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テーマ:ニュース(99432)
カテゴリ:政治問題
福島県楢葉町は原発事故で人間が住めないほどの放射能汚染だったため、これまで全町民が別の町に避難し、政府は避難生活をする人々にいくばくかの補償金を支払っていたが、このたび安全基準を少しレベルアップして(つまり、ちょっとくらい放射線量が高くてもがまんしろということ)、除染作業の結果、その新しい安全基準を満たしているから、もはや非難の必要はない、だから補償金の支払いもこれで終わりだ、とこういうむちゃくちゃな決定をしている。本来は楢葉町の人々は、放射線がまったく存在しない元の環境に居住する権利があるのであって、ここで補償金を打ち切るのは「人間のやることではない」と、法政大学教授・山口二郎氏は、8月30日の東京新聞に怒りのコラムを書いている;
2015年8月30日 東京新聞朝刊 12版 27ページ「本音のコラム-『破れ傘刀舟』の気分」から引用 大雨が降って洪水になったという被害なら、自然災害だから諦めるという理屈も成り立つが、原発事故の場合は予め危ないからやめろという反対運動を無視してゴリ押し、その後の危険性の指摘も無視して予防を怠ったために起きた事故で、これは明らかな人災であり、本来であれば責任者の刑事責任も問われなければならない問題だ。民主党政権であれば、ここまでひどい政治にはならなかったはずだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年09月15日 21時28分35秒
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