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2018年09月27日
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カテゴリ:牧場
今回は、カネサブラックが過ごす足寄町・加藤信一さんの牧場を訪ねました。
案内役はライターの小久保友香とカメラマンの小久保巌義です。
カネサブラックは、2011年と2013年のばんえい記念を優勝し、NARグランプリばんえい最優秀馬を4度受賞。重賞21勝の最多勝記録はいまだにやぶられていません。
2013年に引退し、2016年に初年度産駒がデビュー。その中の1頭ジェイワンが今年4歳三冠の1冠目柏林賞を勝ちました。また、3歳のカネサダイマオーはイレネー記念を制覇しています。

種牡馬生活5年目に入り、16歳となったカネサブラック。見た目は競走馬時代と変わらない感じがする、というと加藤さんも「変わらないね。おとなしい。本当おとなしい」。人の言うことを聞く、懐っこい馬だそう。




日中はパドックで過ごし、夜は馬房に帰りますが、もくしをつけなくても加藤さんのあとを付いて帰っていくそうです(笑)。かわいい。





カネサブラックの馬房


種付けも上手。今年は40頭近くつけたそうです。ばんえいで40頭はかなり多い頭数。基本的に、ばん馬はサラブレッドと逆で種馬が馬運車に乗って牝馬のもとへ種付けに向かいますが、ブラックはほとんど牝馬の方からやってくるそう。道南、道東、と全道各地から名牝が集まります。


取材した時には、2013年ばんえいオークスや2015年ポプラ賞などを制したナナノチカラが来年の種付けに備えて嫁入りしていました。今年は残念ながら受胎しなかったようで、来年に期待です。




種付けシーズン前には、以前はそりを引かせて運動していたそうですが今年からは背中に乗って歩いているとか。どこを歩くのか聞いたら、家の近くの道を歩いているそうです。車通りの少ない場所とはいえ、カネサブラックが目の前を歩いていたらびっくりしますね(笑)。



「昔の名馬は、カネサブラックの母父、ニシキダイジンの父であるカゲイサムの系統が多い」と血統的にも評価。産駒について「性格がおとなしいかな。産駒は〝触りがいい〟。初めて道具をかけても、余計なことはしない馬が多い」とセンスの良さを評価します。「2歳に頑張ってほしいなぁ」と今後に期待していました。


加藤さんの牧場には2008年ばんえいダービーなど重賞3勝のライデンロックもいます。ロックもおとなしい馬で、もくしを付けずに加藤さんの後ろを付いて馬房に入っていくそうです。ロックも10数頭の牝馬に付けたとか。
産駒の評判はいいそうで、近くにはロックばかり付けている牧場もあると聞きました。良さを聞くと「気性がいい」と。「気性がいい」とはサラブレッドでは扱いやすい馬のことを言いますが、ばんえいでは逆で、レース向きの気性を差すことが多いようです。こちらも楽しみですね。






さて、9月6日の北海道胆振東部地震の影響で足寄町も停電しました。加藤さんの牧場では「2日くらい電気は止まったけれど、水が出たから馬に関係ない」とのこと。競馬場も、停電しても水が出たから馬への影響はそんなになかったそうです。

牧場は、町中より車で20分ほど行ったところの丘にあるため「冬は暖かく、夏は涼しい。アブも少ない」といういい環境だそう。「足寄の町中が-30度あれば、こっちは-25度ですむ」ってそれも寒いですが(笑)。
加藤さんの牧場では、ファンの見学も受け付けているとのことです。





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最終更新日  2018年09月29日 10時07分00秒



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