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2022年05月04日
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テーマ:ニュース(99411)
カテゴリ:ニュース
ロシア軍のウクライナ侵攻に関連して、文筆家の師岡カリーマ氏は4月16日の東京新聞コラムに、次のように書いている;


 ロシア軍の攻撃で灰のブロック群と化したウクライナの都市の惨状が、同じような目にあったシリアの町と酷似しているので、私は何年も前に見た映像をしばしば思い出す。どこだったかヨーロッパの国に避難したシリア人女性を、現地の女性が叱咤(しった)していた。「あなたは自国に留(とど)まって、戦うべきだった」。その声がいかにも確信に満ちていたので、「私だったら・・・戦える? いや、逃げるだろう」と複雑な気持ちになったものだ。ウクライナ難民にも彼女は同じことを言うだろうか。

 中東のような紛争多発地帯に生まれたからといって、暴力への耐性が強いわけでも、戦闘能力が高いわけでもない。戦争の狂気に直面する恐怖や人生を壊されて失うものの大きさは、アラブ人もスラブ人も同じだ。戦う宿命を負わせていい民族などいるはずがない。

 政府専用機でウクライナ避難民を移送し、生活費を支給するなどの待遇は日本政府にとって、国際注目度の高い戦争における「目に見える貢献」つまり一種のPR事業という側面も持つが、白人優遇の意図はなくても、残念ながら海外の非白人からはそう見える。

 欧州の人々が中東やアフリカの難民よりウクライナ難民に寛大なのは、同じ大陸ゆえの連帯感と説明できる。日本は違う。今後はより積極的に各国からの難民に門戸を開かないと、格好がつかないと思う。
(文筆家)


2022年4月16日 東京新聞朝刊 11版 29ページ 「本音のコラム-闘う宿命?」から引用

 自国が侵略されたら、戦うべきか逃げるべきか、人によってまた状況によって考え方は色々と思いますが、私は取りあえず抵抗を試みて、勝ち目がありそうなら戦うし、負けそうな場合は逃げるか降伏するか、とにかく生き延びる道を選択すると思います。一国の指導者にも、同様の思考が求められます。侵略してくる「敵」があってのことですから、当然駆け引きが必要であり、国土の防衛以上に重要なのは「国民の犠牲」を最小限に止めることだと思います。ゼレンスキー政権のようにアメリカから武器を供給してもらって徹底抗戦するとか、戦前の日本軍のように「最後の一兵まで戦う」などという玉砕戦法は、国民の命を無駄に犠牲にするものであって、避けるべきです。かつての戦争には色々不都合なことや不正義があったかも知れませんが、今日のように情報網が発達すれば、戦争の結果がどうあれ、どっちがどのような「不正義」をしたのかは、世界に報道されて記憶されるのですから、ほとぼりが覚めてから冷静な話し合いを行なえば、正しい国境線の策定やり直しとか、戦争被害の賠償とか、解決することは不可能ではないと思います。





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最終更新日  2022年05月04日 01時00分05秒
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