です。

   もう最近では、お松明が12日だけと思っている方は減ったようです。上の写真は、2年前の3月2日のお松明です。

この季節、以前に「春日大社の神饌・ぶと」で少し紹介した餅飯殿の「萬々堂」さんの店頭には、鮮やかな色の箱に入った「糊こぼし」のお菓子が並びます。練行衆が造花を手作りして二月堂の堂内に飾る、開山堂の名椿を象ったお菓子です。

もちいどの萬々堂の歴史菓「糊こぼし」

 私たち奈良の人間は、お腹の中に入ってしまう「糊こぼし」のお菓子そのものよりも、この独特の模様の「箱」の方が、印象に残っているのです。先だって「ケンミンショー」で出ていた「高山製菓のオレンジ色の缶」とならんで、奈良の家庭にたいてい一つぐらいはある「箱」ではないでしょうか。

この絵柄、どなたの作かは知りませんが、シンプルかつ大胆なデザインは一度見たら忘れられないものがあるのでは。実は我が家でも、かつて母が愛用していて、知人とのやりとりの絵はがきなどをこの箱に入れていました。しっかりした厚手の紙で、ちょうど良い大きさで、何よりもこの絵柄がパッと目に付きます。本当は我が家の「箱」を出してこようかと思ったのですが、ちょっと汚れているので、店頭の美しいディスプレイを撮らせていただきました。

さて「修二会」で上堂する練行衆の足下を照らす「お松明」は、今日から11日までが毎夜10本ずつ、井戸から水を汲む「お水取り」の12日は他の日は先に上堂している「処世界」という役目の方も含めるので、大きな「籠松明」が12本上げられます。13日の10本のあと、最終の14日は10本が接近して上堂する「尻付け松明」(あっという間に終わりますのでご注意)となります。

そして、15日の満行には、練行衆は二月堂での「涅槃講」のあと下堂して、開山堂に参拝し解散します。写真は2010年3月15日の午後、開山堂に向かって下る練行衆。

2010年3月15日満行の練行衆

 そして、この日の朝からは、子どもたちに「だったん帽いただかせ」という行事があります。練行衆が「達陀の行法」で被っていた帽子を、頭にかぶせてもらって健やかな成長を願う行事です。(写真で帽子を持っているのは、市内の某商店街の会長さんです) 本来子供が主体ですが、大人でもお願いすればかぶせていただけます。(お志を納めましょう)

2010年3月15日「だったん帽」いただかせ
 
だったん帽を被ったら、もうお彼岸は目の前ですね。

 






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Last updated  2011.03.01 18:40:43
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