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テーマ:ニュース(99433)
カテゴリ:政治問題
世間知らずの自民党議員が勉強会で「政治的中立を逸脱した教員には罰則を」などと愚かな議論をしたことについて、17日の「週刊金曜日」には次のような、強烈な皮肉の投書が掲載された;
2015年7月17日「週刊金曜日」 この投書は、自民党議員が「政治的中立を逸脱した教員には罰則を」などと言い出した問題の本質を、みごとに喝破している。要は、自分たちとは異なる価値観を児童生徒に教えてもらいたくないと言うわけで、70年前に終わった侵略戦争の実態や日本軍のやったことなどを教えたり学んだりしてもらいたくない、自分たちと同じ「考え」で世の中を統一したいということだ。しかし、私たちの日本は明治維新以来、そのようにやってきて大失敗したという重大な歴史がある。そのことも、多分自民党議員は教えたり学んだりしてもらいたくないのであろう。しかし、わが国にはすでに民主主義の教育思想がしっかり根を下ろしているので、今さら安倍晋三やその取り巻き議員らが逆立ちして頑張っても、自民党イデオロギーで国民を統一することは不可能である。そんな見通しもなく「特定のイデオロギーを子どもたちに押しつけてはならない」などとアホなことを言っているのでは、やがて国民から三行半を突きつけられることになるであろう。ちなみにイデオロギーについては、学校教育では政治や歴史に関する様々な見方、考え方があること、イギリスの名誉革命、フランス革命、ロシア革命に重大な影響を与えたマルクス主義など、またその一方では社会主義とは一線を画して発展した西側のイデオロギーと、幅広く学習して大局からものを見て考えることができるように、教育はそのような人格の完成を目指している。今どき「日本は神の国だ」などという自民党イデオロギーでは、グローバルな世界で活躍する人材は育たない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年07月24日 20時50分16秒
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