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2007年05月30日
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カテゴリ:政治問題
 漫画家の江川達也氏は、28日の東京新聞「本音のコラム」で戦争映画について、次のように論評しています;


 日本映画の中で戦争が描かれているところを見たときの感覚は、こりゃダメダメだぁ、と思う気持ちが八割ぐらいだろうか。筋が通らない描写には怒りすら覚える。

 日本語生活者の多数派が論理的思考よりも感情的思考を好むのはわかっていても、映画監督が、情動で作品をつくり、論理的思考が薄すぎることに、猛烈とバラをたてて映画館を出る。

 漫画も映画も小説も第二次世界大戦が、まるで天災のように描かれることが多いのは、戦後の無責任体質の浸透度の高さのせいだろう。戦前、戦争へと国を導いたのは、日本国民そのものである。その国民には、朝鮮、台湾地方の国民もふくまれるのである。

 戦争に負けた瞬間、被害者ヅラして人に罪をなすりつけた国民の子孫がわれわれなのである。

 だから、いまだに戦争が何故始まったか明快にわかる映画が作られることがないのだ。

 平和を望むなら戦争がどう始まるかの原因を解明する努力が必要だ。日々生きる中で豊かさを求める一般人のあたり前の行動、各国の愚かな経済政策の失敗による混乱が一因だと思う。新しい社会構造に変化すべきときに、古い妄想へと逆戻りしたくなる弱い心も戦争の一因だ。

 十字軍から始めて、イラク戦争まで筋を通して描いた映画やB29に特攻した朝鮮地方出身パイロットの史実をもとにした映画がみたいものだ。


 江川氏が日ごろどのような主張をする人か、私は知りませんが、この文章に述べられた考えには賛同します。昭和天皇が戦犯裁判を免れたのは一重にGHQの占領政策をスムーズに実施するための方便でしたが、それを良いことに昭和天皇自身が戦争責任を「言葉のあや」だなどとしらばっくれた、これが戦後日本人の無責任体質の頂点だったのではないかと思います。
 いまだに戦争が何故始まったか明快にわかる映画が作られたことがないという指摘も重要です。何故始まったのか、どのような戦争だったのか、きちんとした反省を踏まえた歴史認識に欠けるがゆえに靖国神社問題なども解決できずにいるわけです。







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最終更新日  2007年05月30日 20時02分02秒
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