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裏庭のおしゃべり

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2018.06.03
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カテゴリ:映画・俳優

こちらは梅雨入りしていますが
土日はサラッとした気持ちの良い陽気が続きました^^


今日は1週間前に鑑賞したこの映画のおしゃべりを。

ただし
ネタバレありますので
鑑賞予定の方はスルーしてくださいね。


​「ファントム・スレッド」​





詳しくはこちらで

下矢印

HP



うろ覚えが多いので
細かい記憶違いはご容赦くださいませ。。^^;



ビデオ



天才仕立屋レイノルズ・ウッドコックは
オートクチュールの大御所。

自身は神経質でストイック、理想高き完璧主義者である。

美しいドレスを作るためには
取り巻く人々に対してもファシスト的であり
エゴイストでもある。

そんな彼を長年補佐するのは
彼の理解者であり相談相手の実姉のシリル。

ある日
疲労困憊していた彼は、姉のすすめで別荘を訪れ
近くのレストランで働くアルマと出会う。




「ディナーに行かない?」

年齢は離れていても
ハンサムで紳士的な彼に、一瞬で惹かれるアルマ

「いいわ」




食事の後、レイノルズの別荘を訪れ

談笑しながらアルマは尋ねる。

「どうして、結婚しないの?」

彼は微笑むだけ。


「ちょっと、手伝ってくれないか」

アルマを階上の作業部屋へと連れて行き

仮縫いのドレスを纏わせるレイノルズ。



しばらくして訪ねてきた姉と共に
二人は彼女を細かく採寸し始めるのだった。


強引な彼らに戸惑いながらも逆らえないアルマ。


その後、アルマを送っていく道すがら
彼は心の内を告白するのだが



女には恋でも男にはマネキン。。

アルマにとって
自身のスタイルはコンプレックスだらけだったが

レイノルズには
彼のドレスを着るためだけに舞い降りてきた

ミューズだった。

それをきっかけに


レイノルズはオートクチュールのハウスにアルマを同居させ
彼女はモデルとして洗練されていくが



同時に


女性として見てくれないレイノルズへの不満が
次第に抑えられなくなっていく。

まるで、通夜のような朝食の「掟」


その後、二人が恋人関係になってもそれは同じだった。
彼は私の顔を見もしない。

「いったい、私は何なの?」

ここでは、彼の美意識とこだわりのみが世界の中心

それ以外の存在は許されない

そんな家の中で
アルマの彼への執着は独占欲となり

それを満たすため
ある恐ろしい試みに手を染めていくことに。



そして


その試みは功を奏し

ついにレイノルズはアルマにプロポーズする。

アルマを妻に迎え
苦手な彼女の所作をも受け入れようとするが
彼の寛容さにはタイムリミットが。



やがて、レイノルズから微笑みは消え
彼の苦悩は頂点に達してしまう。

彼の「時間」に入り込んでくる彼女の存在が邪魔。

自分の世界が崩壊する。

まるで悪魔だ。



「姉さん、僕はもう耐えられない」


「彼女を追い出してくれ」






「アルマの愛が弟を破滅させる・・・」

そんなことはわかっていた。

しかし
姉のシリルさえ、そんな弟に辟易していた。


背後で二人の会話をじっと聞いていたアルマ。




キノコを探しに出かけます。。



ビデオ




天才が天才たる能力を発揮するには
静寂と一人時間、または孤独は必須であると思う。

他の感情は集中力を欠き思考を妨げ鈍らせる。
同時に他の激しい感情を受け止めるべく包容力もない。

決して悪意からではなく
己に純粋なだけ。

ゆえにエゴイストでもある。

それを「罪」と言うのなら関わらなければいい。


レイノルズが独身を貫いてきたのも
そのためであった。

しかし
アルマが望んだのは彼の全て。

彼女は彼のマザコン気質を利用し
母性愛でコントロールし支配しようとする。


愛のマウンティング?





愛したいがために毒を食らう。


愛されたいがゆえに毒を盛る。



正気の沙汰ではない、からこそ


生死の境を彷徨う魂で、二人は愛をつなぐのである。




ビデオ


一応、ハッピーエンドです。


倒錯的連帯と言うか・・・犯罪だと思いますが。

命がもつといいけど。


まあ、勝手にやってください。


そんなお話でした。


でも、出会えてよかったね。
唯一無二の相手なのかもしれないので。

青ハート




うっとりと穏やかな表情でアルマは言います。

これで


たとえ、彼が消えてしまっても構わない。


私は来世も

その次の世も、また次も・・・ そう、永遠に


ずっと、ずっと彼を追いかけるわ。



(怖いわ~)


ビデオ


ラブストーリーなのか、ホラーなのか

私はこういう世界の住人ではないのでわかりかねますが
わりと普遍的なお話かもしれませんね。



だって
毒にも薬にもならないってつまらないと言いますし

毒の種類にもよりますが

「毒」使いの上手い人も
その「毒」が大好きな人も

案外、そこらじゅうにたくさんいそうですもの^^;





そうそう

ハイソな世界や高級感にふさわしく
音楽も衣装に負けず美しくて素敵だったと思います。



では、また。








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Last updated  2018.06.04 13:05:42
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