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2015年06月02日
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テーマ:ニュース(99375)
カテゴリ:政治問題
 学校や大学に国旗・国歌を強制するのは間違いであると主張する投書が、4月15日の朝日新聞に掲載された;


 日本の義務教育は、検定の名の下、教科書に「政府見解に基づいた記述」を書くことが求められ、道徳も教科化されて、子どもの心の内面が評価対象になる。

 教育の「調教化」ではないかと懸念していたところ、今度は国立大学に国旗掲揚や国歌斉唱を要請するという。安倍晋三首相は、その根拠として「税金でまかなわれている」からというが、勘違いしていないか。税金は政府のものではなく、市民、国民のものだ。

 さらに、「金を出すから口も出す」という考えも間違っている。教育には金を出しても口を出してはならない。それが「学問・教育の自由」であり、政府に都合のよい「調教」が間違っていることは歴史が証明している。

 「日の丸・君が代」を多数決で国旗・国歌と法制化したことは認める。だが、それを掲揚・斉唱するか否かは価値観や心の問題であり、強制・要請すべきではない。

 それを認めれば、戦前の国家神道や教育勅語のもと、国のために命さえ捧げるべきだという価値観に国中が染まっていった道を再びたどり、その価値観に従わない者はまた「非国民」と差別される時代を招くことになりかねない。


2015年4月15日 朝日新聞朝刊 12版 16ページ「声-国旗・国歌の強制、間違っている」から引用

 この投書は論旨が明快である。国立大学が税金で賄われているといっても、その税金は自民党のものではなく、国民のものだ。国民といえば自民党支持者もいるかも知れないが共産党支持者もいるし、どの政党も支持しないという人々もいるのであるから、自民党政府の意向を大学に押し付けるというのは、国民の一部の考えを押し付けるもので、これは民主主義社会にあるまじき話であり、間違った考えである。そもそも学問研究は、世の中の真理の探究が目的であり、国の利益に貢献するためにやるものではない。また、教育も、戦前であれば国を守る兵隊を育成するのが目的であったが、そのような間違った「常識」は、戦後改められて、今では世界のどこへ行っても自立した一人の人間として立派にやっていける人間を育てる、これが教育の目的である。したがって、世界中から人が集まるようなときには、日本のマークはこれだよ、という識別のためには日の丸を使うとしても、学校の卒業式や入学式にいちいち飾って拝むような馬鹿げた風習は、やめたほうがいい。





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最終更新日  2015年06月02日 10時56分30秒
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