ぼくとザッキ~が居たあの季節Story-67 華凛ちゃんはボクらのアイドル・後編
はじめに・・代々続いたザッキ~学童の それぞれの時期のボスキャラ?リーダーを箇条書きにまとめてみたのでざっと ご覧ください(^0_0^)⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩ザッキ~学童を支えたボスキャラたち( ´艸`)第1期メンバーたちのBOSS→豪ちゃん/お留守の時は風第2期メンバーたちのBOSS→統一出来る者無し 第3期メンバーたちのBOSS→浅月れいな ※初の女子リーダー第4期メンバーたちのBOSS→逢野聖文 ※伝説の影番第5期メンバーたちのBOSS→ 該当者なし 学童混沌期/数種の個性的な派閥が存在第6期メンバーたちのBOSS→プリンセス華凛 ※学童退会後、その実権は逢野聖文の手に・・第7期メンバー(最終教え子)たちのBOSS→統一出来る者無し ※多くの者は聖文のもとに⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩【総評】本来なら学童在籍日数の多い ミキオや草太が どこかの時期のBOSS,リーダーに立ってもおかしくはない筈なのだが。。(^^;両者ともに 群れを率いるBOSSの座をつかもうという意欲はなかった(笑)言ってみれば二人とも平和主義者的なおにいちゃんたちだったので(^_^;)色んな派閥が学童に出没してきた時期も〝あー俺、そういうのも分かる♪”〝まー悪さしなけりゃ。。いいんでない?”〝ザッキ~が何とかするでしょぉ?”そのような。。隠居スタイルで(笑)どちらも実権を握ることはしなかったのだ。そういったおにいちゃんが上層部に居たので・・逢野聖文やプリンセス華凛は ひょひょいと学童リーダーの座をかすめ取ることが出来たわけね?しっかし・・第4期、第6期、第7期と3シーズンに渡って学童を統治した逢野聖文とは一体?彼については さよならを言えなくてごめんね最終章~女帝が引き裂けなかった絆!ザッキ~よ永遠に~ 《仮タイトル》でたくさん語っていきます😉✨******************************実録!学童ドキュメント さよならを言えなくてごめんね 葛藤編 ~ぼくとザッキーが居たあの季節~ Story-66 『華凛ちゃんはボクらのアイドル?』後編さて第6期・・ザッキ~学童もすっごい数の子どもたちがひしめく大人数の学童になっていた頃だけど。。ひとりの女の子が 1学年だけのリーダー・・いいやアイドルとして君臨してた時期があったんだ。頭は良くて容姿も可愛らしい感じで つぶらな瞳を隠すように? いつも赤い縁の入った眼鏡をかけて唇尖がらして喋ってた(笑)勉強もスポーツも芸術の腕もどれも同学年の子より秀でてる。。そんなカリスマ的美少女:華凛は早坂みくるや 安達そうまの憧れの的だった。普通はね、保育園からあがったばかりの学童での生活(春休みの預かり時期)って言うのはどの子も指導員にべったりで?『先生、ぼく何すればいい?』『もぉ~つまんないんだけどぉー』 『あー ゲームしたいー』そんなボヤキをいくつもいくつも漏らしながら・・ストレス溜まってつまんないことで突っつきあったり・・ギャン泣きしては私に『〇△ちゃんがあたしに◇△って言ったー』『先生、あたしの筆箱どっかいっちゃったー』などと数分に1回ほど?指導員に介助を願い出に来るものなんだけど(笑)華凛は 私が忙しくしてる時は そっちを優先させ自分がお願いしたいことを 我慢・辛抱できる女の子だったのだ私はそういう〝自分の欲を抑えて他に譲れる子” を見ると妙にいじらしく思えて・・・男の子達は送迎車からおりるとすぐ学童のお部屋に直行して遊びに夢中なってたからザッキ~先生が保育園の柵のとこにチューリップ植えてたのなんて覚えてないかも知れないけど(^^;あれは学童の庭が殺風景だったから(笑)いやいや。。ちょっとでも ここからは学童の陣地だよーってみんなに思ってもらうために 毎年植えてたものなんだ。女の子の中にはお母さんに持って行ってあげたいから1本ちょうだいって。。私との話のきっかけ作りにチューリップが役立ったりね(笑)大田原先生のお友達で笹塚なおとって当時、学童の助っ人先生してた学生さんは 一緒に球根植えるの手伝ってくれたっけ。そんな風に子供を思う気持ちが 誰かに伝わることも 多々あった。華凛は子供ながらに 私のそういう愛を感じていたのかも知れないねそうだなぁ華凛は 小説『赤毛のアン』に出てくるヒロイン:アンのように 空想の翼をもった女の子だったから・・桃ノ木大学の農学部さんが 研究終わって 放置状態なってるような?荒畑ひとつ散歩に行ったって・・・自分の体よりおっきな棒きれを拾ってまるで農家の嫁のように?肩に担ぎ上げ私の目の前で 初雪がおりたばかりの真っ白な大地をカッツンカッツン掘ったりして(* ´艸`)クスクス一緒にくっついてきた みくるやそうまが『寒いからもうお部屋かえろー?』って言ったって夢中で耕しまくって(笑)すっごくキラキラした笑顔で 私に『ねぇねぇ ザッキ~先生ここはあたしたち1年生だけのヒミツのガーデンってことにしよ?』そう言ったのを思い出す・・・。彼女の夢は その場所にきれいな花を植える事だった。私が学童の子どもたちのためにチューリップを植えているのをみてた華凛は自分も 1年生だけで楽しめるスペースを常に探していた。自分のためではなく 仲間を楽しませるために行動ができる華凛を私は誇らしくいつも見守っていた。華凛は工作が得意な草太のことを常に憧れのおにいちゃんと見ていたようだ。草太も自分にくっつく華凛を妹のように可愛がってくれた。********************学童に入って3か月ほどだったろうか?お父さんの転勤で彼女は大阪方面に旅立つことになった。〝この学童が大好きだから あたしは残りたい・・お母さんから学童をやめなくちゃいけないって聞いて私は何度も泣いた”華凛は この手紙と一緒に自分の胸のうちを私に話してくれた。そして いつか分からないけど 必ずザッキ~学童に戻ってくるから・・それまで 私のことを忘れないでと・・・。そんな華凛は 今、何年生くらいになったのかな(笑)きっと今もどこかで 空想の翼をひろげて周囲の友達を 笑わせてるのかも 知れないね?