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2015年07月11日
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テーマ:ニュース(99432)
カテゴリ:政治問題
 国会に参考人として呼ばれた憲法学者が集団的自衛権行使は憲法違反だと発言したことについて、6月6日の朝日新聞コラムは次のように述べている;


 人間というものは、とかく感情や短期的な利害にとらわれがちである。そのため、中長期的に見たときには合理的とは言い難い、自分たちの利益に反する判断を下すことがままある――。

 憲法学者の長谷部恭男・早稲田大教授の発言だ。一昨日の衆院憲法審査会に参考人として出た。改憲のハードルはなぜ高いのか。理由の一つは人間の判断力があまりあてにならないからだ、と指摘した。国の基本法を変える際は、よほどの熟慮を必要とする仕組みにしてある、ということだろう。

 安保関連法案についても、よほどの熟慮を再度求めたい。安倍内閣は憲法9条の下でも集団的自衛権を行使できると決めた。自国を守る個別的自衛権しか使えないとしてきた解釈を変え、他国の助っ人も可能にするという大転換だ。

 これに対し、審査会に出た3人の憲法学者はそろって「憲法違反」と断じた。当然だろう。集団的自衛権を解禁するなら9条の条文を改正すべし。それが長年の日本政府の立場だったはずだ。一内閣の勝手な解釈変更が通るなら、憲法などあってなきがごとし。立憲主義は空洞化する。

 自民党からは暴論が聞かれる。自衛隊の存在自体を違憲とする人が多い憲法学者とは議論がかみ合わない、と。しかし、例えば自民党推薦の参考人である長谷部氏は自衛隊違憲論者ではない。根拠薄弱な決めつけは慎むべきだろう。

 人間の判断力はあまりあてにならない。謙虚さに徹して議論を立て直さないと国の行方を誤るのではないか。


2015年6月6日 朝日新聞朝刊 14版 1ページ「天声人語」から引用

 この記事が指摘するように、安保関連法案は憲法違反の疑いが濃厚な法案であるから、これは通常の法案の10倍の時間をかけてでも慎重に審議するべきである。また、政府与党は学者の意見に謙虚に耳を傾けるべきであって、よく考えもしないで「元々憲法学者は自衛隊違憲論が多い」などと検討はずれの軽率なことを言わず、あらゆる意見によく耳を傾け、本当に国益にかなう政策であるのか、よく考えるべきだ。





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最終更新日  2015年07月12日 20時40分22秒
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