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カテゴリ:ニュース
昔、日露戦争の後、重税に苦しむ国民の声を背景に内閣総辞職を迫った野党指導者の尾崎行雄の演説に関連して、ルポライターの鎌田慧氏は3日の東京新聞コラムに、次のように書いている;
2019年12月3日 東京新聞朝刊 11版S 25ページ 「本音のコラム-言論の力」から引用 このエッセーが紹介しているのは桂太郎内閣を総辞職させた尾崎行雄の有名な批判演説で、後年、花田清輝という評論家が「言論の力」と表現したそうであるが、実際には桂は尾崎に批判されたというので、あっさり総辞職したわけではなく、当時の野党は全国各地で政府批判の集会を開き、重税に苦しむ国民を束ねて倒閣運動を展開していたのであって、尾崎に批判された桂は、不信任決議が可決されて議会を解散しようとしたのであったが、そんなことをすると全国に暴動が起きると衆議院議長に説得されてやむなく総辞職した、というのが真相だったようです。安倍政権が、国会で追及されて、まともな説明ができないにも係わらず、牛の涎のように政権を続けられるのは、桂・尾崎の時代のような「野党の力量と国民の関心」の有無が大きく影響していると思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年12月27日 01時00分07秒
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