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カテゴリ:ニュース
愛知の「平和の少女像」展示が中止になって間もない今月7日、産経新聞は次のような「主張」を掲載した;
https://www.sankei.com/affairs/news/190807/afr1908070004-n1.html 2019年8月7日 産経新聞 【主張】「愛知の企画展中止 ヘイトは『表現の自由』か」から引用 この記事では、わが国憲法が「表現の自由」をうたうとともに、その濫用をいさめているのだから、「表現の自由」の名の下にヘイト行為をすることは許されないといっている。相手が小学生くらいなら、こういうお粗末な理屈で騙すことはできるかも知れないが、世間一般には通用しないのではないかと思います。憲法が権利の濫用をいさめている理由は、一方の権利主張が他者の権利を侵害する場合に限るのであって、周囲の人々が気を悪くしないように気をつけて権利を行使しなさいなどと言ってるのではありません。このポイントは、右傾化した私たちの社会にあって、結構重要なポイントではないかと思います。また、この記事が人々に「読む気」をなくさせている要因として、「平和の少女像」を説明なしでハナから「ヘイトの像」と決めつけている点を指摘することができます。戦時に日本軍が素人の女性を集めて慰安所を運営・管理したのは、まぎれもない歴史の事実であって、そのことは中曽根元総理が仰るように「史実は史実として受け止め」、二度と繰り返さないためにはどうるべきかを、考えるべきです。そういう「正しい道」を踏み外した挙げ句、ヘイト行為は表現の自由に含まれないなどという見当違いな結論に至るのであれば、こういう低次元の議論をカネを払ってまで読もうという人が減少するのは自然なことと言うほかありません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年08月23日 01時00分05秒
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