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2015年09月13日
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テーマ:ニュース(99432)
カテゴリ:政治問題
 福島県楢葉町は原発事故で人間が住めないほどの放射能汚染だったため、これまで全町民が別の町に避難し、政府は避難生活をする人々にいくばくかの補償金を支払っていたが、このたび安全基準を少しレベルアップして(つまり、ちょっとくらい放射線量が高くてもがまんしろということ)、除染作業の結果、その新しい安全基準を満たしているから、もはや非難の必要はない、だから補償金の支払いもこれで終わりだ、とこういうむちゃくちゃな決定をしている。本来は楢葉町の人々は、放射線がまったく存在しない元の環境に居住する権利があるのであって、ここで補償金を打ち切るのは「人間のやることではない」と、法政大学教授・山口二郎氏は、8月30日の東京新聞に怒りのコラムを書いている;


 安倍晋三首相は安全保障法制について、国民の安全を守るためと言い張る。この人物が国民の生命や安全をうんぬんすることは、生まれつきの詐欺師が誠実を口にするようなもの、腹が立って仕方がない。

 8月25日、政府は福島第一原発の被災者のうち、放射線量が比較的低い地域の人たちへの支援の基本方針を見直し、閣議決定した。「(福島から)新たに避難する状況にはない」との一文を加えたと、新聞は報じている。生活基盤を失った被災者に対して、線量が低い地域に戻らないのはおまえらの勝手だから、これ以上は支援しないと宣告したわけである。原発再稼働を始めた直後にこれか。人でなしの所業としか言いようがない。

 こんな人でなしたちが、安保法制を作って何をしようというのだ。国民の生命、安全などというご託を信じてはならない。安倍首相以下政府与党の首脳が国民の生命、生活をいかに軽んじているかは、この一事をもって明らかである。昔のテレビ時代劇「破れ傘刀舟」の中で、萬屋錦之介演じる主人公が最後に「てめえら人間じゃねえ、たたき斬ってやる」と悪者を成敗していた。私は暴力を否定するが、気分としてはこう叫びたい。

 きょう30日は国会前で安保法制に反対する大集会が開かれる。人でなしたちをたたきのめすために、みんなで集まろう。
(法政大教授)


2015年8月30日 東京新聞朝刊 12版 27ページ「本音のコラム-『破れ傘刀舟』の気分」から引用

 大雨が降って洪水になったという被害なら、自然災害だから諦めるという理屈も成り立つが、原発事故の場合は予め危ないからやめろという反対運動を無視してゴリ押し、その後の危険性の指摘も無視して予防を怠ったために起きた事故で、これは明らかな人災であり、本来であれば責任者の刑事責任も問われなければならない問題だ。民主党政権であれば、ここまでひどい政治にはならなかったはずだ。





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最終更新日  2015年09月15日 21時28分35秒
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