我欲 茂木一通 読みました
まったく予備知識無しでどんな内容なのか知らずに 読みました。戦後から始まる 親子二代のせこい我欲な女の物語でした。戦後の貧困、都会は貧困 田舎は豊か な中都会から田舎に嫁いだ女。田舎で歓迎されるが、家族で行う 農業の手伝い 農業の生活金ももらえないのに ただ働きさせるのは許せない!と実家に逃走。逃走したにも関わらず、妊娠したから金よこせ。挙句の果てには、子供に相続の権利がある と 金をせびる。そして 公務員に。労働組合で活動娘が育ち、娘は大学へ、安保闘争の中、社会主義者に。恋人もでき まともや妊娠。恋人が田舎で就職するといういと、田舎は嫌だ と別れるも またもや…東京が 公務員重視で社会主義(共産と社会党の支持)の美濃部知事が絶大な人気で知事を続け大赤字に。の時代とともに描かれる、最悪の自分だけがよければいい権利主張の物語。読んでいて 気分が悪い 小説でした。しかし それだけにかなり印象に残りました。えげつないものだなーと思いました。にほんブログ村