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バンドやってる人にしかわからない話題で恐縮ですが・・・
大学時代の軽音楽部の同窓会というか、セッションパーティーみたいなやつに参加した。昔の仲間と騒ぐのは楽しい。 もうみな卒業して25年くらい経っている。私の場合、訳あって(過去の日記参照)大学入学が3年遅れた。もうこの年になれば何も関係ないんだけど(当時も別に気にしていなかったが)、この3年という期間が実に微妙で、最も熱心にロックやブルースを聴いてギターを練習した時期が70年代前半か、もしくは70年代後半から80年代にかけてというところでエレキギターの音作りがなんかちょっとちがう。 まあ、要するに自分の場合、エフェクターを使わないのだ。今のバンドでもエフェクターと言えば、たまにワウを使うぐらい。 私がエレキギターを初めて手にした高校生のとき、エフェクターという言葉もなかったような気がする。田舎に住んでいたので知らなかっただけかもしれないが。 クラプトンにしてもジミー・ペイジにしても、当時限られた写真で見る限り直接アンプにプラグインしてたように思う。ウッドストックの映像で見るサンタナも、アンプに直だ。 田舎の先輩ギタリスト達も一所懸命アンプをフルテンにして歪ませていた。小さい会場で平気でマーシャルをフルボリューム鳴らしているような兄ちゃんがいて、カッコよかったなー。 それが、80年前後から急激に手ごろな価格でコンパクトなエフェクター(日本のメーカーが先駆けとなった)が出回ってきて、大学に入学すると軽音楽部の連中はいくつも数珠つなぎにつないで音作りをやっていた。なんか自分は少し乗り遅れているような気もしたが、どことなくギターの音に芯が無くなるような気がして使わずじまい。(けど片手に乗るような電池稼働可能なディレイがBOSSから出たときはほんと驚いた。日本人はえらいわ。) まわりからは「なんじゃ、あいつは?原始人みたいなヤツやな。エフェクターひとつも使わんぞ」といわれて珍しがられたのもなつかしい。 同窓会セッションに行くときも、当然の如くギターとシールドだけ持って現場のアンプにぶち込んだ。ギタリストだけでも10人ぐらいいて、適当に交代しながらセッションするんだけど、あらためてエフェクターを何も使っていないのは自分だけだと気がついた。 うーん、学生時代に感じたほんと微妙な世代のちがいを久しぶりに感じた次第です。忘れかけていた感覚ですね。というか若いときに身に付いたことってずっと引きずるものなんだなー。 ビデオにとっておいたので後で見てみると、やっぱりエフェクターってなんのかんの言っても音が細くなる。音量がでかくてもどこか痩せた音になる。 それほど音量を上げているわけでもないのに、エフェクター使っていない音の方が断然鳴っている感じがする。そのかわりヘタな弾き方したときは露骨にわかるな~(^ ^);。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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