国宝・世界遺産の姫路城に行ってきました。
白壁と美しい屋根の曲線、その優美な姿から、「白鷺(しらさぎ)城」とも呼ばれる姫路城。かねがね行ってみたいと思っていたんですよね。
この姫路城、美しい姿とは裏腹に、先日、
NHK の『歴史秘話ヒストリア・姫路城 美と強運の400年物語 ~ 巨大迷宮の秘密を探る旅』という番組でも紹介されましたが、当時、戦争時の要塞としても、すばらしい特徴を持った建造物なんだそうです。例えば、壁にあけられた鉄砲狭間、矢狭間という穴。ここから攻めてくる敵を迎え撃ちできるようになってます。穴から外を見ると…、今では、敵ではなく…、これから見学に来る観光客の方々の列が見えます。
この鉄砲狭間、矢狭間、壁の内側の穴は鉄砲や矢を備えやすいように大きく、外側は外から襲撃されないように小さくなるように、先細りに作られています。すごく実戦的! 天守閣への道も、いくつもの狭い門があり、迷路のようになっています。
そういえば、
一昨年、松山城に行った際にも、要塞として、極限まで考え尽くされた隙のない構造美と緊張感に感動しましたね。「ここからも狙われている!」というアナウンスの入るあの映像。「私たちは、城の美しさに感動する。それは、戦国大名の生命がかかっているからだ。」という結びの文句。歴史の悲劇と平和のありがたさを深く考えさせられます。
姫路城の大天守には、落城後も、明るさを求めて窓の方に寄って来た敵の大将を敵討ちにするための「武者隠し」まであるそうです。すっごい執念ですよね。
天守閣の上は、とってもいい見晴らし。昔の殿様は、こんな景色を眺めて暮らしていたんでしょうか。
姫路城の西の丸は、徳川家康の孫の
千姫が、本多忠刻と結婚して仲良く暮らしたところだそうです。こういう話を聞くと、ちょっとホッとしますね。
| | 姫路城からの帰り、こんなゆるキャラと遭遇! 『しろまるひめ』だそうです。
なんか、先日のせんとくん以来、開港博のたねまるくんなど、ゆるキャラとのコラボが定番になっているような…。え?? 全然違和感がない?? |