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カテゴリ:映画・俳優
こちらは梅雨入りしていますが 土日はサラッとした気持ちの良い陽気が続きました^^ 今日は1週間前に鑑賞したこの映画のおしゃべりを。 ただし ネタバレありますので 鑑賞予定の方はスルーしてくださいね。 「ファントム・スレッド」
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天才仕立屋レイノルズ・ウッドコックは オートクチュールの大御所。 自身は神経質でストイック、理想高き完璧主義者である。 美しいドレスを作るためには 取り巻く人々に対してもファシスト的であり エゴイストでもある。 そんな彼を長年補佐するのは 彼の理解者であり相談相手の実姉のシリル。 ある日 疲労困憊していた彼は、姉のすすめで別荘を訪れ 近くのレストランで働くアルマと出会う。 「ディナーに行かない?」 年齢は離れていても ハンサムで紳士的な彼に、一瞬で惹かれるアルマ 「いいわ」
談笑しながらアルマは尋ねる。 「どうして、結婚しないの?」 彼は微笑むだけ。
アルマを階上の作業部屋へと連れて行き 仮縫いのドレスを纏わせるレイノルズ。
アルマにとって ミューズだった。 それをきっかけに
同時に 女性として見てくれないレイノルズへの不満が 次第に抑えられなくなっていく。 まるで、通夜のような朝食の「掟」
「姉さん、僕はもう耐えられない」 「彼女を追い出してくれ」
天才が天才たる能力を発揮するには 静寂と一人時間、または孤独は必須であると思う。 他の感情は集中力を欠き思考を妨げ鈍らせる。 同時に他の激しい感情を受け止めるべく包容力もない。 決して悪意からではなく 己に純粋なだけ。 ゆえにエゴイストでもある。 それを「罪」と言うのなら関わらなければいい。
うっとりと穏やかな表情でアルマは言います。 これで たとえ、彼が消えてしまっても構わない。 私は来世も その次の世も、また次も・・・ そう、永遠に ずっと、ずっと彼を追いかけるわ。 (怖いわ~) ラブストーリーなのか、ホラーなのか 私はこういう世界の住人ではないのでわかりかねますが わりと普遍的なお話かもしれませんね。 だって 毒にも薬にもならないってつまらないと言いますし 毒の種類にもよりますが 「毒」使いの上手い人も その「毒」が大好きな人も 案外、そこらじゅうにたくさんいそうですもの^^; そうそう ハイソな世界や高級感にふさわしく 音楽も衣装に負けず美しくて素敵だったと思います。
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