気まぐれおしゃべり。

もうひとつ思い出したので、書き残したくて

今日２つめの日記です

今はパパさんとのタンデムを楽しむ私ですが、

パパさんと出会うまではバイクが嫌いでした。

約２０年前の成人式の日。

小さな山の中の町なので、出身中学全員で６０人。

でも、１人だけ来られなかった男の子がいました。

成人式を迎える前に、バイク事故で亡くなってしまったのです。

出会い頭にトラックとぶつかったと記憶しています。

そのとき私は学生で、夏休みか何かで実家に帰ってきてました。

お葬式に行くこともできたんだけど、

行っていいものかどうか迷ったのと、

同級生がこんなに早く亡くなってしまった現実を見るのが怖くて、

行けませんでした。

あまり中学校時代にいい思い出がない私でも、

ものすごい衝撃でした。

斎場に向かう途中に私の実家があるので、

そっと家の前に出て見送るのがやっとで、

涙が止まりませんでした…

成人式の日、遺影を抱えて出席したのは親友だった男の子でした。

晴れやかな笑顔があふれる中で、

やっぱり同級生たちは、それぞれの胸に寂しさを新たにしてたと

思います。

それ以来、バイクって怖いという思いで頭の中はいっぱい。

パパさんと結婚するにあたって、

本当はバイクはやめてほしかったのが本音です。

でもパパさんはきちんとプロの講習を受けて乗っているので、

安心して乗っていられます。

これからも乗り続けると思うけど、

安全にいちばん気をつけて、

楽しく乗り続けたいし

パパさんにも乗り続けてほしいと思っています。

時々、バイクに乗ってるとその同級生の顔が浮かぶことがあります。

特別仲がよかったわけではないけど、

不登校ぎみで友人関係がうまく作れなかった私にも

分け隔て無く声をかけてくれた同級生の一人でした。

もう面と向かってお礼を言うことはできないけど、

ありがとうと、この場で言いたいです。