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今夜は、
うるま市民芸術劇場・響ホールで、
名ピアニスト、イェルク・デームスによる『ベートーヴェンの夕べ』が開催されたので、聴いてきました。
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日中、那覇で用事があったんですが、その後、急いでうるま市に向かいました。響ホールは何しろ遠いので、聴きに行くのもちょっと一苦労です。でも、今年78歳を迎える、大ピアニストの演奏を、しかも、沖縄で聴けるチャンスはめったにないので、ここは聴きに行くしかありませんよね。
今夜のプログラムは、オール・ベートーヴェン・プロ。しかも、ソナタ第1番から始まって、最後の作品となった第32番で終わるという、総括的な選曲。期待が膨らみます。
演奏は、ソナタ第1番の第2楽章あたりから、美しい豊かな音色に引き込まれました。続く、『月光』ソナタの第1楽章は、和声の変化を一つ一つ丁寧に描き分けていくような、味わい深い演奏。本当に感動的でした。そして、何といってもすばらしかったのは、最後の第32番。冒頭から激しいタッチ。入魂の演奏です。第2楽章の長大な『アリエッタ』では、あたかも、ベートーヴェンが、死後、天国へと昇っていき、神様の愛に包まれているような幻想を思い起こさせる演奏で、聴いていて、涙が出そうでした。78歳を迎えたデームスさんは、この曲、どんな思いで演奏されていたんでしょうね。
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