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さて、今年も看護学校授業が始まり、週1回教えに行くことになります。
実は中学生の頃、教師になりたいと思っていた時期があります。割と人に教えるのが好きだったし、あの頃はまだ教師が尊敬される職業でした(今の先生方はかわいそうなぐらいですね)。 期せずして7年前から看護学校の授業を担当するようになり、中学生の頃の思いが遂げられうれしい反面、中々人に教えるのはむずかしいものだと思います。 彼女たちからすれば、膨大な教科をこなさなければならず、私の専門ばかりも勉強できない中で、どうやって興味を持たせてモチベーションを維持させるかがむずかしい。 生徒達は大人とちがってそれほど気を使うことを知らないので、退屈な授業だとすぐ居眠りを始めます。まあ、それがいい授業をしているかどうかのバロメーターになります。 やはり若いフレッシュな学生にいいかげんなことを教えるわけにもいかず、結局教える自分が一番勉強せんといかんということで、準備にけっこう時間を食います。もともとめんどくさがりの人間ですから、これは毎年自分の知識を更新するのにもちょうどいいかなと思っています。 自分が教えた成果として、国家試験の合格率というのがありますが、それ以上にうれしいのは、私の病院に就職してくれる卒業生が毎年一定数いるということですね。特に学校側との約束があるわけでなく、全く彼女たちの自由意志で就職先が決まるのですが、選んでもらえるのはありがたいことです。 看護師を常に補充するというのはけっこう大変ことで、どこも苦労されていると思います。 今年も何人か就職してくれましたが、「この病院に来たのは先生の授業が面白かったからですよ」と、まあほとんどお世辞でしょうが言ってもらえるのは悪い気がしません。 最近暗い話題しかない産婦人科ですが、看護学校や医大で教えるときは自ずと前向きな気持ちになります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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