ただいまネットで公開中の
ニューヨーク・フィル定期公演のWebcastは、
マゼール指揮のマーラーの『巨人』です。
これが、ものすごい演奏になってます
![!! !!](//plaza.jp.rakuten-static.com/img/user/emoji/h734.gif)
マゼールの『巨人』、彼の情熱が炸裂してしまったときの演奏は、凄まじいものがありますね。特に、フィナーレ。
以前、ウィーン・フィルとのライブ(FMで放送されたもの)で、自在にテンポを変化させ、弦を「まるで戦前の巨匠の演奏!?」と思うくらい連綿と歌わせて、しかも、エンディングでは、とんでもない程の高揚まで登り詰めた忘れがたい名演を聴いたことがありました。以降、マゼールの『巨人』は、自分にとってスペシャルな印象があるんですよね。ところが、ところがです
![! !](//plaza.jp.rakuten-static.com/img/user/emoji/h002.gif)
マゼールの『巨人』の
CDが出るたびとか、ライブが放送されるごとに聴いてみても、そのときのような高揚感まではたどり着いていないことがあって、というより、すごく大人しく終わっちゃってることの方が多く、「おいおい、マゼール、どうしたんだよ。」と、つぶやいておりました。
今回は、そんな自分の期待にバッチリ応えてくれる演奏でしたよ。前半に演奏した、ベルリオーズの『イタリアのハロルド』がよかったのかも。気取らずに、ガンガン技を仕掛けて、実に鮮やかな演奏になっています。ここでのニューヨーク・フィルのレスポンスの良さに、マゼールも、「これなら行ける!」と、【マゼール節】を炸裂させたのでは? というのが、自分の勝手な「読み」です。
![あっかんべー あっかんべー](//plaza.jp.rakuten-static.com/img/user/emoji/h264.gif)
ぜひ、聴いてみてくださいね。
これまでの音楽の記事は
こちら
マーラー:交響曲第1番『巨人』