|
カテゴリ:だれかヘルプ!
仲良くしていただいている恩師と電話で話したら、
「そう言えば、お前の部活の顧問、鬱病で休職しているよ。」と言われた。 年齢は40代後半。男性。 まじめで鬱になりやすいタイプ。 慌ててアパートに電話をしたら、電話は取り外されていて、繋がらなかった。 携帯にかけたら、とりあえずいつもの声。 「おぉ、どうした?」 「どうしたじゃないよ。先生鬱だって。いつから?」 「17年くらいなるかな?」 「じゃあ、新任で私たちの学校に来て、次の学校に行った頃から?」 「うん、その辺りで酷い学校に続けて勤務だったからなぁ。」 確かにからかわれやすいタイプ。 でも、私たちの時には仲良くしている中での、からかいあいだった。 それがだんだん変わってきたらしい。 「先生、私も鬱になって10年経つよ。」と言ったら、 なんだか嬉しそうだった。 「オレさぁ、そういうこと仕事上話せる相手もいないんだよなぁ。」 「しょうがないじゃん、病気なんだから。先生、メアド教えて今度からお互い一緒に頑張ろうよ。」 「いいのか、ご主人いるだろう?」 「鬱友達としてよ。」 「ありがとう。じゃあメアドは・・・・。」と教えてくれた。 こっちからすぐにメールを送ったら、さすがに鬱患者。 こっちから送ったら、ちゃんと着いたというメール。 「着いたよ。」と返信したら、もう1度送れるかどうかテスト新規メールを送ってきた。 長男で真面目を絵に描いたような人。 そうそう、「死ぬことだけは考えちゃダメだよ。」と言ったら、 「それが何度かやっちゃったんだ。」と言ったので、 「ご両親もご健在なのに何考えているの、そんな無責任なことする性格じゃないでしょ。これだけはしないって、お互い約束しよう。」と、思わず怒ってしまった。 辛いのは一緒。立場的に辛いのは先生のほうだと思うけれど、人間としてしちゃいけないことはしちゃいけない。 何度かやり取りしているうちに先生も「すぐに治ると思えないけど、同じ病気の知り合いがいるのはいいなぁ。」と、言ってくれた。 頑張れ先生。先生に教わった英語は発音が悪すぎて使い物にならなかったけど、それでも生徒は立派なオバサンとして、世の中で胸を張って鬱患者しているよ。 一緒に頑張ろう。 自分の病気よりちょっと切ない気持ちになった電話だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|