パリで最も美しい橋　エッフェル八景★その４

2008年01月08日

(3)

テーマ：フランスあれこれ・・・(9315)

カテゴリ：ヨーロッパ☆世界

きらびやかなパリの１９世紀から２０世紀にかけての夢が、そのまま現実のかたちになって結実したような橋が、セーヌ川にかかっています。

アレクサンドル3世橋３

その名はアレクサンドル３世橋。

この街に暮らすパリジェンヌたちに、「セーヌでいちばん美しい橋はどれ？！」と訊ねると。

みんなが、この橋の名前を呼ぶはずです。

だって・・・ほんとうにきれいだもの！

アレクサンドル3世橋８

★アレクサンドル3世橋(仏 : Pont Alexandre III)はフランス、パリのセーヌ川に架かる橋

世界中の色んな大都市の橋が、この橋のスタイルを真似ようとするけれど、やっぱりホンモノにはかないません。

重厚さ、軽やかさ、を併せ持った華麗さが香る、魅力的なこのアレクサンドル３世橋。

いちばん似合うのは、セーヌの流れとエッフェル塔の姿でしょうか。

アレクサンドル3世橋７

★最寄の駅は・・メトロ８号線、１３号線アンヴァリッド駅 Invalides下車

アレクサンドル3世橋２

★となりのコンコルド橋のアーチから覗いたアレクサンドル３世橋。

アレクサンドル3世橋５

この橋はフランス共和国の大統領サディ・カルノーとロシア皇帝アレクサンドル3世の間に結ばれた友好の証として、ニコライ2世により1900年のパリ万国博覧会にあわせて建設、パリ市に寄贈されました。

橋はアンヴァリッド広場とグラン・パレ、プティ・パレの間を結ぶように建設されました。建設はエンジニアのJean Résal、Amédée d'Alby、建築家のCassien-Bernard 、Gaston Cousinに任されたそうです。

アレクサンドル3世橋４

橋は鋼鉄製、幅40m、長さ107mで3つの関節を持つ単一アーチ橋で、中央に橋脚を建てることなくセーヌ川を一跨ぎしている。両端には石造りのトンネルがあります。

アレクサンドル3世橋の礎石は1896年にニコライ2世によって設置され、1900年のパリ万博に際して落成。橋の右岸、下流側には「1900年4月14日、フランス共和国大統領エミール・ルーベがパリ万博を開会し、アレクサンドル３世橋を除幕した」と記された記念碑が・・。

アレクサンドル3世橋６

アレクサンドル３世橋はアールヌーヴォーの街灯、天使やニンフの像、ペガサスといった華麗な装飾で有名です。

アレクサンドル3世橋１

４隅の17mの高さの柱の上にはそれぞれ

芸術(Emmanuel Frémietによる)
農業(Gustave Michelによる)
闘争(Pierre Granetによる)
戦争(Clément Steinerによる)

・・を意味する女神像が立っています。

また、また、装飾にもそれぞれテーマがあって、

中世のフランス
近代のフランス
ルネサンスのフランス
ルイ14世のフランス

となっているそうな。

　　　　　　　　　　　　　　出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

アレクサンドル3世橋９