【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

フリーページ

2019年08月23日
XML
テーマ:ニュース(99476)
カテゴリ:ニュース
愛知の「平和の少女像」展示が中止になって間もない今月7日、産経新聞は次のような「主張」を掲載した;


 芸術であると言い張れば「表現の自由」の名の下にヘイト(憎悪)行為が許されるのか。

 そうではあるまい。

 だから多くの人が強い違和感や疑問を抱き、批判したのではないか。憲法は「表現の自由」をうたうとともに、その濫用(らんよう)をいさめている。

 愛知県などが支援する国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が開幕から3日で中止された。直接の理由は展示内容に対する脅迫だとされる。

 暴力や脅迫が決して許されないのは当然である。

 一方で、企画展の在り方には大きな問題があった。「日本国の象徴であり日本国民の統合」である天皇や日本人へのヘイト行為としかいえない展示が多くあった。

 バーナーで昭和天皇の写真を燃え上がらせる映像を展示した。昭和天皇とみられる人物の顔が剥落した銅版画の題は「焼かれるべき絵」で、作品解説には「戦争責任を天皇という特定の人物だけでなく、日本人一般に広げる意味合いが生まれる」とあった。

 「慰安婦像」として知られる少女像も展示され、作品説明の英文に「Sexual Slavery」(性奴隷制)とあった。史実をねじ曲げた表現である。


 同芸術祭実行委員会の会長代行を務める河村たかし名古屋市長は「日本国民の心を踏みにじる」として像の展示中止を求めた。

 これに対して実行委会長の大村秀章愛知県知事は、河村氏の要請を「表現の自由を保障した憲法第21条に違反する疑いが極めて濃厚」と非難した。

 これはおかしい。憲法第12条は国民に「表現の自由」などの憲法上の権利を濫用してはならないとし、「常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ」と記している。今回の展示のようなヘイト行為が「表現の自由」の範囲内に収まるとは、到底、理解しがたい。大村氏は開催を反省し、謝罪すべきだろう。県や名古屋市、文化庁の公金支出は論外である。

 芸術祭の津田大介芸術監督は表現の自由を議論する場としたかったと語ったが、世間を騒がせ、対立をあおる「炎上商法」のようにしかみえない。

 左右どちらの陣営であれ、ヘイト行為は「表現の自由」に含まれず、許されない。当然の常識を弁(わきま)えるべきである。


https://www.sankei.com/affairs/news/190807/afr1908070004-n1.html
2019年8月7日 産経新聞 【主張】「愛知の企画展中止 ヘイトは『表現の自由』か」から引用

 この記事では、わが国憲法が「表現の自由」をうたうとともに、その濫用をいさめているのだから、「表現の自由」の名の下にヘイト行為をすることは許されないといっている。相手が小学生くらいなら、こういうお粗末な理屈で騙すことはできるかも知れないが、世間一般には通用しないのではないかと思います。憲法が権利の濫用をいさめている理由は、一方の権利主張が他者の権利を侵害する場合に限るのであって、周囲の人々が気を悪くしないように気をつけて権利を行使しなさいなどと言ってるのではありません。このポイントは、右傾化した私たちの社会にあって、結構重要なポイントではないかと思います。また、この記事が人々に「読む気」をなくさせている要因として、「平和の少女像」を説明なしでハナから「ヘイトの像」と決めつけている点を指摘することができます。戦時に日本軍が素人の女性を集めて慰安所を運営・管理したのは、まぎれもない歴史の事実であって、そのことは中曽根元総理が仰るように「史実は史実として受け止め」、二度と繰り返さないためにはどうるべきかを、考えるべきです。そういう「正しい道」を踏み外した挙げ句、ヘイト行為は表現の自由に含まれないなどという見当違いな結論に至るのであれば、こういう低次元の議論をカネを払ってまで読もうという人が減少するのは自然なことと言うほかありません。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2019年08月23日 01時00分05秒
[ニュース] カテゴリの最新記事


PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

佐原

佐原

お気に入りブログ

図書館大好き639 New! Mドングリさん

コメント新着

 捨てハン@ 潰れそうな新聞なら東京、朝日、毎日が挙がるかなぁ >全国紙は世論のありかを明らかにし、国…

© Rakuten Group, Inc.